パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

茶髪

2010年06月14日 | 子供ネタ
6月14日(月)雨
高二の我が娘、校風自由の都立高校に通っている。
そりゃもうあなた、パーマに茶髪、つけまつげ。制服もあってないようなもの・・・
受験の頃、母上達がこぞって「都立はねぇ~~」とイヤそうに言ってたのはこういうことか!と
遅まきながら気付くワタクシ。
とはいえ、ワタクシ自身、ぢつはあまり気にはしていなかったりする。
そりゃ、可愛いらしいセーラー服を着て(いや、ホントここの制服は可愛いと思うのだ!)
真っ黒なストレートヘアーを風になびかせ、(あ!ポニーテールでも可)
つるんつるんのすっぴん素肌でニコニコ笑ってるような娘だといいなあとは思うが、
我が身を振り返った時に、高校時代って、いかに校則を破るか、
はたまた校則すれすれのところでお洒落を楽しむか、
そんなことばかり考えていた時期だった。
だからそう言う気持ちはすごくわかる。
しかし、我が夫は『茶髪禁止』を言い渡しており、娘は
「み~んな茶髪にしてるのにぃ~」とぼやく日々。
ま、彼女の「み~んな○○してる」というのは当てにはならない。
中学時代は「み~んな携帯持ってるのにぃ~」と言い続けていたが、
実際はクラスの半分くらいだったではないか!
そんな彼女が、得意の交換条件を言い出してきた。
「テストのクラス順位が一桁だったら茶髪にしてもいい?」
そんなことでパパの「茶髪禁止令」は解除にならんだろうと思っていたら、
案外あっさりと「よしっ!9位以内だったら許可する!」
母、少々拍子抜け・・・
あなたの信念はその程度なのか・・・
しかし、一年生最後の学年末テストは、「テスト期間中にライブが当たってしまった」という状況の中で
あえなく撃沈。
茶髪熱も冷めかけ、9位以内への情熱も薄れつつ、二年生最初の中間テストを迎える。
二年になり、文系に近づきかけた教科選択とか、クラス替えとか、さまざまな要因が重なり・・・
先週、先生との面談でもらってきた成績表には『5位』という輝かしい順位が!!
母は狂喜乱舞し、褒めちぎるが、本人は「去年のクラスって、すごく出来る子が多かったんだと思う。
今年の、このクラスはちょっとねぇ・・・」と、さほど喜んではいない。
とはいえ、茶髪の権利は、即、実行致しますとばかりに、ドラッグストアで調達。
そして、土曜の夜、夫は、まず妻の白髪をヘナで染め、
その後、休む間もなく娘の髪を染めてあげている。
中学生の頃も、夫に髪の毛を切ってもらったりもしてたし、
確かに夫は器用で、仕事が丁寧ではある。
妻のヘナ染めも毎回夫頼みであり、その丁寧な仕事ぶりを見て
「染毛はパパに限る」とでも思っていたのだろうか。
当たり前みたいに「次はアタシの髪をお願いします!」
「おとーさん、臭いっ!」とか「おとーさんのパンツと一緒に洗濯しないでっ!」とか
言いそうな年頃なのにねえ~
いや、ワタクシはそうでした。
高校時代、こうるさい父親がイヤでイヤでしょうがなかった。
いや、娘だって、年中夫にべったりというわけではない。
普段は、ツンツンしてるから、「パパごんのことを、都合のいい時だけ利用するんじゃないわよ!」と
母から怒られている。
それでも、夫の食べてる酒の肴に横から箸を出してみたり、
夫の飲みかけのペットボトルを平気で飲んだり。
夕べの夕食は、娘が作ったのだが(小遣い稼ぎである)
その時も、母より父を頼りにしている・・・
試験中も、母より父を頼りにし、問題を作ってもらったりしてる様子は、
父娘仲最悪のN田さんからみると、うらやましくてしょうがないと
大絶賛された。
狭いキッチンに二人並んでる後ろ姿を見たり(母は呑気にテーブルから眺めている)
髪を染めてもらいながらテレビ見てる娘を見たりして、
母はささやかな幸せを感じているのだ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする