11月21日(日)曇り

珍しく我が家に花が・・・
ここんとこ、カリカリしていた妻に、夫からのプレゼントである。
避難訓練に出る出ないで大げんかし、(しかし、結局出るところがワタクシの薩摩おごじょたるところだ)
朝食のおかずが無いと文句言われてぶち切れた妻であったが、
花の似合わない男ナンバーワンの夫が、花束を「ふむっ!」と差し出した時点で
笑ってしまう。
200円くらいの、季節外れのスイトピーで、しみじみ幸せになれる女って・・・
つくづく安上がりだ。
いや、かえって5千円くらいの豪華な花束もらったら、「もったいないっっ!
5千円もあったら、家族でスシローに行って、デザートまで食べられるのにっ!」
と逆切れするのは目に見えているので、賢明なチョイスである。
と、そんなことはどうでもいい。
夕べの話。
娘が「今、クラスで、っていうか、あたし達仲良し4人組でトランプが流行ってるの。
大富豪なんだけど、すっごいいろいろルールがあって、チョーおもしろいよ!
今夜、食事の後、3人でやろうよ!」
なんだか懐かしい記憶。
まだワタクシが小学校にも上がらない頃、我が家でトランプが流行り、
こたつで夕ご飯を食べ終わると、おもむろに父がこたつの天板(?)をひっくり返し、
緑色のフェルト生地のような上で、トランプが始まる。
始めは神経衰弱とか豚の尻尾とかババ抜きとか七並べとか幼児向けプレイだったが、
そのうち『51』にはまり、毎晩『51』で盛り上がっていた。
今振り返っても、幼児のワタクシは、果たして楽しかったのだろうか?疑問である。
その時の感情は思い出せない。
その頃、足し算ができていたとしたら、なぜ46の今、足し算がおぼつかないのだろう。
ま、そんなこともどうでもいい。
ってことで、夕べ、夫の手品用の高級トランプを持ち出し、大富豪が始まる。
しかし、ここで「やりたくない」とごねるヤツが約一名。
「オレ、焼酎を呑んだし、そもそも大富豪なんてずいぶんやってないから
もともとのやり方も思い出せない。」
娘「いいじゃん、いいじゃん、説明しながらやるからさぁ~」
妻「そうだよぉ~たかがトランプじゃん!」
夫ぼそっと、「負けたくない」
どんだけ負けず嫌いなんだ!!!
で、ゲームスタート!
いやはや、その昔、ワタクシがいとこ達とやっていた「大富豪」は何とシンプルだったことか。
娘達のルールの細かいこと細かいこと。
隣の人を飛ばす『5っ飛び』
隣の人に、出した枚数分あげる『7あげ』
出した枚数分捨てられる『10捨て』
同じマークが続いたら、そのマークしか出せないとか、
続きの数字(3、4)を出したら、次は5しか出せないとか。
一番衝撃的だったのが、同じカード4枚、あるいは同じマークの続き番号4枚を出すと
『革命』が起こり、強いカードが弱く、弱いカードが強くなると言う逆転ゲームになる。
せっかく『2』が二枚ある!と喜んでいたのが台無しということになるのだ。
焼酎のせいなのか、はたまた記憶力や順応性の欠如のせいか、夫、なかなかルールを飲み込めず
娘がゲラゲラ笑いながら「どうして、そのカードを今出すかなあ?」と
アドバイスしたりしている。
二日目の今夜もまた、夕食の後、トランプ大会である。
昔、ワタクシのやっていた『シンプル大富豪』は、貧民から成り上がっていくのは至難の業であった。
大富豪の取り立ては厳しく、貧民は搾取されて、『3』が3枚も4枚もあって、
ため息をつく日々だった。
しかし、娘達の『ルール盛りだくさん大富豪』は、じっくり作戦を練れば、
案外成り上がるのも楽だったりする。
たくさんある『3』が、革命によって最強カードに変わったりもする。
なんだか「こんな人生でも、まだまだ何とかなるよ」って感じで、結構おもしろい。
今夜の大富豪は、母。
しかし、油断大敵、明日は貧民に逆戻りかもしれぬ。
気合を入れて、明日のゲームに臨むとしよう・・・って、結局ワタクシも負けず嫌い・・・

珍しく我が家に花が・・・
ここんとこ、カリカリしていた妻に、夫からのプレゼントである。
避難訓練に出る出ないで大げんかし、(しかし、結局出るところがワタクシの薩摩おごじょたるところだ)
朝食のおかずが無いと文句言われてぶち切れた妻であったが、
花の似合わない男ナンバーワンの夫が、花束を「ふむっ!」と差し出した時点で
笑ってしまう。
200円くらいの、季節外れのスイトピーで、しみじみ幸せになれる女って・・・
つくづく安上がりだ。
いや、かえって5千円くらいの豪華な花束もらったら、「もったいないっっ!
5千円もあったら、家族でスシローに行って、デザートまで食べられるのにっ!」
と逆切れするのは目に見えているので、賢明なチョイスである。
と、そんなことはどうでもいい。
夕べの話。
娘が「今、クラスで、っていうか、あたし達仲良し4人組でトランプが流行ってるの。
大富豪なんだけど、すっごいいろいろルールがあって、チョーおもしろいよ!
今夜、食事の後、3人でやろうよ!」
なんだか懐かしい記憶。
まだワタクシが小学校にも上がらない頃、我が家でトランプが流行り、
こたつで夕ご飯を食べ終わると、おもむろに父がこたつの天板(?)をひっくり返し、
緑色のフェルト生地のような上で、トランプが始まる。
始めは神経衰弱とか豚の尻尾とかババ抜きとか七並べとか幼児向けプレイだったが、
そのうち『51』にはまり、毎晩『51』で盛り上がっていた。
今振り返っても、幼児のワタクシは、果たして楽しかったのだろうか?疑問である。
その時の感情は思い出せない。
その頃、足し算ができていたとしたら、なぜ46の今、足し算がおぼつかないのだろう。
ま、そんなこともどうでもいい。
ってことで、夕べ、夫の手品用の高級トランプを持ち出し、大富豪が始まる。
しかし、ここで「やりたくない」とごねるヤツが約一名。
「オレ、焼酎を呑んだし、そもそも大富豪なんてずいぶんやってないから
もともとのやり方も思い出せない。」
娘「いいじゃん、いいじゃん、説明しながらやるからさぁ~」
妻「そうだよぉ~たかがトランプじゃん!」
夫ぼそっと、「負けたくない」
どんだけ負けず嫌いなんだ!!!
で、ゲームスタート!
いやはや、その昔、ワタクシがいとこ達とやっていた「大富豪」は何とシンプルだったことか。
娘達のルールの細かいこと細かいこと。
隣の人を飛ばす『5っ飛び』
隣の人に、出した枚数分あげる『7あげ』
出した枚数分捨てられる『10捨て』
同じマークが続いたら、そのマークしか出せないとか、
続きの数字(3、4)を出したら、次は5しか出せないとか。
一番衝撃的だったのが、同じカード4枚、あるいは同じマークの続き番号4枚を出すと
『革命』が起こり、強いカードが弱く、弱いカードが強くなると言う逆転ゲームになる。
せっかく『2』が二枚ある!と喜んでいたのが台無しということになるのだ。
焼酎のせいなのか、はたまた記憶力や順応性の欠如のせいか、夫、なかなかルールを飲み込めず
娘がゲラゲラ笑いながら「どうして、そのカードを今出すかなあ?」と
アドバイスしたりしている。
二日目の今夜もまた、夕食の後、トランプ大会である。
昔、ワタクシのやっていた『シンプル大富豪』は、貧民から成り上がっていくのは至難の業であった。
大富豪の取り立ては厳しく、貧民は搾取されて、『3』が3枚も4枚もあって、
ため息をつく日々だった。
しかし、娘達の『ルール盛りだくさん大富豪』は、じっくり作戦を練れば、
案外成り上がるのも楽だったりする。
たくさんある『3』が、革命によって最強カードに変わったりもする。
なんだか「こんな人生でも、まだまだ何とかなるよ」って感じで、結構おもしろい。
今夜の大富豪は、母。
しかし、油断大敵、明日は貧民に逆戻りかもしれぬ。
気合を入れて、明日のゲームに臨むとしよう・・・って、結局ワタクシも負けず嫌い・・・