パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

お客さんのこと

2010年11月27日 | 給食当番
11月27日(土)晴れ

無事に『文化祭』での朗読も終わり、放送大学の通信課題も先ほど終了。
やっと落ち着いてパソコンの前に座れる。
さて、今、ワタクシの脳内の思考部分の大半を占めている『肉体労働』のこと。
まさに肉体労働なのですってば!
この年になって、雇ってもらえる数時間のパートといえば
介護関係か、掃除関係か、飲食関係しかないだろうと考えていた。
そりゃ立派な資格でも持っていれば、たった数時間だろうと、非肉体労働系職種もあるのだろうが
無資格の身としては、十分立場はわきまえているつもりである。
しかし、介護は絶対無理!
なるべくヒトと接するのを避けたいワタクシが、ヒト恋しそうな(偏見か?)じさまばさまとうまくやれるわけがない。
掃除も、友人T代さんのお友達の話を聞くと、かなり過酷。
あまりにきつくて、階段は一段とばしで掃除すると聞き、その時は爆笑したが、
今となっては笑えない。
で、飲食関係に手を出してしまった。
ひと月を過ぎ、やっと少しだけ慣れてきた今日この頃である。
HさんとKさんは、50人くらいのお客さんをほとんど憶えて、あだ名をつけては
毒舌でこきおろす。
彼女達は、ここの職員さん達のことが嫌いなようだ。
Hさん「めんどいでしょ?ここのヒト達って!!」
しかし、いわゆる超のつくエリートと言っても良い職業の方達ゆえの品格か
はたまた味覚がないのか(出た!まだ言うか!)
ワタクシのつたない料理に文句も言わず
黙々と食べてくださるだけで「いい人達じゃん!」と思っている。
Hさんは、「イマドキ550円ですよ。文句言わんと黙って食べろって話ですよ。
文句言われたら、こっちが『はぁ~??(怒)』ですよ!」と強気。
しかし、タダで提供してるわけではなく、550円といえどお金をいただいてるんだから、
最低限のものは出せるようにしようと心に誓うワタクシ。
初回のメイン料理は、最低以下だったと思う・・・二回目も合格ライン超えられず。
三回目だったか、『鶏の南蛮漬け』と『かに玉の野菜あんかけ』は、見た目が地味だったせいか
すごく余った・・・(その日の、我が家とHさんちの夕食になった・・・)
「わかめうどん!」「月見うどんにするかな」「カレー!」という注文の声に肩を落とした。
そしてリベンジを誓った木曜日の『揚げ鶏の薬味ソース』と『ビーフシチュー』
やっと無難にまとめられた感あり。
失敗といえば、ビーフシチューを13皿分しかとれなかったこと。
15人分作ったつもりだったのだが、ビーフシチューの注文の多さに気を良くして、
多めについだのが敗因か。
とはいえ、揚げ鶏はちゃんと16皿作れて完売したし、シチューも13皿完売。
大満足であった。
とはいえ、これはメニューに救われたというのが勝因で
来週月曜日の『鶏の唐揚げ』と『いかと野菜の高菜炒め』が少々心配。
自分が、実は高菜があまり好きでないせいか、「いかと野菜の高菜炒め」というものが
果たして美味しいのかすらもわからん。
イカと野菜を炒めて、高菜漬けで味付けってことにすればよいのか?
高菜チャーハンとか、我が夫は大好きだから、おっさん達にはウケるのか?
どなたか良いレシピをお持ちでしたら教えて下さいませ。(その際には、15人分の分量でお願いします)
おっさんで思い出したが、何かって言うとHさんが「おっさん・・・」と
ここのお客さんのことを言う。
一緒になって「あ~あのおっさんね」と思って話を聞いているが、
いやいや、どうみても、あのおっさん、ワタクシと同じくらいか、もしかしたら年下かもしれないと一瞬うっとなるが、
ま、あのおっさんもワタクシのことは「食堂のおばちゃん」と思ってるだろうから
おあいこである。
それにしても驚いたのは、ここの人達の食欲である。
我が夫は、小食のほうだと思う。
お弁当も今や一段で、半分ご飯、半分におかずがちんまりである。
我が実家でも、父も兄も、そんなにがっつり食べる人達ではなかった。
だから、どんぶり飯っつーか、がっつり食べる人っていうのは
育ち盛りの男の子か、肉体労働系の人だろうというイメージ。
ところが!!
ここでは、ご飯とお味噌汁は各自好きなだけよそおうことになっている。
見ると、大きなご飯茶碗に山盛りという認識を超えた山盛りにする人あり、
はたまた、カレー皿に山盛りご飯をついで「カレーくださいっ!」という人あり。
どこにカレーをついだらよいのですか?と聞きたくなるほどご飯山盛りである。
これにもKさんHさんお怒り。
「バカじゃないの!?ご飯は食べ放題なんだから、適度に盛っておいてカレーをついでもらって、
ご飯は勝手におかわりすればいいじゃない?
あんなに山盛りにごはんよそえば、カレーはちょっとしか入れられないでしょ。
ったく、頭悪いわ!」
確かに、あのご飯の盛り方は、品がないなあ~とは思う。
ずぼらなワタクシとしては、席に座ったら、おかわりの為に席を立つ面倒さもわからんではないが、
それにしても、『茶碗の高さよりもご飯の盛りが高い光景』を初めて見た。
珍百景に投稿したいくらいだ。
っていうか、何よりデスクワークの人が、そんなに食べていいのか?とまで思ってしまう。
はたまた、細い男の子が丼ものの時「普通の人より少なめについでください。」と
ごはんをちんまり盛った丼を差し出すと
それはそれで「若いんだからもっと食べなさいっ!」と背中を叩きたくもなる。
毎日来て、毎日『わかめうどん』と『月見うどん』の二人組というのもいる。
Kさん「ったく毎日毎日同じもので飽きないのかねえ~」
「定食は口に合わないが、食べに出掛けるのも面倒だし、うどんならまあ目をつぶれる範囲内」ということだろうかと勝手に予想してむかつく。
・・・ってな感じで、だんだんとお客さんの顔も見ながら仕事できるようになってきたのね、ワタクシも。
なんだかんだ言っても、少しずつ楽しくなってまいりました。
ご心配かけた方々、ご安心くださいませ。
コメント (10)
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