パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

小さなおじさん

2010年11月29日 | 本・マンガ・テレビ・映画
11月29日(月)

昨日やっと『1Q84』2巻を読了。
さんざん村上春樹氏のことは毒づいてきたので、今更『ハルキスト』宣言はしないが、
確かに「凄いなあ~この想像力、創造力、文才・・・」とは思う。
でも、あまりに褒めちぎると、今までの自分を否定するみたいで、負けたみたいで(誰に対してなんだか)
くやしいので、ここでは小さなおじさんについてだけ書く。
読んだ方はご存知でしょうが、この『1Q84』には、リトルピープルという小さなおじさん達が登場する。
小さなおじさんなんて表現すると、メルヘンチックで可愛い感じだが、
ぢつは『悪者』っぽい。
登場の仕方も、死んだヤギの口から、わらわらと6人に出てくるという不気味さ。
さらには、そこに立ち会った少女が頭の中で白雪姫を思い浮かべながら「でも一人足りない・・・」
すると、その脳内を読んで一人増やすという不気味さ。
いわゆる『小人』=善を覆される。
ワタクシ、自分が小人のようにチビなので、『小人』への思い入れは人一倍である。
なんせ、二年通った幼稚園のお遊戯会では、一年目『小人の靴屋』の小人役。
二年目「白雪姫と七人の小人』の小人役、二年連続で主役&準主役をはったくらいだからねっ。
仲良しだった有村病院の一人娘まさこちゃんは、白雪姫。
綺麗な白いドレスのまさこちゃんの横に、赤い毛糸帽に赤いセーターに赤いタイツの小人のワタクシ。
赤い小人達が並ぶ中、白い毛糸パンツを脱ぎ忘れたワタクシが写る集合写真・・・
チョー目立っている。
母の「どうして毛糸パンツを脱がなかったの?」という呆れた声を、40年経った今でも思い出せるくらいだ。
小学校の頃は佐藤さとるのコロボックルシリーズにのめりこみ、
自分の机の引き出しにコロボックルの部屋を作って、いつコロボックルがやってきてもいいようにスタンバイしてたくらいだ。
そんなワタクシだから、少々『小人』というワードには敏感。
いつだったか、ネットで「小さいおじさん」が話題になっていたことがあった。
芸能人達の間でも「見た」人がいるとか、ネットでの投書でも目撃情報が多数載っていた。
でも、ワタクシの目を引いたのは・・・
「身長147cmくらいのおじさんを見ました。ぎりぎり妖精じゃないですか?」という投書。
吹き出してしまった。
やはり、ワタクシはメルヘンやファンタジーよりも、こういうのが好きだわぁ~
コメント (12)
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