1月20日(木)晴れ

昨日、学校から帰ってきた娘が神妙な顔で聞く。
「前のおとうさんの血液型って何?」
彼女の口から「前のおとうさん」という言葉が出たのは初めてのことで
母は思わずドキッとする。
娘が1歳にならない頃に夫は家を出て行き、たま~に会うときも、
父親だという態度をとらず、不思議な関係が続いた。
しかし、変に大人びていた娘は、母に気を使ってか、はたまたおじいちゃんおばあちゃんに気を使ってか
「パパ」というフレーズを口にすることはなかった。
「パパはどうしていないの?」とか「パパがいればなあ~」なんてことは一度も言わなかった。
ただ一度、お誕生日プレゼントに何が欲しいかとおじいちゃんが聞いたら
「リカちゃんのパパのお人形」
おじいちゃんは「よしっ!実際のパパはなかなか手に入らないが(余計なお世話じゃ!)
リカちゃんのパパなら安いもんだ!」と
パパ+ふたごの弟達の人形まで買い与えていた・・・
そんな娘が、17歳になって初めて口にした「前のおとうさん」
母「何で?」
すると・・・なんのことはない、生物の授業で血液型の話になったらしいのだ。
娘はAB型である。ワタクシはA型、夫もA型である。
あとあとめんどくさいことになるのがいやだったようで、父親の欄は「B型」にしておいたと
こともなげに言うのがおかしかった。
その生物の先生、つい最近お子さんが生まれたそうで
「オレは○型で、奥さんは○型で、こたろうはまだ不明です。
△型(あり得ない血液型)でないことを祈ってる」的な笑い話をしたらしいのだが
娘とYちゃん(母子家庭)は
「まぢ笑えないし!」と冷めていたらしい・・・
まあ、「じつはおとうさんは本当のおとうさんじゃないのよ」という衝撃的な告白をするような環境でも過程でもなかったとはいえ、
そういうことを全く考えたこともなかった母は、少々自分のがさつさに唖然である。
以前、「Y崎君のランドセル」というタイトルで、
同じバツイチ仲間だったママの話を書いたことがあるが、
彼女のがさつさに匹敵するほどのがさつさである。
『生物』は、苦手な理系教科の中では結構好きなほうだったんだけどなあ~
そういえば、高校の時、その授業の後びっちゃんが「あたしって、誰と結婚してもAB型の子供って産めないんだ。」と衝撃を受けてたことだけ思い出す。
そんな思い出話をしながら、相変わらずひょうひょうとしてる娘を頼もしく思うのであった。

昨日、学校から帰ってきた娘が神妙な顔で聞く。
「前のおとうさんの血液型って何?」
彼女の口から「前のおとうさん」という言葉が出たのは初めてのことで
母は思わずドキッとする。
娘が1歳にならない頃に夫は家を出て行き、たま~に会うときも、
父親だという態度をとらず、不思議な関係が続いた。
しかし、変に大人びていた娘は、母に気を使ってか、はたまたおじいちゃんおばあちゃんに気を使ってか
「パパ」というフレーズを口にすることはなかった。
「パパはどうしていないの?」とか「パパがいればなあ~」なんてことは一度も言わなかった。
ただ一度、お誕生日プレゼントに何が欲しいかとおじいちゃんが聞いたら
「リカちゃんのパパのお人形」
おじいちゃんは「よしっ!実際のパパはなかなか手に入らないが(余計なお世話じゃ!)
リカちゃんのパパなら安いもんだ!」と
パパ+ふたごの弟達の人形まで買い与えていた・・・
そんな娘が、17歳になって初めて口にした「前のおとうさん」
母「何で?」
すると・・・なんのことはない、生物の授業で血液型の話になったらしいのだ。
娘はAB型である。ワタクシはA型、夫もA型である。
あとあとめんどくさいことになるのがいやだったようで、父親の欄は「B型」にしておいたと
こともなげに言うのがおかしかった。
その生物の先生、つい最近お子さんが生まれたそうで
「オレは○型で、奥さんは○型で、こたろうはまだ不明です。
△型(あり得ない血液型)でないことを祈ってる」的な笑い話をしたらしいのだが
娘とYちゃん(母子家庭)は
「まぢ笑えないし!」と冷めていたらしい・・・
まあ、「じつはおとうさんは本当のおとうさんじゃないのよ」という衝撃的な告白をするような環境でも過程でもなかったとはいえ、
そういうことを全く考えたこともなかった母は、少々自分のがさつさに唖然である。
以前、「Y崎君のランドセル」というタイトルで、
同じバツイチ仲間だったママの話を書いたことがあるが、
彼女のがさつさに匹敵するほどのがさつさである。
『生物』は、苦手な理系教科の中では結構好きなほうだったんだけどなあ~
そういえば、高校の時、その授業の後びっちゃんが「あたしって、誰と結婚してもAB型の子供って産めないんだ。」と衝撃を受けてたことだけ思い出す。
そんな思い出話をしながら、相変わらずひょうひょうとしてる娘を頼もしく思うのであった。