8月29日(月)曇り
帰省した時に、高校の友人二人と会う。
彼女達とは、会社勤めをしてる頃、一ヶ月に一度は集まって呑んだくれていた仲。
メンバーとしてはもう一人いるのだが、仕事で欠席。
「ゆみ」と「みどり」、そしてnの3人で、こじゃれた蔵造りのレストランでランチ。
ゆみが「ちょっと二人に聞いてもらいたいことがあるの。」と話しだす。
ゆみは、8年ほど前だったか、バツイチの人と結婚した(彼女は初婚)
彼には娘がおり、結婚当初から、ゆみは娘と彼との関係に戸惑ったり腹立てたりしていた。
みどりとワタクシには、ちょうど同じくらいの娘がおり、同じくらいの頃に離婚している。
よって、どちらかというとゆみの夫寄り、いや、立場的にはゆみの夫の前妻寄りなところもあり、
立場によっていろんな感情があるから大変だなあ~と思っていた。
とはいえ、十人十色、人生色々、離婚もいろいろ。
離婚後、ほとんど前夫とは接触をもたなかったワタクシ。
それに引きかえ、みどりは、自分こそ会わないものの「娘のパパだからね~」と言い、
しょっちゅう夫のもとに旅行させたりしていた。
夫のご両親からも他の孫同様の扱いをしてもらったという。
ゆみの夫は、娘に対する愛情&罪悪感からか、何かあるたびに娘にお金を渡す。
定期的に娘とデートし、
携帯が欲しいと言えば携帯を買ってやり、
使用料金も毎月払い、おこづかいも毎月あげ、
短大に入学すると言っては入学金を払い、
自動車教習所へ通うと言えばその費用も出す。
そのたびに、ゆみは生活費を切り詰めたり、自分の貯金を崩したりして工面してきた。
ゆみが彼と出会った時にはすでに離婚していたので、ゆみの中に罪悪感はない。
それゆえに、「ここまでするべきなのか?」という思いがいつも頭をよぎると言う。
夫は、自営業だが、ゆみも同じ関係の仕事をしてたこともあり、良き片腕として事務所を切り盛りしている。
しかしこの不景気の時代、なかなか生活は厳しいという。
そして今回、いよいよ夫の娘が結婚することになった。
ゆみとしては、ひと安心というか、もうこれでお金を工面せずに済むとホッとしたが・・・
なんと!!!この夫が、いくら包むと言ったと思います?
ワタクシは、話を聞きながら「またIさんったら、10万円とか20万円とか言ったんじゃないでしょうねえ~
とはいえ、もうこれで最後だから、ゆみもそれくらいは出してもいいんじゃないかなあ、腹は立つだろうけど。」と思った。
しかし・・・彼女の口から出た金額は・・・
「100万円出すって言うのよ!!!」
え?そんなに出すものですか、親って。
驚くワタクシ。
あまり驚かないみどり。
n「そもそも、自分の結婚式の時、自分の親から、そんなにもらった?」と聞くと、
ゆみは「全然よぉ~自分たちで全部出したわよ」
するとみどりさんが、少し申し訳無さげに「あたしは、双方の親からどんと出してもらったわ」
そうなのか・・・
離婚も色々、結婚式もいろいろなのですね・・・
離婚したのは二人の勝手で、子供に罪は無いが・・・
子供は父の経済力でのみ育てるわけではなかろう?
妻と夫が同じだけの負担で育てるのが理想だが、離婚してしまうと、やはり引き取ったほうの負担が大きくなるのは否めない。
我が前夫も、養育費こそ滞納することはなかったものの、それだけで娘が育ったって思うなよっ!!!(怒り再燃)
小学校に入学する時くらいは、何かお祝いがくるものだろうと思い、
ギリギリまで机とランドセルは買わなかったのに音沙汰無し。
そんなヤツが、娘の結婚式に100万包んだら「それくらいやって当たり前じゃ!」と遠慮なくいただくが、
ゆみの夫は、こまめに、十分に父親役も金銭的にもやってきてると思うなあ。
娘ヘの愛情も大切だが、少しばかり現妻への配慮がおざなりだなあ。
ゆみは「いぢわるな気持ちだけど、いっそ、結婚して遠くに行ってくれればいいのにと思ったんだけど、
これまた近くなのよねえ~嫁ぎ先。
またこれからさき、子供が産まれただの何だの、延々と続くのかなあ。」
続くんだろうなあ~
ゆみが言う。
「夫に、フィアンセを紹介するということで食事会をしたらしいんだけど
前妻も一緒の、4人で会ってるのよ。
さらには、夫の両親も、孫可愛さで良く会ったりしている。
そういう時、あたしはいつも外されてて・・・
一体、あたしは何なんだろうって思うわ。
子供もいないしねえ~
単なる仕事のパートナーみたい。
7月はすごく忙しくて、毎晩1時とか2時まで二人で仕事してたのよ。
夫の父親が倒れたときも、あたしが面倒見たし・・・
でも、あたしだけ、家族じゃないと思えるときがたくさんある。」
おそらく、ゆみの夫の前妻や娘は、パパのことを「誠実な責任感ある人」と思ってるだろう。
しかし、ゆみの立場にしてみると、少しそれは歪んだものになる。
ワタクシの前夫が不倫した時、「あなたは誠実じゃないっ!」と罵ったワタクシに
「でも、彼女からは誠実だと言われた」と言いやがった。
そりゃそうだろう、乳飲み子捨てて、離婚までして君と一緒になると言われりゃ
「遊びじゃなかったのね。誠実なお方!」となるだろう。
しかし、ワタクシや乳飲み子はどうなったと思ってるんだっ???
誠実とか責任感とか、ある意味、一種類しかない「正義」のような言葉だが、
立場によっては全く逆に思えることってあるんだよなあ~
こうなったら、自分が変わるしかないんだよねえ。腹立つけどさぁ。
帰省した時に、高校の友人二人と会う。
彼女達とは、会社勤めをしてる頃、一ヶ月に一度は集まって呑んだくれていた仲。
メンバーとしてはもう一人いるのだが、仕事で欠席。
「ゆみ」と「みどり」、そしてnの3人で、こじゃれた蔵造りのレストランでランチ。
ゆみが「ちょっと二人に聞いてもらいたいことがあるの。」と話しだす。
ゆみは、8年ほど前だったか、バツイチの人と結婚した(彼女は初婚)
彼には娘がおり、結婚当初から、ゆみは娘と彼との関係に戸惑ったり腹立てたりしていた。
みどりとワタクシには、ちょうど同じくらいの娘がおり、同じくらいの頃に離婚している。
よって、どちらかというとゆみの夫寄り、いや、立場的にはゆみの夫の前妻寄りなところもあり、
立場によっていろんな感情があるから大変だなあ~と思っていた。
とはいえ、十人十色、人生色々、離婚もいろいろ。
離婚後、ほとんど前夫とは接触をもたなかったワタクシ。
それに引きかえ、みどりは、自分こそ会わないものの「娘のパパだからね~」と言い、
しょっちゅう夫のもとに旅行させたりしていた。
夫のご両親からも他の孫同様の扱いをしてもらったという。
ゆみの夫は、娘に対する愛情&罪悪感からか、何かあるたびに娘にお金を渡す。
定期的に娘とデートし、
携帯が欲しいと言えば携帯を買ってやり、
使用料金も毎月払い、おこづかいも毎月あげ、
短大に入学すると言っては入学金を払い、
自動車教習所へ通うと言えばその費用も出す。
そのたびに、ゆみは生活費を切り詰めたり、自分の貯金を崩したりして工面してきた。
ゆみが彼と出会った時にはすでに離婚していたので、ゆみの中に罪悪感はない。
それゆえに、「ここまでするべきなのか?」という思いがいつも頭をよぎると言う。
夫は、自営業だが、ゆみも同じ関係の仕事をしてたこともあり、良き片腕として事務所を切り盛りしている。
しかしこの不景気の時代、なかなか生活は厳しいという。
そして今回、いよいよ夫の娘が結婚することになった。
ゆみとしては、ひと安心というか、もうこれでお金を工面せずに済むとホッとしたが・・・
なんと!!!この夫が、いくら包むと言ったと思います?
ワタクシは、話を聞きながら「またIさんったら、10万円とか20万円とか言ったんじゃないでしょうねえ~
とはいえ、もうこれで最後だから、ゆみもそれくらいは出してもいいんじゃないかなあ、腹は立つだろうけど。」と思った。
しかし・・・彼女の口から出た金額は・・・
「100万円出すって言うのよ!!!」
え?そんなに出すものですか、親って。
驚くワタクシ。
あまり驚かないみどり。
n「そもそも、自分の結婚式の時、自分の親から、そんなにもらった?」と聞くと、
ゆみは「全然よぉ~自分たちで全部出したわよ」
するとみどりさんが、少し申し訳無さげに「あたしは、双方の親からどんと出してもらったわ」
そうなのか・・・
離婚も色々、結婚式もいろいろなのですね・・・
離婚したのは二人の勝手で、子供に罪は無いが・・・
子供は父の経済力でのみ育てるわけではなかろう?
妻と夫が同じだけの負担で育てるのが理想だが、離婚してしまうと、やはり引き取ったほうの負担が大きくなるのは否めない。
我が前夫も、養育費こそ滞納することはなかったものの、それだけで娘が育ったって思うなよっ!!!(怒り再燃)
小学校に入学する時くらいは、何かお祝いがくるものだろうと思い、
ギリギリまで机とランドセルは買わなかったのに音沙汰無し。
そんなヤツが、娘の結婚式に100万包んだら「それくらいやって当たり前じゃ!」と遠慮なくいただくが、
ゆみの夫は、こまめに、十分に父親役も金銭的にもやってきてると思うなあ。
娘ヘの愛情も大切だが、少しばかり現妻への配慮がおざなりだなあ。
ゆみは「いぢわるな気持ちだけど、いっそ、結婚して遠くに行ってくれればいいのにと思ったんだけど、
これまた近くなのよねえ~嫁ぎ先。
またこれからさき、子供が産まれただの何だの、延々と続くのかなあ。」
続くんだろうなあ~
ゆみが言う。
「夫に、フィアンセを紹介するということで食事会をしたらしいんだけど
前妻も一緒の、4人で会ってるのよ。
さらには、夫の両親も、孫可愛さで良く会ったりしている。
そういう時、あたしはいつも外されてて・・・
一体、あたしは何なんだろうって思うわ。
子供もいないしねえ~
単なる仕事のパートナーみたい。
7月はすごく忙しくて、毎晩1時とか2時まで二人で仕事してたのよ。
夫の父親が倒れたときも、あたしが面倒見たし・・・
でも、あたしだけ、家族じゃないと思えるときがたくさんある。」
おそらく、ゆみの夫の前妻や娘は、パパのことを「誠実な責任感ある人」と思ってるだろう。
しかし、ゆみの立場にしてみると、少しそれは歪んだものになる。
ワタクシの前夫が不倫した時、「あなたは誠実じゃないっ!」と罵ったワタクシに
「でも、彼女からは誠実だと言われた」と言いやがった。
そりゃそうだろう、乳飲み子捨てて、離婚までして君と一緒になると言われりゃ
「遊びじゃなかったのね。誠実なお方!」となるだろう。
しかし、ワタクシや乳飲み子はどうなったと思ってるんだっ???
誠実とか責任感とか、ある意味、一種類しかない「正義」のような言葉だが、
立場によっては全く逆に思えることってあるんだよなあ~
こうなったら、自分が変わるしかないんだよねえ。腹立つけどさぁ。