7月20日(木)晴れ

「日本全都道府県完全制覇の旅」を掲げたのはいつのことか。
去年のことです。
しかし、愚娘が新潟へ就職したため、心配性の母は全国制覇をすっかり忘れ、時間と金を新潟へ通うために使い込みました。
ところが、愚娘ったらあっという間に出戻ってきちゃって・・・
ここにきて「はっ!夫の定年=九州へ帰る、まであと3年!東日本を制覇しとかねば!」
ということで、『行くぜ、東北!』
ツアーに申し込みます。娘同伴。
『五能線・白神山地青池・鶴の舞橋・角館・乳頭温泉郷と8つの味覚3日間』
てんこ盛り過ぎないかと、少々ビビリ気味での参加です。
でも、とってもリーズナブルなんですの。
何が目的って、ワタクシ、以前テレビで見た「青池」がメインイベントです。
これさえ見られれば良いのです。
そして、白地図を埋められれば大満足なのですから。
行程をご紹介しましょう。
1日目 新幹線やまびこにて新白河駅→厳美渓→八幡平→湯瀬温泉 (バス走行距離約450㎞)
2日目 鶴の舞橋→白神山地・十二湖・青池→五能線→田沢湖高原温泉 (バス走行距離315㎞)
3日目 乳頭温泉郷→角館・武家屋敷通り→秋田ふるさと村→中尊寺→新白河駅→やまびこにて東京へ(バス走行距離445㎞)
なかなかハードでしょう〜?
海の日17日の早朝、出発です。
人気のコースらしく、ワタクシ達はキャンセル待ちで滑り込みました。
バス二台、総勢90名越えでの旅です。
大体が、リタイアした中高年夫婦という感じか。
あと、同級生っぽいおばさま方6人組とか、仲良しおぢ3人組とか、姉妹組。
行程がハードな割には、ほとんどがバス移動ということもあってか、そもそもこういうツアーってのは中高年がターゲットなのか、
ワタクシ達母娘がおそらくは最年少と思われる。
孫(♂)とおばあちゃんというペアもおった。
添乗員さん(♀)が、ワタクシと娘のチョー好み。
年の頃なら45歳くらいか。マッシュルームカット(←後でこのヘアスタイルの訳を知る)で、少しぽっちゃり系。
腹の底から出す声が辺り一帯に響き渡る。
ニコニコ愛想いいタイプではなく、無表情で淡々と面白いことをぼそりという。
その無表情のまま「私は声が大きいので◯◯社の『アルプスの少女ハイジ』と呼ばれてます。
ですからこれから1号車の皆様のことはハイジチームとお呼びします。」
見ると彼女の持つ旗の先にはハイジの人形がゴロンとついておる。笑える。
はっ!彼女の髪型はハイジの髪型だったのかっ!似てね〜〜〜。
でも、言ったもん勝ちだから、旅の終わる頃にはワタクシ達母娘はこっそり「ハイジさん」と呼んでいる。
そして、最後のアンケート用紙には、彼女をべた褒めするのであった。
旅のスタートは新白河駅。
ここでバスに乗り換え「厳美渓」へ。

予習を全くしてないので、綺麗な渓谷らしいということだけで向かって・・・
ん?ん?ん?今、ハイジさんが「郭公だんご」って言った?「空飛ぶだんご」って言わなかった?
なんか懐かしい響きだわ。なんだったけ?
と思いながらバスから降りて渓谷へ向かうと、川の向こう岸からざるに乗っただんごがロープ伝って降りてくる。
これって、「水曜どうでしょう」で見たやつ!!!
娘と爆笑しながら動画を撮って夫に送ると速攻で夫「あそこ?」
妻「あそこ!」
すっかり気分が「どうでしょう」になった妻はお土産についついこんなものを。

次なる八幡平アスピーテライン。
前日まで東北地方も豪雨やらで大変だったようだが、この三日間は嘘のように最高のお天気。
しかし、さすが山の天気は変わりやすく、頂上に着く頃には霧で真っ白。
気温もぐっと下がって涼しいというより寒いっっっ!
大パノラマを楽しむどころか視界0m。
あ、アスピーテとは、楯を伏せたような形の火山を示す名称ってご存知でした?
ワタクシ、初めて知りました。
火山県出身なのにお恥ずかしい。

この後は、ひたすら走って今夜のお宿へ。
湯瀬温泉郷は、後ろに川、山を背負った趣ある静かな温泉郷。
夕食前に二人で少し散策。
ローカル線の汽車を見たり、前日までの大雨で増水した激流を見たり、今が満開の紫陽花を満喫したり。
夕食時には、おきまりのように地ビールを注文する娘。
お前はオヤジかッッッ!
母は可愛くサワーなんぞいただき、燻りがっこにきりたんぽ、稲庭うどんに舌鼓を打つ。
「カンナさーん!」が放送されてないという衝撃を受けつつ東北の夜は更けていく。

「日本全都道府県完全制覇の旅」を掲げたのはいつのことか。
去年のことです。
しかし、愚娘が新潟へ就職したため、心配性の母は全国制覇をすっかり忘れ、時間と金を新潟へ通うために使い込みました。
ところが、愚娘ったらあっという間に出戻ってきちゃって・・・
ここにきて「はっ!夫の定年=九州へ帰る、まであと3年!東日本を制覇しとかねば!」
ということで、『行くぜ、東北!』
ツアーに申し込みます。娘同伴。
『五能線・白神山地青池・鶴の舞橋・角館・乳頭温泉郷と8つの味覚3日間』
てんこ盛り過ぎないかと、少々ビビリ気味での参加です。
でも、とってもリーズナブルなんですの。
何が目的って、ワタクシ、以前テレビで見た「青池」がメインイベントです。
これさえ見られれば良いのです。
そして、白地図を埋められれば大満足なのですから。
行程をご紹介しましょう。
1日目 新幹線やまびこにて新白河駅→厳美渓→八幡平→湯瀬温泉 (バス走行距離約450㎞)
2日目 鶴の舞橋→白神山地・十二湖・青池→五能線→田沢湖高原温泉 (バス走行距離315㎞)
3日目 乳頭温泉郷→角館・武家屋敷通り→秋田ふるさと村→中尊寺→新白河駅→やまびこにて東京へ(バス走行距離445㎞)
なかなかハードでしょう〜?
海の日17日の早朝、出発です。
人気のコースらしく、ワタクシ達はキャンセル待ちで滑り込みました。
バス二台、総勢90名越えでの旅です。
大体が、リタイアした中高年夫婦という感じか。
あと、同級生っぽいおばさま方6人組とか、仲良しおぢ3人組とか、姉妹組。
行程がハードな割には、ほとんどがバス移動ということもあってか、そもそもこういうツアーってのは中高年がターゲットなのか、
ワタクシ達母娘がおそらくは最年少と思われる。
孫(♂)とおばあちゃんというペアもおった。
添乗員さん(♀)が、ワタクシと娘のチョー好み。
年の頃なら45歳くらいか。マッシュルームカット(←後でこのヘアスタイルの訳を知る)で、少しぽっちゃり系。
腹の底から出す声が辺り一帯に響き渡る。
ニコニコ愛想いいタイプではなく、無表情で淡々と面白いことをぼそりという。
その無表情のまま「私は声が大きいので◯◯社の『アルプスの少女ハイジ』と呼ばれてます。
ですからこれから1号車の皆様のことはハイジチームとお呼びします。」
見ると彼女の持つ旗の先にはハイジの人形がゴロンとついておる。笑える。
はっ!彼女の髪型はハイジの髪型だったのかっ!似てね〜〜〜。
でも、言ったもん勝ちだから、旅の終わる頃にはワタクシ達母娘はこっそり「ハイジさん」と呼んでいる。
そして、最後のアンケート用紙には、彼女をべた褒めするのであった。
旅のスタートは新白河駅。
ここでバスに乗り換え「厳美渓」へ。

予習を全くしてないので、綺麗な渓谷らしいということだけで向かって・・・
ん?ん?ん?今、ハイジさんが「郭公だんご」って言った?「空飛ぶだんご」って言わなかった?
なんか懐かしい響きだわ。なんだったけ?
と思いながらバスから降りて渓谷へ向かうと、川の向こう岸からざるに乗っただんごがロープ伝って降りてくる。
これって、「水曜どうでしょう」で見たやつ!!!
娘と爆笑しながら動画を撮って夫に送ると速攻で夫「あそこ?」
妻「あそこ!」
すっかり気分が「どうでしょう」になった妻はお土産についついこんなものを。

次なる八幡平アスピーテライン。
前日まで東北地方も豪雨やらで大変だったようだが、この三日間は嘘のように最高のお天気。
しかし、さすが山の天気は変わりやすく、頂上に着く頃には霧で真っ白。
気温もぐっと下がって涼しいというより寒いっっっ!
大パノラマを楽しむどころか視界0m。
あ、アスピーテとは、楯を伏せたような形の火山を示す名称ってご存知でした?
ワタクシ、初めて知りました。
火山県出身なのにお恥ずかしい。

この後は、ひたすら走って今夜のお宿へ。
湯瀬温泉郷は、後ろに川、山を背負った趣ある静かな温泉郷。
夕食前に二人で少し散策。
ローカル線の汽車を見たり、前日までの大雨で増水した激流を見たり、今が満開の紫陽花を満喫したり。
夕食時には、おきまりのように地ビールを注文する娘。
お前はオヤジかッッッ!
母は可愛くサワーなんぞいただき、燻りがっこにきりたんぽ、稲庭うどんに舌鼓を打つ。
「カンナさーん!」が放送されてないという衝撃を受けつつ東北の夜は更けていく。