11月21日(土)晴れ
夢を見ていたのはいつのことでしたか。
遠い日のようであり、昨日のことのようであり。
・・・と、未だショックから立ち直れないでいるnです。
ええ、今月の話ですよ。
「終のすみか」探しをしているワタクシの前に、夢のような素敵物件が現れた話。
すぐにその不動産屋さんにメールをしまして、内見を希望しました。
すると、返信には、希望者殺到を匂わせる文面と、ふるいにかけるのだろうと思われる購入予算や現在の住まい等の質問。
なるべく感じ良く、でも正直に真摯にお答えしたつもり。
そして・・・「こちらの物件は現在、民宿として営業しております。
ご予約の内容を確認の上、ご案内できる日程を改めてお知らせ致します。
もうしばらくお待ちください。」という返事をもらう。
ワタクシがその物件を見たのはおそらくアップされた直後だったと思われ、その翌日あたりにはもうその物件はサイトから降ろされていた。
う〜む・・・希望者殺到につき募集を打ち切ったのかしら、やっぱり商売を考えている人や企業からの引き合いが多いのかしら、そうだとしたらわたしらに勝ち目はないのかしら。
そんなことを考えたり、はたまたもしもこの家に住めたらと夢を見たりして過ごす。
10日ほど過ぎて、とうとう我慢できずまた不動産屋さんへメールしてみる。
民宿(というか貸別荘みたいな感じだ)は、いつまで営業されるのかとか、
申し込み殺到ということだったが、よもや金額が上がるのかとかを、やんわり聞いてみる。
そして来たお返事が・・・
お世話になります。とても素敵なメールをありがとうございます。
あちらの物件を、そのように大切に思ってくださるお気持ちがとてもうれしかったです。
お待たせしており、申し訳ございません。お問い合わせが多いから…という理由ではなく、
売却の際に掛かる経費や税金などの関係で、価格の見直しを行なっている最中でございます。
時期が訪れましたら改めて情報公開を行う予定ではございますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
nさまのように、あの物件を大切に引き継いでくださる方にお譲りできる事が、家主さま、私共の何よりの願いです。
引き続きよろしくお願いいたします
こちらのやんわりに匹敵するようなやんわりしたお返事。
しかし、その中にピリッと「価格の見直し」なる言葉。
やっぱりね〜〜〜上がるよね〜〜〜
と思いながらも、この間に、ワタクシ3回こちらの物件を現地に見に行ってしまった。
ゲストハウスとしてのHPを見るに、この3連休辺りからの予約しか入っていない。
ということは、今なら誰もいないはず!と思って、遠くから眺めるつもりで行ったら、裏口から覗けて、見れば見るほど素敵で、想いは募るばかり。
2回目には夫を連れて行き、また覗く。
3回目には従姉を連れて行き、また覗く。
ストーカーかっ!?
それくらいワタクシ、この物件に恋し焦がれておったのだ。
そしてまた一週間過ぎた頃、日参しているH Pにあの物件が再掲載。
なんとウン百万円も値上がりしておる。
ず〜んと落ち込んだ直後、不動産屋さんからもメール「価格を改定して本日公開いたしました。ぜひ、ご検討くださいますよう、お願い申し上げます。」
検討はもうできません。
不動産屋さんとは、こういうものなのね。
売れない物件は値下げして、売れそうな問い合わせ殺到するような物件は値上げするのね。
値下げの物件には大きく「価格改定!」と出すけど、値上げの物件は、まるで初掲載のような顔して出すのね。
一度目の掲載を見た者たちは「へ?あれれ?」と思うけど、そういうのは無視して、新規の希望者をターゲットにすればいいの。
いくら悪態ついたところで、まだ諦めきれないというのも事実で、毎日H P覗きに行っては「あ、まだ掲載されてる。買い手が確定してないってことね。」と確認して変な安堵感抱いたり。
夫も従姉も娘も、この不動産屋さんのやり口はおかんむりで(もちろんワタクシが一番プンプン丸なのだが)
娘に至っては「値上げしたせいで売れなきゃいいのにっ!」
母はそれを聞きながら「売れなきゃいいのに・・・売れなきゃいいのに・・・そしてこんなに焦がれていたあたしを思い出して欲しい」と、捨てられても捨てられてもすがる女のようなうっとおしい気持ちを捨てきれないでいる。
「値上げなんかして悪かった。また値は元に戻すから買ってくれないか?」と言われたら喜んでホイホイ買ってしまう。
ああ、齢56にして初めて、心の底から惚れた男がダメンズで、でも別れられない女の気持ちがわかる。
しょうがないのよ、好きなんだもの・・・とつぶやくのだ。
こんな女にありがちな「似てる男を探す」というのももちろんやっている。
似ている間取り、似ている古さ加減の物件を探して見に行って「違う、全然違う・・・」
似てる男を探して、自分好みの男に仕立て上げてみせる!と今は思っているけど、HPからあの物件が消えない限り、別の物件のことは愛せないような気がして・・・こわい。
今まで、そんな女たちを心底軽蔑しててごめんと今ここで謝ります。
今日の一枚は・・・
あ、ここじゃないですよ、ワタクシの恋する物件は。
こちらはスタバの鹿児島仙巌園店。
島津家の金山鉱業事業所をリノベーションした店舗なの。とても素敵。
夢を見ていたのはいつのことでしたか。
遠い日のようであり、昨日のことのようであり。
・・・と、未だショックから立ち直れないでいるnです。
ええ、今月の話ですよ。
「終のすみか」探しをしているワタクシの前に、夢のような素敵物件が現れた話。
すぐにその不動産屋さんにメールをしまして、内見を希望しました。
すると、返信には、希望者殺到を匂わせる文面と、ふるいにかけるのだろうと思われる購入予算や現在の住まい等の質問。
なるべく感じ良く、でも正直に真摯にお答えしたつもり。
そして・・・「こちらの物件は現在、民宿として営業しております。
ご予約の内容を確認の上、ご案内できる日程を改めてお知らせ致します。
もうしばらくお待ちください。」という返事をもらう。
ワタクシがその物件を見たのはおそらくアップされた直後だったと思われ、その翌日あたりにはもうその物件はサイトから降ろされていた。
う〜む・・・希望者殺到につき募集を打ち切ったのかしら、やっぱり商売を考えている人や企業からの引き合いが多いのかしら、そうだとしたらわたしらに勝ち目はないのかしら。
そんなことを考えたり、はたまたもしもこの家に住めたらと夢を見たりして過ごす。
10日ほど過ぎて、とうとう我慢できずまた不動産屋さんへメールしてみる。
民宿(というか貸別荘みたいな感じだ)は、いつまで営業されるのかとか、
申し込み殺到ということだったが、よもや金額が上がるのかとかを、やんわり聞いてみる。
そして来たお返事が・・・
お世話になります。とても素敵なメールをありがとうございます。
あちらの物件を、そのように大切に思ってくださるお気持ちがとてもうれしかったです。
お待たせしており、申し訳ございません。お問い合わせが多いから…という理由ではなく、
売却の際に掛かる経費や税金などの関係で、価格の見直しを行なっている最中でございます。
時期が訪れましたら改めて情報公開を行う予定ではございますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
nさまのように、あの物件を大切に引き継いでくださる方にお譲りできる事が、家主さま、私共の何よりの願いです。
引き続きよろしくお願いいたします
こちらのやんわりに匹敵するようなやんわりしたお返事。
しかし、その中にピリッと「価格の見直し」なる言葉。
やっぱりね〜〜〜上がるよね〜〜〜
と思いながらも、この間に、ワタクシ3回こちらの物件を現地に見に行ってしまった。
ゲストハウスとしてのHPを見るに、この3連休辺りからの予約しか入っていない。
ということは、今なら誰もいないはず!と思って、遠くから眺めるつもりで行ったら、裏口から覗けて、見れば見るほど素敵で、想いは募るばかり。
2回目には夫を連れて行き、また覗く。
3回目には従姉を連れて行き、また覗く。
ストーカーかっ!?
それくらいワタクシ、この物件に恋し焦がれておったのだ。
そしてまた一週間過ぎた頃、日参しているH Pにあの物件が再掲載。
なんとウン百万円も値上がりしておる。
ず〜んと落ち込んだ直後、不動産屋さんからもメール「価格を改定して本日公開いたしました。ぜひ、ご検討くださいますよう、お願い申し上げます。」
検討はもうできません。
不動産屋さんとは、こういうものなのね。
売れない物件は値下げして、売れそうな問い合わせ殺到するような物件は値上げするのね。
値下げの物件には大きく「価格改定!」と出すけど、値上げの物件は、まるで初掲載のような顔して出すのね。
一度目の掲載を見た者たちは「へ?あれれ?」と思うけど、そういうのは無視して、新規の希望者をターゲットにすればいいの。
いくら悪態ついたところで、まだ諦めきれないというのも事実で、毎日H P覗きに行っては「あ、まだ掲載されてる。買い手が確定してないってことね。」と確認して変な安堵感抱いたり。
夫も従姉も娘も、この不動産屋さんのやり口はおかんむりで(もちろんワタクシが一番プンプン丸なのだが)
娘に至っては「値上げしたせいで売れなきゃいいのにっ!」
母はそれを聞きながら「売れなきゃいいのに・・・売れなきゃいいのに・・・そしてこんなに焦がれていたあたしを思い出して欲しい」と、捨てられても捨てられてもすがる女のようなうっとおしい気持ちを捨てきれないでいる。
「値上げなんかして悪かった。また値は元に戻すから買ってくれないか?」と言われたら喜んでホイホイ買ってしまう。
ああ、齢56にして初めて、心の底から惚れた男がダメンズで、でも別れられない女の気持ちがわかる。
しょうがないのよ、好きなんだもの・・・とつぶやくのだ。
こんな女にありがちな「似てる男を探す」というのももちろんやっている。
似ている間取り、似ている古さ加減の物件を探して見に行って「違う、全然違う・・・」
似てる男を探して、自分好みの男に仕立て上げてみせる!と今は思っているけど、HPからあの物件が消えない限り、別の物件のことは愛せないような気がして・・・こわい。
今まで、そんな女たちを心底軽蔑しててごめんと今ここで謝ります。
今日の一枚は・・・
あ、ここじゃないですよ、ワタクシの恋する物件は。
こちらはスタバの鹿児島仙巌園店。
島津家の金山鉱業事業所をリノベーションした店舗なの。とても素敵。