2月17日(水)曇りのち雨のち雪時々晴れ
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我が街は高台にあり、どこへ行くにも坂道を避けては通れない。
よって自転車の文化はあまりないかなあ。
東京で、どこまでも自転車で走れることに感動した。
が、ちょっとゆえあってこのたび自転車を購入することに。
それも、この坂道の街を考慮して「電動アシスト自転車」である。
ちゃんとした自転車屋さんで買いたい夫と、量販店で安くあげたい妻。
乗るのはあたしじゃ!
ここの量販店には前に下見に来て、チョーお得価格の電動バイシクルがあった・・・はず・・・
あれ?無い。
梱包してある自転車が二台。どうやら売れてしまったらしい。
がっくりしている妻。
夫がお店の人に何か聞いている。
どうやら、この価格はチョー破格値だったようで、でも他の店舗にならまだあるかもしれないとのこと。
よしっ!次行ってみよーっ!
自転車コーナーを見てみるに・・・無い・・・そうだよね〜破格値だものね〜
こちらにも梱包してある自転車が二台。一歩も二歩も遅かったのかっ。
夫がまたお店の男性に聞いている。
声がビンビン響くこの若者、目をクリンクリンさせながら「これは今、入ってきたばかりのものです。お値段調べてきますね!」
走って帰ってきて・・・例の破格値をのたまう。
妻「これに決めますっ!」
夫よ、グッジョブ!君が聞いてくれなかったら諦めて、高い上に色も嫌いな色のヤツにするとこだったよ。
と、ここからだ!!!
妻「自転車、配送していただきたいのですが。」
若者「自転車の配送はやっていないんですよ!」
え〜っ!どうしろというのか。
子供用チャリならともかく、あるいは大きな自家用車ならともかく、ワタクシのコンパクトな軽乗用車に立派な電動アシスト自転車が乗るわけがない。
じゃあ自転車に乗って帰れってか?
安い自転車求めて、♪思えば遠くへ来たもんだ〜ってなワタクシ達なのです、自転車で帰れる距離では無いのです。
悩むワタクシ達に若者「軽トラックの90分無料貸出やってます。積み込みのお手伝いまで致します。」
では、それでお願いします。
と、文章で書く分には、気の利いた若者のように思えるでしょう。
しかし、じわじわと、この若者が少々めんどくさいタイプの、「僕が僕が!」タイプの子で、可愛がられるかウザがられるかきわどいラインの子に思えてくる。
ワタクシ達の接客をしている最中なのに、少々のスキマ時間を別のお客さんの応対をしてしまい、挙句やり方がわからず「忘れちゃった!」とかわいこぶっておばちゃん店員に引き継いでもらったり、
ワタクシ達を引き連れて軽トラの貸し出しコーナーへ行くときも、声高らかに「いらっしゃいませ〜」と対向者にお声がけ。
後ろからついて歩くワタクシ達のことも考えてくれ。
バタバタバタバタ急いでる風な割にはめっちゃ時間がかかり、やっと軽トラまでチャリ持って移動。
車のキーが違う。
二台縦列駐車している前の車の鍵らしい。
慌ててまた取り替えに走る。
しかし、結局は前の車らしく、後ろの車は他の部署の子が移動してくれ、やっと積み込み作業にはいる。
軽トラの荷台に自転車立ててロープを通し始める。
一抹の不安。
我が町は曲がりくねった急な坂道を登り続けたところにあるのだ。
ましてや運転は我が夫。プロドライバーではない。
同じ不安を抱いたらしい夫が静かに「寝かせてください」
若者、響きわたるお声で「あ、倒しちゃっていいですか!」
定年後の再就職のようなおぢに色々指示する態度が偉そうで鼻につく。
「僕がやりますから!僕が、僕が、、、」
しかし、素人目に見ても、この梱包が危ういのはわかり不安が募る。
手を出したくてうずうずしている夫は若者の目を盗んではこちら側のロープをきつく締め直したりしている。
なんだかもうめちゃくちゃに、ぐるぐるにロープを巻きつけたのはいいが、最後結ぶのがうまくいかない。
とうとう誰かに助けを求めようとし、おぢに呼んでくるように指図。
しかしおぢ「見つかりませんでした!」
若者が携帯で誰かに助けを乞うも誰も出てこない。
本当にこういう量販店での人不足は目に明らかなのではあるが、もしやこの若者が少々ウザがられているのではないかとかわいそうになったり、いやいや同情してる場合じゃない、ワタクシの自転車、無事にうちに持って帰れるのかと不安になったり。
とうとう店長に電話して「今、軽トラで帰る方の自転車を積んでるんですが、僕、ロープを結べなくて・・・」
その間に、夫とおぢで何とか結んでた。
若者「あ、できましたね〜大丈夫だと思いますっ!」ってお前が言うな!
妻冷ややかに「今から90分でいいのよね!」
若者「はいっ!」
ワタクシの軽乗用車よりさらに乗り心地の悪い軽トラで、ドキドキしながら運搬。
無事に到着。良かった良かった。
で、今日、雨と雪と雹の合間をぬって乗ってみた。
知ってます?電動アシスト自転車の乗り心地。
自分が競輪選手になった気分を味わえます。
ひと漕ぎ目が軽いし、オッソロしい急な坂道もスイスイ、まさにスイスイ(二回目)
介護ロボットで力持ちになった気分が味わえるらしいが、今ストンとそのことが理解できる気がする。
まぢでびっくりでした。
東京で、ママ達が、前にも後ろにもお子を乗せて元気に走ってたけど、あれは若さだけじゃなくて電気の力を借りていたのね!
少々の電気は食うとしてもガソリンよりは全然お得だろうから、あたしゃこれでどこまででも走るよと思う雪の日であった。
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我が街は高台にあり、どこへ行くにも坂道を避けては通れない。
よって自転車の文化はあまりないかなあ。
東京で、どこまでも自転車で走れることに感動した。
が、ちょっとゆえあってこのたび自転車を購入することに。
それも、この坂道の街を考慮して「電動アシスト自転車」である。
ちゃんとした自転車屋さんで買いたい夫と、量販店で安くあげたい妻。
乗るのはあたしじゃ!
ここの量販店には前に下見に来て、チョーお得価格の電動バイシクルがあった・・・はず・・・
あれ?無い。
梱包してある自転車が二台。どうやら売れてしまったらしい。
がっくりしている妻。
夫がお店の人に何か聞いている。
どうやら、この価格はチョー破格値だったようで、でも他の店舗にならまだあるかもしれないとのこと。
よしっ!次行ってみよーっ!
自転車コーナーを見てみるに・・・無い・・・そうだよね〜破格値だものね〜
こちらにも梱包してある自転車が二台。一歩も二歩も遅かったのかっ。
夫がまたお店の男性に聞いている。
声がビンビン響くこの若者、目をクリンクリンさせながら「これは今、入ってきたばかりのものです。お値段調べてきますね!」
走って帰ってきて・・・例の破格値をのたまう。
妻「これに決めますっ!」
夫よ、グッジョブ!君が聞いてくれなかったら諦めて、高い上に色も嫌いな色のヤツにするとこだったよ。
と、ここからだ!!!
妻「自転車、配送していただきたいのですが。」
若者「自転車の配送はやっていないんですよ!」
え〜っ!どうしろというのか。
子供用チャリならともかく、あるいは大きな自家用車ならともかく、ワタクシのコンパクトな軽乗用車に立派な電動アシスト自転車が乗るわけがない。
じゃあ自転車に乗って帰れってか?
安い自転車求めて、♪思えば遠くへ来たもんだ〜ってなワタクシ達なのです、自転車で帰れる距離では無いのです。
悩むワタクシ達に若者「軽トラックの90分無料貸出やってます。積み込みのお手伝いまで致します。」
では、それでお願いします。
と、文章で書く分には、気の利いた若者のように思えるでしょう。
しかし、じわじわと、この若者が少々めんどくさいタイプの、「僕が僕が!」タイプの子で、可愛がられるかウザがられるかきわどいラインの子に思えてくる。
ワタクシ達の接客をしている最中なのに、少々のスキマ時間を別のお客さんの応対をしてしまい、挙句やり方がわからず「忘れちゃった!」とかわいこぶっておばちゃん店員に引き継いでもらったり、
ワタクシ達を引き連れて軽トラの貸し出しコーナーへ行くときも、声高らかに「いらっしゃいませ〜」と対向者にお声がけ。
後ろからついて歩くワタクシ達のことも考えてくれ。
バタバタバタバタ急いでる風な割にはめっちゃ時間がかかり、やっと軽トラまでチャリ持って移動。
車のキーが違う。
二台縦列駐車している前の車の鍵らしい。
慌ててまた取り替えに走る。
しかし、結局は前の車らしく、後ろの車は他の部署の子が移動してくれ、やっと積み込み作業にはいる。
軽トラの荷台に自転車立ててロープを通し始める。
一抹の不安。
我が町は曲がりくねった急な坂道を登り続けたところにあるのだ。
ましてや運転は我が夫。プロドライバーではない。
同じ不安を抱いたらしい夫が静かに「寝かせてください」
若者、響きわたるお声で「あ、倒しちゃっていいですか!」
定年後の再就職のようなおぢに色々指示する態度が偉そうで鼻につく。
「僕がやりますから!僕が、僕が、、、」
しかし、素人目に見ても、この梱包が危ういのはわかり不安が募る。
手を出したくてうずうずしている夫は若者の目を盗んではこちら側のロープをきつく締め直したりしている。
なんだかもうめちゃくちゃに、ぐるぐるにロープを巻きつけたのはいいが、最後結ぶのがうまくいかない。
とうとう誰かに助けを求めようとし、おぢに呼んでくるように指図。
しかしおぢ「見つかりませんでした!」
若者が携帯で誰かに助けを乞うも誰も出てこない。
本当にこういう量販店での人不足は目に明らかなのではあるが、もしやこの若者が少々ウザがられているのではないかとかわいそうになったり、いやいや同情してる場合じゃない、ワタクシの自転車、無事にうちに持って帰れるのかと不安になったり。
とうとう店長に電話して「今、軽トラで帰る方の自転車を積んでるんですが、僕、ロープを結べなくて・・・」
その間に、夫とおぢで何とか結んでた。
若者「あ、できましたね〜大丈夫だと思いますっ!」ってお前が言うな!
妻冷ややかに「今から90分でいいのよね!」
若者「はいっ!」
ワタクシの軽乗用車よりさらに乗り心地の悪い軽トラで、ドキドキしながら運搬。
無事に到着。良かった良かった。
で、今日、雨と雪と雹の合間をぬって乗ってみた。
知ってます?電動アシスト自転車の乗り心地。
自分が競輪選手になった気分を味わえます。
ひと漕ぎ目が軽いし、オッソロしい急な坂道もスイスイ、まさにスイスイ(二回目)
介護ロボットで力持ちになった気分が味わえるらしいが、今ストンとそのことが理解できる気がする。
まぢでびっくりでした。
東京で、ママ達が、前にも後ろにもお子を乗せて元気に走ってたけど、あれは若さだけじゃなくて電気の力を借りていたのね!
少々の電気は食うとしてもガソリンよりは全然お得だろうから、あたしゃこれでどこまででも走るよと思う雪の日であった。