紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

竹富島便り・5(追記あり)

2006-04-04 12:19:54 | 5・旅の日記
港でみんなを見送った後、多美ちゃんにバイクの後ろに乗せてもらって、集落の真ん中まで行きおろしてもらう。
人のバイクの後ろに乗るのは、生まれて初めて。
ああ、一人になっちゃった。半日どこへ行こうかと歩いていたら、そこへ自転車に乗ってやってきたのは、孫のTちゃん。



「どこへ行くの?」と声をかけたら、「どこへも行かない。」というので、案内をしてもらうことに。

Tちゃんが通う小学校。花が咲き乱れ、ガジュマルの木がどーんと植わっている。校舎もかわいい。



またなごみの塔に行く。(写真トップ)
そんなに高くないのに、この塔に登ると、あたりが見渡せるのである。

それから、こぼし文庫に案内してもらう。私設図書館という感じかな。縁側からこっそり中をのぞかしてもらった。Tちゃんもここで本を借りるそうである。

追記)
カワウラ氏のコメントを見て、調べたところ、この「こぼし文庫」のある建物は、30年ほど前に、竹富島の伝統文化の魅力に惹かれた随筆家、岡部伊都子さんが別荘として建てたそうだ。その家を島に譲り、「こぼし文庫」として島の子どもたちが本を読んだり、勉強をしたりできるように提供されたそうだ。岡部さんは「こぼし文庫」にいまも本を送り続けているという。



あちこちで見た花。ブーゲンビリアとハイビスカス。



そうして、Tちゃんと半日過ごし、2:15の船で竹富島を出た。島が遠ざかっていくのを、船の窓からずうっと見ていた。

マジ 見とけ 竹富島       トントン作(回文)
 (マジミトケタケトミジマ)



そして、石垣島空港から、福岡経由で東京に帰ってきた。
ほんとうに楽しい旅であった。


◆竹富島便り・