紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

三浦雄一郎さんのこと

2006-04-17 08:48:11 | 8・山と旅の思い出
また高度順化の話し。
この間、テレビで三浦雄一郎さんがトレーニングしている姿が映し出された。
70歳でエベレスト登頂した彼は、また75歳でもエベレストに登って、エベレスト登頂最高年齢記録をぬりかえようとしている。

気圧を調整した部屋で、トレーニングのために、40kgのリュックを背負い、ウォーキングマシーンで歩いていた。
そこは、空気が薄く、ちょうど平地の半分くらいに調整されているそうだ。
アナウンサーの人は、ちょっとしゃべっているだけなのに、息が荒くなるといっていた。

でも、驚いたのは、そこで歩くトレーニングしていることではない。
その部屋で夜も過ごし、寝泊まりもしていることだ。トレーニングマシーンのとなりに、布団がたたんで置いてあった。
そうやって、高度順化のトレーニングを積んでいる。

閉所恐怖症気味の私は、それを見て、もうたまげてしまった。部屋の狭さというよりも、きっちり閉まった外気のない部屋で夜も寝るなんて、私にはとっても無理。
部屋でトレーニングをすることはできるけど、寝泊まりするなんて、考えられない。

最高年齢の記録を樹立するというのは、そう簡単にはできないのだなあ。
何事も、目的を達成するためには、努力が必要。

(写真:一昨年立山(雄山)からの下り。よく見るとスキーを持って登っている人がいる。この時も、頂上(3003m)までは、なんともなく、下ってから頭痛がおきた。高山病は少ししてからあらわれるのか? という話しになったが、結局結論は出なかった。)