紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

暑い一日

2007-06-18 06:47:27 | 22・両親のこと
梅雨入りしたというのに、昨日は暑かった~。
チャリ子で出かけたのだけど、母が入院している高井戸の病院というと、すぐ近くという感じで行ったのが甘かった。
ヨセミテに出発する良流娯さんに、調布駅まで軽アイゼンを持っていってあげて、(あ~、もうアメリカに着いているなあ)その後、西荻窪のトントン宅に直行。昼ご飯をごちそうになって(サンキュー!)、それから、高井戸の病院に。

いつのものように、母とお茶を飲み、園内を散歩して、4時頃、病院を出て家に帰ったのだけど、途中で横っ腹が痛くなり、家に帰ったとたん、バタリとのびてしまった。30分くらいで治ったのだけど、その間は、けっこう苦しかった。

原因を考えた。近いので、水を持っていったのだけど、ほとんど飲まずにトントンの家にいった。そこで、アイスティーと麦茶をがばっと大量に飲んだ。それがいけなかったかも。
きのうのように暑い日は、のどが乾く前に飲むのが必要と、昨日の新聞にも書いてあった。
昨日の記事によると、
<運動前に250m㍑~500m㍑。その後、200m㍑~250m㍑くらいの水を1時間に2~4回とる>
といいそうである。
ということは、5時間山に登るには、1.5㍑から2㍑の水分が必要ということになる。
そして、水ではなくて、スポーツドリンクの方が、吸収されやすい。
今日の原因はよくわからないけど、来週も山に行くし、水分補給については気をつけよう。

昨日の走行距離=28.9km



(写真トップ:くつろぐカモたち)

ヨセミテの旅

2007-06-16 05:54:49 | 8・山と旅の思い出
とうとう今年私は行きそびれたアメリカのヨセミテ国立公園。
明日、良流娯さんと娘のCHIKAちゃんが出発する。

ほんとうに1年先のことはわからないなあ。
ちょうど1年前、毎朝早起きして、ヨセミテの宿の予約をしていた。ヨセミテロッジにどうしても泊まりたくて。
ちょうど1年前から予約を受け付けているので、受付と同時に予約を入れたのだ。

そんな1年も前から予約する人なんて、めったにいないと思うでしょう?
ところが、いっぱいいるんだね。毎日その日数時間のうちに、ほぼ予約完了となるのだから。その後は、運がよければ、キャンセルが出ると同時に再度予約をいれると、泊まることができる。
広々とした国立公園に、ロッジはぽつんぽつんといくつかあるだけなので、倍率も当然高くなる。でもそれだからこそ、公園内の自然が守られるのだ。

2004年に娘といったヨセミテの写真を何枚かアップする。もう一度登りたかったハーフドーム。





上から1500m下の谷を見下ろすと、車も何も豆粒のよう。





ヨセミテバレーから見るハーフドーム。登りのルートは、岩の後ろをぐるっと回り込んでついているので、かなり長い。




良流娯さん、CHIKAちゃん、気をつけて行ってね~。
これから毎日、Virtual Yosemiteを見て、何をしてるかな~って考えているからね~。
Good luck!!

2004年ヨセミテの旅

早朝の空

2007-06-15 14:15:07 | 16.調布のできごと
今日は朝5時に家を出た。
何をするために?

娘が休みなので、一緒にアンズをとりに行くために。
甘いジャムを食べてはいけない私は、このところ、自分でアンズのジャムを煮ていた。甘みをおさえて。
けれども、今朝行ってみたけど・・

ない!
ほとんど何も。
もう誰かに取り尽くされたのかなあとも考えたけど、ほんの少し取り残された実を見ると、まだ熟していない。

ということは、熟す前に、誰かがとったのだろう。
なぜ?

多分、アンズをとってはいけませんということなんだな。
悲しい。
去年もそういえば、業者の人がきて、アンズの実がなっている木の枝を切っていた。
木に登ってとる人がいるので、危ないからということだったっけ。
でも、その前にだいぶアンズをとっていたから、去年はジャムを作れた。

アンズ街道と呼ばれているところ。





帰りに、武蔵野の森公園に寄った。
早朝の空。
嵐のような大雨のあと、空気は澄んでいる。



一面のクローバー。



家に帰って少しすると、やっとあたりは明るくなってきた。

母の面会

2007-06-13 21:19:36 | 22・両親のこと
母の面会にY病院に行けば、必ず見に行くのが、中庭の池。



今日は暑かったので、カモは何羽か池で泳いでいた。



この動画は、10日前に撮ったもの。クリック!




私が近づいたので、逃げてゆくところ。ゴメンね。おどかしちゃって。

それから10日で、ヒナたちは、もうすっかり成長した。それでも、子ガモがエサを食べている間、親はじっと見張っている。



あとちょっとで親に追いつきそう。エサを食べに来たハトは追い出されてしまった。


神宮輝夫先生の講義

2007-06-12 07:50:46 | 2・仕事の周辺
私は以前、たったの一度だけ、朝日カルチャーセンターに通ったことがある。
1986年の1月~3月まで、行くはずだった。ところが、今でも残念だと思うのだけど、最後まで聞きに行けなかった。
講師は神宮輝夫先生。「英米児童文学のおもしろさ」という講義だった。

その頃、子供の本を書くことを目指していたけれど、1冊の本も完成していない時期だった。
私は、二人の子供達を保育園に預けて、マーケティング会社で週3ー4日アルバイトをしながら、それ以外の時間に原稿を書いていた。

そんな頃、朝日カルチャーセンターで、アーサーランサムの翻訳をされた神宮輝夫先生の講義があることを知った。当時、もうむちゃくちゃ忙しい生活だったのだけれど、どうしても聞きたくて、土曜日の午前中の講義をとった

先生のお話は、創作作法も混ざっていて、とても参考になった。

★出だしは説明的ではいけない。
★キャラクターが鮮明であること。魅力的であること。
★子供の文学には、くっきりとたどれる筋がなくてはいけない。……etc

そういうような話しを毎回聞いては、いつか本を出すことを夢見ていた。

ところが、講義途中の、2月の初め、講談社の編集者のKさんと会うことになり、そこで講談社児童文学新人賞をとったまま、宙に浮いていた作品(ぼくらの夏は山小屋で)を書き直しなさい、といわれたのだ。それもその年の夏までには出したいので、急いでという。

おまけに、その年の3月8日には、我が家は引っ越しをひかえていた。

保育園児二人が家にいて、アルバイトと、引っ越し準備だけでも、目が回るほどだったのに、本を書き直すことになって、とうとう神宮輝夫先生の講義は、半ばにして続けることを断念した。
今でも、あの年じゃなかったら、最後まで聞きに行けたなあと思う。でも、わずか数回だったけれど、先生の言葉は、その後も心に残っている。

アーサーランサム展と神宮輝夫先生講演会

2007-06-11 06:31:48 | 2・仕事の周辺
ふだん時間があれば、郊外へと出かけてしまう私は、久々に銀座の街に出た。
歩行者天国を見て、こんな所を通るの、一体何十年ぶり? と思ってしまった。



昨日は大失敗。前からパスモが出た時から危ないなあと思っていた。サイフは忘れても、前は最寄りの駅で気がついて、取りに走ればよかった。ところが、あの便利なパスモ(スイカだけど)だと、目的地に着いて初めて気づく。

昨日もあわてた。教文館に着いて、講演費を払おうとして、サイフがないのに気づいた。
バックをさかさまにし、どこかにお金が入ってないかと探しまくったら、なんと千円札一枚だけ出てきた。それで全て。
講演費を払ったら、残りはゼロ。でも、よかった。その千円がなかったら、せっかく行ったのに、聞かずに帰ってくるところだった。
予備のお金は持ってないとダメね。

そして、神宮先生の講演会。アーサーランサムがツバメ号シリーズを45歳(?)で書くに至るまでの足取りと、文学的な時代背景のようなお話だった。本当は、もっとツバメ号シリーズそのものの話しが聞きたかったような気もするが、先生の話が聞けて満足だった。

展覧会の写真や地図もとってもよかった。
このブログにも書いたが、私は物語の舞台のイギリス北部湖水地方だけには行ったことがある。でも、他の物語の舞台を、きのう初めて写真で見ることができた。まったく物語そのもの! 行って見たい!! 
湖水地方も、もっと細部に渡って訪れてみたいし。おそらくチャンスがあるとしたら、あと一度きりだろう。

展示写真はここには載せられないから、展示品の写真を載せよう。(これもまずい?)
アーサーランサム倶楽部の方々の、ランサム作品に対する深い思い入れが伝わってくるような展覧会だった。
foggyかおるさん、誘ってくださって、ありがとう。


山道具を買いに

2007-06-10 08:27:15 | 19.友人との時間
昨日は吉祥寺の山道具屋さんまで、塩山の友人Wさんにつき合って、山登りの用具を買いに行った。
山の道具というのは、量産されていないので、けっこう値段が高い。
だから、徐々に購入していくことになる。
これから山を始める人が必要なのは何だろう?
と考えて、友人がほしいといったのは、まず、トレッキングシューズと、ストック。

あとは、ゴアテックスの雨具と、泊まりがけの山にも登りたいならザック(30Lくらいの)が必要か。
私たちの年代、やはり、けがしたり、疲れにくくするためには、歩きやすい、背負いやすい、そういうものにはお金をかけた方がいいかもしれない。
今月中には、また今日買った道具を使うために、中央線沿線のどこかに山登りに行く予定。
そして、新しい靴を買った時には、足慣らしのために、近くを歩いてみた方がいいかもしれない。なるべくなら、坂と階段も歩いた方がいいかも。

私はシリオの残雪期対応の靴をはいているけれど、最近靴の底が減ったので、張り直してもらおうかなあと考えている。昨日山道具屋さんに聞いたところ、張り直しには、シリオの場合約1万円の費用がかかるということである。張り替え要する時間、一ヶ月をどこで作り出すかが問題。その間山に登れないから。

昨日はその後、久しぶりに調布まで戻り、たまたま家にいた友人にも突然声をかけて、一緒に食事をした。

ふるさと

2007-06-08 17:03:31 | 9・昔の風景
これはトントンの刺繍作品。
場所は、井の頭公園。



この元になった写真は、ちょっとピンぼけだけど、父が写してくれた写真。今からおよそ半世紀も前のものだ。
まだ妹が生まれる前で、トントンと私はよく父に井の頭公園に連れて行ってもらった。



私たちが生まれ育った杉並区は、その頃、一面畑が広がっていたが、半世紀の間に、畑はどんどん減っていき、家も新しく建ち、昔の面影はほとんど残っていない。
けれど、井の頭公園周辺には、まだなつかしい風景が残っている。ここは、もしかしたら、私たちの故郷かもしれない。

この間京都からさとさんが来た時に、久しぶりに井の頭公園を歩いた。
そこで、さとさんが写してくれた写真。トントンと私の位置は逆だった。(笑)


エマノン歌仙・夏の巻

2007-06-06 18:01:43 | 7・連句・俳句・短歌
前回、エマノン歌仙・その10・初大師の巻(冬の巻)を終えた後、私の体調が悪かったりして、しばらく間があいてしまったエマノン歌仙。
歌仙・その10の反省会もしそびれたまま、春の巻は飛ばして、5月の終わりにエマノン歌仙その11・五月鯉の巻(夏の巻)がスタートした。
今回も参加するのは9人。

発句は以下のように集まった。

五月鯉  風ほおばりて 生き生きと

夏富士や 山行く人の 声はずみ

初節句  龍となりたや  鯉のぼり

菖蒲湯や 雛も痼り(しこ)りも とけるかな

さえずりの 声賑やかに 緑陰

面 面と 竹刀を振りて 初夏の汗

南風(みなみ)吹き  林住期なる  道に入る

虹めがけ  坂道を駆け 上るかな

葉桜や フォルクローレの 笛ひびく 

青空へ 宅急便ぞ 夏つばめ  


参加者でよいと思う句に投票したところ、
五月鯉  風ほおばりて 生き生きと     良流娯

の句が一番多くの票を集めた。

しばらくぶりなので、スピードその他どうなるかようすがわからないが、楽しんで巻けるとよいなと思う。
平行して、久しぶりに、せっかち歌仙も始めてみようかな?(連衆のみなさんの希望があれば)
今月終わりに、良流娯さんが旅行から帰ってきてからになるけれど。

アーサーランサム展が開かれています

2007-06-05 06:54:49 | 2・仕事の周辺
「海とキャンプと冒険と ~アーサー・ランサムの世界~」
日時:6月2日(土)~17日(日)10時~20時(最終日は10時~17時)
場所:教文館ナルニア国(東京・銀座)

とうとう大好きなランサム展が始まった。
最初にfoggykaoruさんからお知らせを頂いたのが、今年の3月。
6月初旬はふつうなら、母の介護で行けない頃だった。けれど、その後私が病気にかかり、母の介護ができなくなって、母は今療養型の病院でお世話になることになった。
さらに、私自身、銀座まで歩けるとは思えない日々がきて、やっぱり行けないかなあと思った時期もあった。
けれど、運良く私の願いが通じて、6月10日(日)に行くことができるようになった。ほんとうに、いろいろなことがあった3ヶ月間だった。
その日は、翻訳者である神宮輝夫氏の講演会もある。くじ引きに当たり、私も聞けることになった。

「アーサー・ランサムと『物語』の世界 ~幸せな子どもの文学の時代~」

アーサーランサムについては、以前にこのブログにも書いたことがある。
もしランサムの本に出会わなかったら、子供の本を書いていないかもしれない、というほど影響を受けた。