◇ ダウ平均は新高値を更新 = ロシアゲートを巡るコミ―前FBI長官の証言、イギリス総選挙での与党の敗北。こうしたニュースにも負けず、先週のダウ平均は66ドルの値上がり。週の終り値では新高値を更新した。ロシアゲートにしてもイギリスの総選挙にしても、今後の展開は全く読めない。したがって市場は動揺しなかったというよりも、消化し切れなかった感じが強い。
日経平均は先週164円の値下がり。イギリスの選挙結果はユーロとポンドに対する円高を招いたが、円の対ドル相場は動かなかった。このため株価は週末に反発し、かろうじて2万円台を維持している。外国人投資家の買い越しは続いているが、国内の個人投資家は高値警戒で売り越しているようだ。
ロシアゲート事件とイギリスの政局については、いろいろな分析が始まるだろう。今週の株価には、それが少しずつ反映されるかもしれない。同時に気になるのは、アメリカでも日本でも景気の状態に対する不安感が強まってきたこと。今後の景気指標には十分な注意が必要だ。
今週は12日に、4月の機械受注と企業物価。13日に、4-6月期の法人企業景気予測調査。アメリカでは13日に、5月の生産者物価。14日に、5月の小売売上高と消費者物価。15日に、5月の工業生産と6月のNAHB住宅市場指数。16日に、5月の住宅着工戸数と6月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が14日に、5月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週164円の値下がり。イギリスの選挙結果はユーロとポンドに対する円高を招いたが、円の対ドル相場は動かなかった。このため株価は週末に反発し、かろうじて2万円台を維持している。外国人投資家の買い越しは続いているが、国内の個人投資家は高値警戒で売り越しているようだ。
ロシアゲート事件とイギリスの政局については、いろいろな分析が始まるだろう。今週の株価には、それが少しずつ反映されるかもしれない。同時に気になるのは、アメリカでも日本でも景気の状態に対する不安感が強まってきたこと。今後の景気指標には十分な注意が必要だ。
今週は12日に、4月の機械受注と企業物価。13日に、4-6月期の法人企業景気予測調査。アメリカでは13日に、5月の生産者物価。14日に、5月の小売売上高と消費者物価。15日に、5月の工業生産と6月のNAHB住宅市場指数。16日に、5月の住宅着工戸数と6月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が14日に、5月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ≫