経済なんでも研究会

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「読解力」急落の 衝撃 !

2019-12-07 08:05:34 | なし
◇ 学校教育が悪いのか? = OECD(経済協力開発機構)は3年に1度、世界79か国の15歳60万人を対象に、PISA(国際学習到達度調査)を実施している。昨年の実施結果が先週3日発表され、大きな話題を呼んだ。というのも「読解力」の部門で、日本が前回の8位から15位に転落したからだ。文部科学省は「SNSなどで短文のやり取りが増え、読書などで長文に触れる機会が減ったためではないか」と解説。テレビ番組では、専門家が「学校教育に問題がある」と力説している。

PISAは「読解力」のほか「数学的応用力」と「科学的応用力」についても調査している。日本は「数学的応用力」部門では5位、また「科学的応用力」部門では6位だった。世界第1位は中国(北京、上海、江蘇、浙江)で、第2位はシンガポール。第3位はマカオだった。中国、シンガポール、マカオは、それぞれ3部門で1位、2位、3位を占めている。

本や新聞などを読まなくなったことが、読解力を低下させる原因になったことは明らかだ。OECDが同時にアンケート調査した結果では、本を読まない生徒は中国が3.3%だったのに対して、日本は25.7%に達している。では、なぜ本を読まなくなったのか。この点については実にさまざまな意見が出ているが、なかで最も多いのが「学校教育に問題がある」という主張のようだ。

しかし何でも学校のせいにするのは、いかがなものか。もちろん、学校教育やSNSも読解力を低下させる原因になっているのだろう。だがゲームはどうだろう。長時間ゲームに熱中すれば、読書の時間などは無くなるに決まっている。文科省はゲームと読解力の相関性について、調べるべきだ。さて、ゲーム時間を短縮させるには? 本来は親の責任だと思うが、叱り過ぎると「虐待だ」と言われるこのごろ。難しい世の中になったと思う。

       ≪6日の日経平均 = 上げ +54.31円≫

       【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】   

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