◇ 8月は下げ基調か = 日経平均は先週1042円の値下がり。終り値は1か月ぶりに2万2000円を割り込んだ。週間で1000円を超えて下げたのは、コロナに怯えた4月初め以来のこと。これまでに終了した4-6月期の決算発表では、約3割の企業が赤字に転落。加えて31日には、円の対ドル相場が4か月半ぶりに104円台まで上昇。市場は改めてコロナ不況の重さを認識させられる形となった。
ダウ平均は先週42ドルの値下がり。4-6月期のGDP成長率が年率マイナス32.9%という驚くべき結果が発表されたが、株価の下げは小幅にとどまった。共和党が1兆ドルの景気対策をまとめたほか、FRBも金融緩和政策の継続を表明したためである。こうした刺激策を目の前にして、市場は7月以降の景気回復に期待をかけた。
日経平均は7月中、578円の下落だった。コロナの脅威は増しており、今週発表される企業の決算も悪いだろう。したがって8月も下げ基調が続く公算が大きい。一方、ダウ平均もコロナの重石で上げにくい。ただ日米ともに投資資金はあり余っており、株価が急落する可能性は小さい。ただしコロナの状況が急激に悪化すれば、話は別である。
今週は3日に、1-3月期のGDP確定値、7月の新車販売。7日に、6月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。アメリカでは3日に、7月のISM製造業景況指数。5日に、6月の貿易統計、7月のISM非製造業景況指数。7日に、7月の雇用統計。また中国が7日に、7月の貿易統計を発表する。
≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週42ドルの値下がり。4-6月期のGDP成長率が年率マイナス32.9%という驚くべき結果が発表されたが、株価の下げは小幅にとどまった。共和党が1兆ドルの景気対策をまとめたほか、FRBも金融緩和政策の継続を表明したためである。こうした刺激策を目の前にして、市場は7月以降の景気回復に期待をかけた。
日経平均は7月中、578円の下落だった。コロナの脅威は増しており、今週発表される企業の決算も悪いだろう。したがって8月も下げ基調が続く公算が大きい。一方、ダウ平均もコロナの重石で上げにくい。ただ日米ともに投資資金はあり余っており、株価が急落する可能性は小さい。ただしコロナの状況が急激に悪化すれば、話は別である。
今週は3日に、1-3月期のGDP確定値、7月の新車販売。7日に、6月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。アメリカでは3日に、7月のISM製造業景況指数。5日に、6月の貿易統計、7月のISM非製造業景況指数。7日に、7月の雇用統計。また中国が7日に、7月の貿易統計を発表する。
≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ≫