◇ バブルの色が濃くなった = ダウ平均は先週498ドルの値上がり。先々週からの通算では1500ドルを超える上昇となった。半年ぶりの高値を回復、2万8000ドルに接近している。政府の追加景気対策とFRBの金融緩和継続で、資金の供給はまだ続くという安心感が株価を支えた。国債の増発で金利が上がるとの思惑から、金融株が上昇。ワクチンの開発が進んだというニュースも、買い材料になっている。
日経平均は先週959円の値上がり。先々週からの通算では1600円近くの上昇となった。節目となっていた2万3000円台を2か月ぶりに回復、こちらも半年ぶりの高値に戻っている。円相場はやや下落したが、ほかには特に目立った好材料は見当たらない。ニューヨーク市場の活況に引っ張られた形となっている。
しかしアメリカでも日本でも、コロナの感染に終息の兆しはない。したがって経済の再生が順調に進むかどうか。企業の業績がV字型に回復するかどうか。見通しは定かでないから、株価が上昇すればするほど、実体経済との乖離は大きくなる。それでも株価が上がる現状は、バブルと説明するしかないだろう。問題はバブルの持続性ということになってくる。
今週は17日に、4-6月期のGDP速報。19日に、7月の貿易統計と訪日外国人客数、6月の機械受注。21日に、7月の消費者物価。アメリカでは17日に、8月のNAHB住宅市場指数。18日に、7月の住宅着工戸数。21日に、7月の中古住宅販売が発表される。
≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週959円の値上がり。先々週からの通算では1600円近くの上昇となった。節目となっていた2万3000円台を2か月ぶりに回復、こちらも半年ぶりの高値に戻っている。円相場はやや下落したが、ほかには特に目立った好材料は見当たらない。ニューヨーク市場の活況に引っ張られた形となっている。
しかしアメリカでも日本でも、コロナの感染に終息の兆しはない。したがって経済の再生が順調に進むかどうか。企業の業績がV字型に回復するかどうか。見通しは定かでないから、株価が上昇すればするほど、実体経済との乖離は大きくなる。それでも株価が上がる現状は、バブルと説明するしかないだろう。問題はバブルの持続性ということになってくる。
今週は17日に、4-6月期のGDP速報。19日に、7月の貿易統計と訪日外国人客数、6月の機械受注。21日に、7月の消費者物価。アメリカでは17日に、8月のNAHB住宅市場指数。18日に、7月の住宅着工戸数。21日に、7月の中古住宅販売が発表される。
≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ≫