経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (22)

2020-08-08 07:54:38 | なし
◇ 異常に高いメキシコの死亡率 = 日本時間7日午前0時の集計。世界のコロナ感染者数は1850万人、死亡者数は70万人を超えた。死亡者は過去17日間で10万人増加、その勢いは加速している。国別ではアメリカが15万8300人で、いぜん断トツ。次いでブラジルが9万7256人。この両国では1週間に7000人以上が死亡した。3位はイギリスを抜いたインドで、死亡者数は4万人台に載せている。

続いてはイタリアとフランスが3万人台。スペインが2万人台。イランとロシアが1万人台の順。ヨーロッパ諸国は死亡者の増加が少なく、相変わらず落ち着いた状態を維持している。増加が目立ったのはインドとロシアで、インドの増加数は5700人に達した。世界的にみて、コロナ・ウイルスの猛威は全く衰えをみせていない。

日本の状態も、確実に悪化しつつある。感染者数は過去9日間に1万人増え、4万人を超えた。死亡者も29人増えて1049人となっている。中国の死亡者数はゼロ、韓国の2人増加と比べても、明らかに状態は悪い。これから始まるお盆休みの結果がどうなるか。死亡者がさらに増加するようなら、緊急事態宣言の再発令も覚悟しなければならないだろう。

そんななか、読売新聞が「メキシコのコロナ死亡者は4万9000人に達した」と報じた。これが事実ならば、メキシコの死亡者数はアメリカ、ブラジルに次ぎ第3位となる。メキシコの人口は日本とほぼ同じ。したがって人口当たりの致死率は、日本のなんと47倍にもなる。医療体制の水準や貧困の度合いだけで、この差を説明できるものなのだろうか。

       ≪7日の日経平均 = 下げ -88.21円≫

       【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】     

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