経済なんでも研究会

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今週のポイント

2020-08-24 07:32:08 | 株価
◇ 大統領選挙が大きな材料に = ダウ平均は先週ほぼ横ばいに推移、週間では69セントの値下がりだった。IT関連銘柄は相変わらず強く、このためナスダックやSP500指数は史上最高値を更新している。ただアメリカではコロナの感染が終息せず、景気の先行きについても警戒感が強まった。また米中関係の悪化が進んだこと、それに大統領選挙も市場では大きな関心事に浮上してきた。

日経平均は先週369円の値下がり。週初に発表された4-6月期のGDP成長率がマイナス27.8%に陥没したことが、市場の心理を冷やしている。ただ歴史的な成長率の落ち込みは事前に予測されており、これまでの市場なら「織り込み済み」と受け流したに違いない。それが不安材料として受け取られたのは、何か基調的な変化が生じているのかもしれない。

ニューヨーク市場では、今週もIT銘柄に買いが集中するかどうか。コロナの状況と大統領選挙が、しだいに大きな材料になって行くことは間違いない。だからワクチンの開発で前向きなニュースが出れば、株価はもう一段と押し上げられるだろう。東京市場はやや材料難。そうしたなかで、市場は安倍首相の健康状態に神経を使うことになる。

今週は26日に、7月の企業向けサービス価格。27日に、6月の全産業活動指数。アメリカでは25日に、6月のFHFA住宅価格、7月の新築住宅販売、8月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、4-6月期のGDP改定値、7月の中古住宅販売が発表される。

       ≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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