◇ 緊急事態宣言中は激減した = 警察庁の集計によると、ことし1-6月に全国の警察が認知した刑法犯の件数は30万7644件だった。前年同期に比べて15.4%も減っている。刑法犯の件数は02年から減り続けているが、この減少幅は異常に大きい。この調子だと、ことしの刑法犯の件数は戦後最低になる公算が強い。主たる原因は、コロナ対策で外出が自粛されたことにあると考えられている。
なかでも大幅に減少したのは、ひったくりや自転車泥棒などの街頭犯罪。9万9573件で、前年より22.8%も減った。緊急事態宣言が出ていた4月は31.8%、5月は43.2%の大幅な減少。この数値からみても、外出規制が犯罪の減少につながったことは間違いない。また窃盗犯も17.8%減少したが、一般家庭では留守が減ったせいか盗難が減少した半面、休業した店舗での空き巣が増えたという。
オレオレ詐欺などの特殊詐欺も前年比14.4%、3年連続で減少した。これも家族が家にいたケースが多く、被害を少なくしたと警察庁では分析している。ところが特殊詐欺については、コロナの感染拡大に乗じた新手の詐欺が発生。被害総額は8679万円にのぼったというから、油断は出来ない。
一方、全国で起きた交通事故は14万6043件。こちらも前年比22.3%の大幅な減少となった。これも外出自粛の影響だとみられている。ただ道路が空いてスピードを出し過ぎたためか、死亡者数は1357人、前年比で4.3%しか減らなかった。また東京消防庁の集計によると、東京都内の火災件数は1910件で、前年より331件も減少した。これも飲食店などが休業した結果だとみられている。
≪13日の日経平均 = 上げ +405.65円≫
≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
なかでも大幅に減少したのは、ひったくりや自転車泥棒などの街頭犯罪。9万9573件で、前年より22.8%も減った。緊急事態宣言が出ていた4月は31.8%、5月は43.2%の大幅な減少。この数値からみても、外出規制が犯罪の減少につながったことは間違いない。また窃盗犯も17.8%減少したが、一般家庭では留守が減ったせいか盗難が減少した半面、休業した店舗での空き巣が増えたという。
オレオレ詐欺などの特殊詐欺も前年比14.4%、3年連続で減少した。これも家族が家にいたケースが多く、被害を少なくしたと警察庁では分析している。ところが特殊詐欺については、コロナの感染拡大に乗じた新手の詐欺が発生。被害総額は8679万円にのぼったというから、油断は出来ない。
一方、全国で起きた交通事故は14万6043件。こちらも前年比22.3%の大幅な減少となった。これも外出自粛の影響だとみられている。ただ道路が空いてスピードを出し過ぎたためか、死亡者数は1357人、前年比で4.3%しか減らなかった。また東京消防庁の集計によると、東京都内の火災件数は1910件で、前年より331件も減少した。これも飲食店などが休業した結果だとみられている。
≪13日の日経平均 = 上げ +405.65円≫
≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ≫