経済なんでも研究会

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‟死に金” 1400兆円を 動かせ!

2022-07-07 08:10:19 | おカネ
◇ 政府が最新鋭技術基金を立ち上げる = 日銀の集計によると、個人の金融資産は3月末時点で2005兆円だった。前年比2.4%の増加。このうち現金・預金は1088兆円と相変わらず多く、全体の54.3%を占めている。一方、金融機関を除く民間企業の金融資産は1253兆円。このうち現金・預金は323兆円だった。個人と企業を合わせた現金・預金は1411兆円にも達するが、そのほとんどが日本経済にとっては何の役割も果たしていない。

いま仮に1000万円を定期預金しても、年間100円の利子しか貰えない。だから個人や企業の現金保有が多くなる。だが、このおカネは何の働きもしておらず、全くの‟死に金”。銀行も貸出金利が低いから、貸しても儲からない。だから積極的に貸出先を探さず、国債や海外の証券に投資してしまう。日本経済のためには、ほとんど役立っていない。

こんな‟死に金”の1400兆円が半分でも動き出せば、日本経済は再び世界経済の先頭に立てるだろう。政府はこの点に注目し、努力を傾注すべきではないのか。それにはまず大量の‟死に金”が発生している原因を追究し、それを生きた経済に放出するための施策を構築する。早急にやってもらいたい。

思い付きの一例を挙げる。GPIF(年金積立金管理運営独立行政法人)や政策投資銀行など、それに民間企業も参加して、最新鋭技術開発基金を設立。年利2%の債券を発行する。総額は100兆円。政府が元本を保証する。債券を購入できるのは、個人と中小企業だけ。たとえば各種電池の技術開発と新製品の製造に特化する。こうすれば‟死に金”の多くが生き返り、日本経済の将来に大きく貢献できるのではないか。すぐ実行すべし。

        ≪6日の日経平均 = 下げ -315.82円≫

        ≪7日の日経平均は? 予想 = 上げ

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