経済なんでも研究会

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「平均寿命」は もう古い!

2022-12-30 07:51:33 | 寿命
◇ 「健康寿命」で競い合おう = 厚生労働省は先週、20年の都道府県別の平均寿命を発表した。それによると、全国平均では男性が81.49歳、女性が87.60歳。前回5年前の調査に比べて男性は0.72歳、女性は0.60歳それぞれ延びている。コロナの影響は寿命を短くする方向に働いたが、それでも平均寿命は延びた。ちなみにアメリカの21年の平均寿命は、コロナの影響で前年より0.6歳縮んでいる。

都道府県別では、全国1位が男性は滋賀県の82.73歳。前回に続いてトップの座を維持した。長野県、奈良県が続いている。女性は岡山県の88.29歳が1位、長野県を抜いてトップの座に躍り出た。あと滋賀県、京都府と続いている。長野県は4位に落ちた。また最下位は男女ともに青森県。男性は79.27歳、女性は86.33歳だった。

新聞各紙は都道府県別の一覧表を掲載、大きく報道した。それが悪いとは言わないが、世の中は変わってきている。もう単なる長寿を競い合う時代ではないのではないか。寿命が延びても、健康でなければ意味がない。多くの人は、こう考えるようになっている。したがって「平均寿命」よりは「健康寿命」を重視したい。

それなのに、厚労省は「健康寿命」調査を3年に1度しか実施しない。健康寿命が延びれば、介護の必要な人が減る。その結果、介護費や医療費も減るはずだ。厚労省は社会保障費の膨張を嘆いているのに、なぜもっと健康寿命を重要視しないのか。国民にとっても厚労省にとっても、各自治体が「健康寿命」で競い合う方がよっぽどいいだろうに。

        ≪29日の日経平均 = 下げ ー246.83円≫

        ≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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