◇ ダウは新高値つけて、ひと休み = ダウ平均株価は先週初9日に急伸、終り値は2万9950ドルと9か月ぶりに史上最高値を更新した。3月の安値からみると、コロナ禍にもかかわらず実に1万ドルも上昇したことになる。しかし、その後は反落。週間では216ドルの値上がりにとどまった。株価を急騰させた要因は、ワクチン開発が進展したニュース。反落させた要因は、アメリカ国内で新型コロナの感染が拡大したことだった。
日経平均は先週142円の値上がり。ほぼニューヨーク市場の後を追う形となった。決算予想が上方修正されたことは好感されたが、こちらもコロナの感染拡大が重荷になっている。2万6000円台に首を出した途端に、小休止した格好だ。日米ともに、コロナの拡大で経済再生が阻害されることへの警戒感が、じわじわと高まってきている。
ただ未曽有のカネ余りを背景に、市場の買い意欲は少しも衰えていない。しかし「コロナ拡大で景気が悪化すれば、むしろ財政支出が増えるから買い」といったコジツケ気味の解釈は、さすがに市場から消えた。今後はワクチン関連の新しいニュースが、株価を動かす大きな要因となるのだろう。そして当面は、ダウの3万ドル乗せが注目の的になる。
今週は25日に、10月の企業向けサービス価格。アメリカでは24日に、9月のFHFA住宅価格、11月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。25日に、7-9月期のGDP改定値、10月の新築住宅販売戸数が発表される。
≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週142円の値上がり。ほぼニューヨーク市場の後を追う形となった。決算予想が上方修正されたことは好感されたが、こちらもコロナの感染拡大が重荷になっている。2万6000円台に首を出した途端に、小休止した格好だ。日米ともに、コロナの拡大で経済再生が阻害されることへの警戒感が、じわじわと高まってきている。
ただ未曽有のカネ余りを背景に、市場の買い意欲は少しも衰えていない。しかし「コロナ拡大で景気が悪化すれば、むしろ財政支出が増えるから買い」といったコジツケ気味の解釈は、さすがに市場から消えた。今後はワクチン関連の新しいニュースが、株価を動かす大きな要因となるのだろう。そして当面は、ダウの3万ドル乗せが注目の的になる。
今週は25日に、10月の企業向けサービス価格。アメリカでは24日に、9月のFHFA住宅価格、11月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。25日に、7-9月期のGDP改定値、10月の新築住宅販売戸数が発表される。
≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ≫