魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

こんなもん当たるわけなかやろもん!

2017年10月20日 | ワイン ~2020年
「世界ワインテイスティング選手権」なるものがあったそうだ。


詳細はこちら(クリック)。


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 ブラインド・テイスティングの能力を国別で競う「世界ワインテイスティング選手権 2017」が
14日、ブルゴーニュのシャトー・ド・ジィィで開かれ、スウェーデン・チームが優勝し、2位に英国、
3位がルクセンブルグと、ヨーロッパ諸国が上位を占めた。
 フランスのラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌が主催し、今年で5回目。2016年は中国
チームの優勝で話題を呼んだ。24チームが出場し、南アフリカ、米国、ロシア、ブラジル、オランダ
なども参加した。赤白各6銘柄をブラインドで試飲して、国、地域、アペラシオン、主要なブドウ品種、
ヴィンテージ、可能なら生産者を特定しなければならない。総合得点を競う。
 ケン・フォレスターのシュナン・ブラン、シャトー・フィジャック、スイスのシャスラー、
プロヴァンスのヴェルメンティーノなど王道を行くワインが多く、変化球はメキシコのネッビオーロと
レバノンのシャトー・ケフラヤくらい。
 シャトー・マルゴーのコマーシャル・ディレクターのオーレリアン・ヴァランスを含むフランス
チームは、11位に終わった。ヴァランスは「フランス人はワイン通と思っているが、自国のワイン
しか飲まず、外国のワインは飲まない」と取材で語った。イタリアは最下位の24位。大生産国が強い
とは限らない。ジンバブエが初出場し、注目を集めた。日本は今年は不参加。

 トップ10とポイントは以下の通り。

1 スウェーデン 115点
2 英国 107点
3 ルクセンブルグ 100点
4 ニュージーランド 94点
5 フィンランド 93点
6 スペイン 91点
7 ハンガリー 90点
8 ケベック 86点
9 中国 78点
9 ポーランド 78点 

 出題されたワインは以下の通り。

1 
主要品種 CHASSELAS
国 スイス
アぺラシオン FENDANT FULLY
生産者 CAVE DES AMANDIERS
ヴィンテージ 2015

2
主要品種 VERMENTINO
国 フランス
アぺラシオン BELLET (PROVENCE)
生産者 Clos Saint Vincent
ヴィンテージ 2016

3
主要品種 RIESLING
国 ドイツ
アぺラシオン Sonnenberg Palatinat PFALZ
生産者 FREDRICH BECKER
ヴィンテージ 2011

4
主要品種 CHENIN
国 南アフリカ
アぺラシオン STELLENBOCH
生産者 KEN FORRESTER the FMC
ヴィンテージ 2015

5
主要品種 CHARDONNAY
国 フランス
アぺラシオン PULIGNY MONTRACHET
生産者 BOISSET LES TREZINS
ヴィンテージ 2015

6
主要品種 GARGANEGA
国 イタリア
アぺラシオン SOAVE CLASSICO
生産者 GINI LA FROSCA
ヴィンテージ 2013

7
主要品種 NEBBIOLO
国 メキシコ
アぺラシオン BASSE CALIFORNIE
生産者 LA CETTO
ヴィンテージ 2012

8
主要品種 CABERNET SAUV 57 % SYRAH 30 %
国 レバノン
アぺラシオン 
生産者 CHATEAU KEFRAYA
ヴィンテージ 2012

9
主要品種 GRENACHE 60% SYRAH 40%
国 フランス
アぺラシオン VACQUEYRAS
生産者 Domaine de la FOURMONE
ヴィンテージ 2014

10
主要品種 GRENACHE
国 スペイン
アぺラシオン RIOJA
生産者 Remondo PALACIOS Propiedad
ヴィンテージ 2012

11
主要品種 MERLOT 30 % Cabernet S 35 % cabernet F 35 %
国 フランス
アぺラシオン SAINT EMILION
生産者 CHATEAU FIGEAC
ヴィンテージ 2009

12
主要品種 Touriga Nacional, Touriga Franca, Tinto Cao, Tinta Francisca, Tinta Amarela, Sousao, Tinta Roriz
国 ポルトガル
アぺラシオン PORTO
生産者 DIRK NIEPOORT
ヴィンテージ 1987

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以上です。


こんなもん当たるわけなかやろもん。

実は私も試飲会の時に、遊び心で、勝手にブラインドとかするのですが・・・まず当たりません。


例えば今、試飲会場にいるとして、プレートの銘柄や説明文を読まずに、スペインの白を飲んでいると仮定します。

分かっているのはスペインの白ということだけ。

で頭の中は、この白ワインの品種は何だろう? 地区は? いくらくらい?
などなど考えるわけです。

で、私の場合一番分かるのはアバウトな価格帯です。


その他を当てるのはホント至難の業です。

でも仮にある程度当たったとしても、それはまぐれの要素が強くて、本当に確信をもって当てたかと
言うと、それは違っているわけです。でも積み重ねだよなあ、といつも思いますが、やはり
まぐれ狙いでしか当てることは出来ません。毎回自分自身に絶望しながら試飲しております。



ですから逆に「オレ、ワイン詳しいんだぜ~」とかいう方は全く信用できないんです。

まあ、確かに、当てたら偉いのか?と問われれば、これまたよく分かりません。
考えてみるに、詳しいのと、ブラインドを当てるのもまた違うかもしれませんね。

ワイン自体はあまりの多様性ゆえ「わからない」という前提が大事だと思っています。




今さら書くまでもないけど、これブラインドで食べたらわかります。




テロワールはないけど、この味は分かります。自信があります。

このブログの読者の方ならすぐにわかりますね。

マドゥバニのチキンコルマ2です。はい、正解!


コメント
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