先の記事で、
学生生活をマネージメントするにあたり、
最初にやれたらいいのは、「予定の把握」と、
「日々の記録」であると提案しました。
予定を把握するために、よく使われている「マンスリーブロック」の手帳。
これは、
中高生の女子には特に人気のようで、
かわいい、凝った手帳を持っているお嬢さんも多いよう。
確かに可愛い表紙の、楽しいマンスリーブロック手帳はいっぱい売ってます。
そして、それに続き、
中高生におすすめしたいのが、
「バーティカルウイークリー」です。
朝6時ごろから夜の24時ぐらいまでのたっぷりスペースのあるバーティカルがおすすめです。
そして土、日も同じスペースのもの。
その「ウイークリーバーティカル」を「記録」として使うのです。
1日が終わった後で、
その1日を振り返って、自分の24時間を書き込むのです。
何時に起きたから、昨晩の睡眠時間は◯時間。
登校時刻、
学校での授業時間(できたら教科、何をやったかぐらい)、
休み時間にやったこと、
部活動の時間、
帰宅時刻
夕食、お風呂の時間、
勉強時間(教科や内容も)
就寝時刻(寝る前にやるので、これは次の朝書いてもいいですね)など。
こういう記録をとっていると、だんだん自分の生活の全容が見えてきます。
うちの息子も、きちんと記録をとるようになって、
いろいろ自分に生活のパターンやら、癖やら、
課題が見えてきたと言ってました。
そうしたら、次のステップに進みましょう。
今度は「ウイークリーバーティカル」を「予定と記録」の両方として使う段階です。
細かく自分の生活をマネージメントできるステップに入るのです。
その時、
特に意識してほしいのは、「かたまり時間」ということ。
「時間をかたまり」として捉えるということです。
学生生活は、時間で動くので、
睡眠時間、
1時間目、2時間目・・・がそれぞれひとかたまりの時間。
部活の時間、人によっては塾の時間、習い事の時間、食事の時間、
お風呂の時間・・・。
日々の「ルーティンな時間」を「かたまり」で考えます。
その「ルーティンな時間」の1週間の表を作り、
色を決めて色分けをしておくのです。
例えば、
学校の授業は、オレンジ。
睡眠時間は、青。
部活は黄色。
塾や習い事は緑・・・などなど。
こうしておくと、パッと自分の1日、1週間が見渡せます。
どれくらいの時間がそのことで拘束されるかがわかります。
睡眠時間も最初から何時間と確保します。
朝6時に起きないといけなければ、6時間睡眠を確保するとしたら、12時には必ず就寝とか。
↓これは一例。
すると、
そこに残された「隙間時間」(色のない時間)が見えてくるわけです。
「隙間時間」とは、自分で自由になる時間ですね。
それは授業と授業の間の休み時間もそうだし、お昼休み、放課後の時間、
通学の電車やバスに乗っている時間、家で過ごす時間など・・・です。
この作業で、自分にとってどれくらい時間が残されているのかが見えてきますから、
どこでどれくらいの勉強時間が割けるのかも可視化できて、
「隙間時間」を計画的に使うことができます。
「隙間時間」を最初に使うとしたら、学生さんでは「勉強時間」でしょう。
特に、家で過ごす時間の中で、
しっかり「自宅学習の時間を確保する」、これは、簡単に見えて実はとても難しいこと。
予定を立てていなければ、
いろんな誘惑やら障害やらで、思ったように進まない、時間を取れなかったというのが現実だと思いますから、
まずはこの時間を確保することにします。
曜日によっては、いろいろ忙しく時間のない日もあるので、
その日はあまり無理をせず、
時間がたっぷりある別の日に、多めに時間をとります。
1週間のスパンで、時間を確保すると無理がありませんね。
もちろん、その他の「隙間時間」は、
全くその人の自由になる時間。
勉強時間を先々確保しておくと、逆にその他の時間はのんびりゆっくり過ごせます。
だらだら〜〜〜と過ごしていると、
ゆっくりしているように見える時間も何か落ち着かない時間になりがちですから、
手帳でメリハリのある生活をするというのは、
それなりに意味があることだろうと思うのですが・・・。
続きは次回に・・。
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