m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

富山&石川の旅2012【伏木のところてん】

2012-09-05 | 富山&石川の旅2012


工場見学を終え一息ついた私たちは伏木へところてんを食べに行くことに。
念のためお店は開いているのか電話で尋ねてみると・・・
なんと昨日で終了したとか。
電話を切り、ガックリしてるとしばらくするとお店の方から再び電話がかかってきた。
昨日で終了だったけど、少しなら残ってるので来てもらってもいいとのこと。
やったーー!





伏木の国分港にあるお店「ところてん奥」へ。
お店へ行くとおじさんが看板を出して待ち構えてくれてた。





ほんとに~まさに昨日終わったところだったみたい・・





石段を上がってお家の中へ。





そこで出てきたところてん。
食べてみるとあっさり酢醤油、生姜が添えられている。
関西では黒蜜がポピュラーなので今まで酢醤油はありえなかったけど、食べてみると酢醤油もなかなかイケるかも。





窓からは目の前に海が見渡せる絶好のロケーション。
ようやく日も暮れかかって潮風がそよそよ吹き込んできて気持ちいい・・





こちらのお店は新聞やテレビなどにも最近取り上げられているそうで、
なんと私たちが訪れたこの時間にもテレビ放映があるとのことで、グッドタイミング。
皆でおじさんの携帯電話のテレビに注目!
うぁ~ほんとにおじさんが写ってる~
天草を天日干しする風景やとろこてんの製造風景なども映し出された。





天草採集中の写真も見せていただいた。
私たちも淡路島で天草を採集したことがある、と思わず体験談を語ってしまった。





こちらはところてんを作る作業場。
大きな釜で天草を煮て別鍋に濾すのだそう。





東京の道具屋さんからとり寄せたというところてん突き。





天草があれば少し売っていただけないだろうか?とお願い。





おじさんは貝や砂が着いているから、と木槌で天草を叩いてくださりお分けくださった。
うれしい~
今年は淡路島に天草採りに行かねば、と思いつつ行けなかったのでここで天草が手に入ってよかった~





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富山&石川の旅2012【へちま産業見学】

2012-09-04 | 富山&石川の旅2012


富山では銅器工場の能作見学の後、射水市大島にあるへちま産業へやってきた。
こちらは30年ほど前、一村一品運動によりへちまで町おこしを図ってからへちまの栽培が盛んになり定着。
それ以来大島ではへちまの加工品が特産物となっているそう。

無農薬で育てられているへちま畑へ。





真っ直ぐに長いへちまを採取するために棚上に吊るして栽培されるへちまは思ったより巨大。





巨大なへちまが何本も吊るされる様は壮観~





採取するのはもう少し黄色味を帯びてしわが寄ってきたもの。





採取されたへちまは水に浸けて皮を手作業ではがされる。
そして天日干しに。





へちま水はこんな風に実が完熟したへちまの茎から採られる。
一晩で一升瓶一本分溜まるとか。
へちま水には肌の新陳代謝をよくするサポニンなどが含まれていて化粧水などに加工される。





へちまの雄花




こちらは雌花。
花の下がへちまの実になる





工場に戻ってきた。
天日干しした後のへちま。




吸水性と通気性があるので靴の中敷きに加工されたり





こちらは帯まくらに加工されてるところ。




こちらは採取したへちま水をためておくタンク。




そしてへちまを材料に使った製品いろいろ。
和紙のような風合いのへちまの繊維で作られたルームランプも面白い。

最後にはお土産まで頂いて、至れりつくせりの楽しい見学だった。



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富山&石川の旅2012【能作工場見学】

2012-09-02 | 富山&石川の旅2012


400年の歴史があるという富山県高岡の伝統工芸、高岡銅器。
高岡の戸出には銅器団地があり、その中で唯一見学のできる工場、「能作」へ訪れた。
銅器といえば、仏具やお寺の鐘などを思い出すけど、こちらの「能作」では仏具用品などの他にもテーブルウエアやインテリア雑貨、
風鈴なども作られていて、センスのある商品がショップにも並べられていた。
お店の方は後でゆっくり見せてもらうとしてまずは工場見学へ案内していただいた。





こちらは真鍮の生型鋳造のための鋳型を作っておられるところ。





製品と同じ形の種型を入れ、砂を入れて押し固め、原形を取り出すとこのような鋳型ができる。
ここに溶かした金属を流し込んで製品を造る。





中子型を使うと中が空洞の製品ができる。





真鍮を溶かす炉。





錫製品は融点が低いのでこんな風にガスコンロにお鍋を使って溶かすことができるみたい。





コースターかな?
ツリー状に出来上がってきたものを手作業で一つ一つ切り離す。









加工前の錫の塊。





出来上がった真鍮製品をまずは機械で磨き、さらに手作業で仕上げ。





ピカピカに完成した真鍮製品。





こちらは注ぎ口を溶接で繋ぐ作業をされてるところ。





一通り興味深い作業風景を見せて頂き、ショップの方へ戻ってきた。

錫のやわらかさを生かした籠は自由自在に曲げ、のばしすることができる。





物を入れても、オブジェとして飾ってもおもしろい。





コケ付きのこんな器も。
真鍮の羊に青銅製のひな鳥、かわいい~!





私はこの青銅製のハリネズミのフォルムに惹かれてしまった~
これもコケ付き。
結構高価なものだったのだが・・小さい方のハリネズミを購入。
キッチンに置いて毎日愛でている。



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富山&石川の旅2012【「石垣の博物館」金沢城】

2012-08-31 | 富山&石川の旅2012


富山&石川の旅、金沢ではまず家族で金沢城へ。
今小6の子供たちには夏休みの宿題に「歴史パンフレット」という課題があって二人は旅先でそのパンフレットネタを探していた。
ちょうどガイドブックで「金沢城には22種類の石垣がある」というのを読んだ娘はテーマを金沢城の石垣巡りに決定。
まずは宿題の下調べがてら金沢城へやって来た。

金沢城へはこの石川門(重要文化財)からアプローチ。
ちょうどボランティアガイドさんがおられて、石垣をメインにガイドをお願いすることに。

金沢城が「石垣の博物館」と言われるくらい多様な石垣があるのは、地震や火災の被害によって修築が繰り返されてきたこと、
そしてデザイン性を考え、場所によって石垣様式を使い分けていることからだそう。





こちらの石川門の石垣は違う年代に修復されたため同じ場所で左右で積み方が違うという珍しい例が見られる。
左側は「打ち込みハギ積み」といわれるもの。
形や大きさをそろえた割石を積み上げる方法。





左よりやや整った感がある右側は「切り込みハギ積み」と言われるもので
石同士を接合部分をすき間なく加工して積み上げる技法。





石垣の断面がどのようになっているのか?が分かるコーナーもあった。
石積みの内側にはこんな栗石と呼ばれる小さな石がぎっしりつまってるそう。
石垣背面の土圧を軽減させると共に浸透してきた水を効率よく排水させる機能があるとか。





表面からみるとあまりピンとこないけど、横からみるとこんな奥行きのある石が積まれているようだ。
一つ一つがこんなに大きいとは・・石垣作りの大変さがうかがえる。

石垣作りには専門の技術者、「穴太(あのう)」といわれる石垣作りのスペシャリストが活躍してたそう。
穴太の発祥は今の滋賀県坂本だそう。





こちらは城内最古の石垣。
野面積みといわれるほとんど加工のない自然石を積み上げる技法で古い時代の石垣によく見られる。
接着剤も使わずよく崩れずに今まで残ったものだなあ~
これもスペシャリストの技なのだろうか。





こういう石垣の隅の部分は崩れやすいので「算木積み」というような長方形の短辺と長辺を交互に積み上げていく
など工夫されることが多いそう。





こちらの三十間長屋(重要文化財)の石垣にも特徴がある。
三十軒長屋は本来は食器類を収めた倉庫だったが、江戸後期には武器や弾薬を納めていたそう。





三十間長屋の石垣は「金場取り残し積み」という「切り込みハギ」の技法で積まれるが
表面の縁どりだけをきれいに揃えて、内側は粗いまま残しておく、などデザイン性を考慮したような石垣が見られた。





そしてこちらは数寄屋敷石垣。
石の表面を長方形に仕上げた切り込みハギで、石材の目が横に通るように仕上げてある。
端正で美しい石垣だ。





こちらは土橋門石垣。
切り込みハギの技術が用いられ、中には六角形の石(亀甲石)が混じっている。
亀甲石は水に親しむ亀を表し、防火の願いが込められているとか。





玉泉院丸鼠多門周辺の石垣は趣向を凝らした切り込みハギの技法で縦長の石やさまざまな形の石をバランスよく配した
色紙短冊積みという表情豊かな石垣が見られた。





二の丸北面石垣は形や大きさをそろえた割石が積まれていて、打ち込みハギの中でも最も完成されたものといわれてるそう。

炎天下の中、1時間くらいに渡ってガイドさんが丁寧に説明してくれて、親子共々にわか石垣に詳しくなってしまった。
石垣はまだまだお城の外回りにもたくさん見られるそうだけど、全部周るには相当な時間がかかるとのことで
この辺で切り上げることに。

そんなこんなでちょっと小6の宿題には石垣は地味なテーマかも?と思われたけど、
娘もまあまあ楽しみながら?パンフレット作りは無事終了。

問題の息子の方は・・ラッキーなことに塾の先生が二日に渡って息子と一緒にインターネットで調べて、
下書きをしてくれて・・と大阪城のパンフレットが出来上がってた!
息子には自由研究のレポートをこっちがお膳立てした通りに書かすだけでも大変だったので、助かったぁ~




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富山&石川の旅

2012-08-28 | 富山&石川の旅2012
二泊三日の富山&石川の旅を楽しんできた。

一日目は高岡で工場見学系の観光をと、「おいはら餅」、鋳物の「能作」、「へちま産業」と富山の高岡ならでは?な産業観光を。
昼食は富山名物、白エビ丼。
高岡地場産業センターでちょっと休憩してから伏木へ。
昨日で今年最後だったと言われたところてんのお店で伏木のところてんにギリギリありつく。
ついでに伏木の近代建築をチェックして新湊へ。
日が落ちてやっと涼しくなってきた中、港町の町並みをちょこっと散歩。
そして宿泊地高岡へ。

二日目は6時起きしていつもの早朝一人散歩へ。
2時間ほどふらついた後、家族で朝食。
普通の観光よりプールへ行きたい、という子供と旦那とは半日分かれて行動することに。
子供たちは太閣山ランドのプールへ。
私は朝見足りなかった高岡をもう少し歩いてから、列車で小杉、そして富山へ。
富山で家族と合流。
富山で丸薬作りをした後、岩瀬へ。
そして二日目の宿泊地金沢へ。
金沢での夕食は豪華?海鮮丼。
(ショックなことになぜか富山後半から金沢の夜までの写真が消滅してた・・)

最終日金沢では、まずは一人早朝散歩へ。
高岡同様、近代建築の豊富さに興奮!
宿の朝食で家族と合流。
朝食後は、この旅行で宿題の「歴史パンフレット」のネタ探しをしてた娘は
ガイドブックで見つけた金沢城の石垣巡りをテーマに選び、
金沢城へガイド解説付きで石垣巡り。
その後は一度ぜひ行ってみたかった21世紀美術館へ。
更に息子のリクエストにより忍者寺(妙立寺)の見学ツアーへ。
そしてちょっと早めの夕飯に石川名物の鶏野菜鍋を食べて帰途についた。
今回は異常な暑さで町歩きにはかなり過酷だったっけど三日間満喫できた!


詳細はこれから徐々にアップ予定。
現在、子供たちの夏休みの宿題の追い込み(自由研究一人分、歴史パンフレット二人分、給食の献立作り二人分)と、
夏休みの工場見学(二日で6軒予定)の追い込み?!で少々バタバタしてるのでアップには少し時間がかかるかも・・;

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