m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

北関東建築巡り【中島知久平邸】

2016-06-10 | 北関東名建築巡り2016


北関東名建築巡り、次にやってきたのは中島知久平邸。
中島飛行機(株)の創始者、中島知久平が昭和5年、両親の為に建てたといわれる1万平方メートルの敷地に広がる大規模な邸宅。





門をくぐると現れるのはこの重厚感あふれる唐破風の車寄せ。





唐破風を下から見上げると何重にも飾りがついて豪華そのもの





玄関ホールの天井は折上げ格天井。
格縁が2本という職人泣かせの凝った設計に。





その格天井にぶら下がるシャンデリアは和洋折衷でこれまたゴージャス。
シャンデリアには中島家の家紋のさがり藤が入れられている。





玄関ホールから続く応接間は2間続きになっていて





マーブル模様の大理石の暖炉が置かれ、中には電気ストーブが設置されている。





上げ下げ窓の上部にはステンドグラスが





出入り口の扉上部にも





床は寄木貼りの凝ったデザイン





家具類なども部屋に合わせて造られたものだそうで、家具についてた装飾がとても細やかだった。





続きの応接間









こちらもステンドグラスがついた、三連の上げ下げ窓。





窓にはちゃんと下から雨戸が出てくるしくみになってる。









廊下の窓に面した中庭





客室棟は純和風





客間





折上げ格天井に、玄関にもあった洋風のシャンデリアがぶら下がる





そして欄間はとても細やかなデザインになっていた。





和館のお隣には立派な蔵も。

スケールの大きさに驚いた中島知久平邸だったが、じっくり堪能することができた。

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北関東建築巡り2016【坂田医院旧診療所】

2016-06-07 | 北関東名建築巡り2016
先日、建築巡り仲間の方々が企画してくださった1泊2日の北関東ツアーに参加してきた。
埼玉、群馬の未踏の地の名建築をめぐるツアーということで楽しみにしてた。
土曜の朝8時に熊谷駅に集合のため、金曜の深夜、大阪からぷにょさんと一緒に寝台列車「出雲」で出発。
寝台だけどリーズナブルなカーペット席というのがあって、布団の上ではないもののフラットな状態で寝れるし
夜行バスよりはずいぶん快適!
東京からは熊谷までに向かう途中、人身事故で列車が遅れるなどのハプニングはあったけれど、
なんとか予定時間に前泊組、関東組の皆さんと無事合流することができ、ワゴン車2台に分かれてツアーが始まった。
今回のツアーは関東にお住まいのメンバーの方が車でなければなかなか行きにくい珠玉のスポットを巡るコースを
考えてくださっていたので、私たちは下調べすることもなく大船に乗ったつもりでツアーに参加したのだった。




まず最初に立ち寄ったのは昭和6年に開業の坂田医院旧診療所。
産科、内科医院の診療棟で、昭和の終わり頃まで使用されていたそう。
現在は熊谷市の所有で、管理、保存されている。





スクラッチタイル貼りの外観





現在残されているのは診療棟のみで、当初は病棟や居住用の主屋が繋がっていたという。





玄関の車寄せ。













映画のロケ地にもなったり、時々一般公開もされてるそうだけど、この日はさすがに閉まっていたので
外から様子を伺った。
玄関の扉越しに見た玄関ホール。






医療用の棚が並んでいる部屋は診察室かなあ?





医院の背面はコンクリートむき出しになっていた。
主屋に面していた部分だったそう。





坂田医院の裏手にあった目をひく和風建築は「メヌマポマード」創始者、井田友平氏の移築された住居で、
現在は井田記念館としてイベント時のみ開館されてるそう。

この後は、中島知久平邸へ向かった。



コメント (2)
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