m's diary

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沖縄の旅・名護市庁舎

2007-08-09 | 沖縄の旅2007



名護市庁舎はピンク色のレンガと56体のシーサーが各階の外壁に取り付けられているとてもユニークな外観。
58号線沿いに見えるのだがここは車を止めてゆっくり鑑賞。





スロープやテラスが外へ張り出す感じでとてもゆったりとした沖縄らしい造り。





各階に取り付けられているシーサーも姿形が一つづつ違うようだ。





市役所へ入って案内係の方に建物について少し話を伺う。

この建物は昭和54年築の結構新しい建物で、設計は沖縄の人ではなく当時コンペで優勝した東京の方が建てられたものだそう。

建物の素材は全て沖縄県産のものが使われているという。

自然の通気孔を利用して扉を開け放ち、正面玄関を持たず、どこからでも入ってこれるような風通しのよい市役所、ということで設計されたそう。

しかし、パソコンなどのOA機器の普及で熱がこもりがちになった為2000年からクーラーが導入されたという。

でもこの暑い沖縄で2000年までクーラーなしでやってたなんてすごい・・
よっぽどこの建物の造りがよかったのかなあ??
以前、通気孔になっていた部分にクーラーが設置されている。





この建物の四方へ手を伸ばしたようなデザインは沖縄のアシャギ(離れ座敷)をイメージしていて、そこが人々が集うコミュニティの場になればという思いが込められているという。

建物の周りにはこんな少し屋根の付いたスペースがたくさんあり、ちょっとゆっくりできそうな雰囲気がある。





出来た当時はどこからでも市民が入って来れるように特に正面玄関が設けられてなかったそうだが、待ち合わせなどで入り口、というのが分かりにくくて困るという意見などがあり、最近になって設けられた正面玄関。この名護市役所、などの文字もその時に初めて入れられたという。





クーラー導入と同時につけられたドアには沖縄のやきものの取っ手が。





外の床にはこんなきれいな石がはめ込まれた装飾なども。





ふと上を見上げると色とりどりの琉球ガラスがはめられた庇。
あちこちに遊び心のある素敵な市役所。

設計者は東京の人だそうだが沖縄の風土や土地柄をよく考えて造られた建物だなあ~と感動!!

コメント (3)
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