大和郡山の「城下町たてもの散歩」では旧川本邸の他、内部見学した杉山小児科。
杉山小児科二代目院長さん自ら案内していただいた。
大正10年頃建築、ハーフティンバー様式の外観を持つ建物で現在は春秋の一般公開の他ギャラリーやコンサートなどに活用されている。
ハーフティンバーの診療棟の隣の住宅棟も共に登録有形文化財。
屋根の上の5つの尖塔は瓦で出来てるそうで、ヨーロッパで見られるものよりバランス的に大き目だとか。
窓は当初、3段のうち下の2段は上げ下げ窓になっていたそうだが、改修時にサッシに変えられたそう。
いよいよ内部へ・・
初代からの看板がかかる
かわいいデザインの受付の小さな小窓は当初からのもの。
受付カウンターも。
診療室内には照明の天井装飾が残されている。
診療室内やあちらこちらの窓には素敵なステンドグラスが入れられていて、これらは全て2代目現院長さんの手作りのものだとか。
診療室隣の小部屋は院長室。
そして階段室も素敵だった。
2階には天井裏を改装した時にむき出しになった木骨組を見ることができた。
お隣の部屋には建築当初からの据え付けの書棚が残されている。
外観を見るのは3度目だった杉山小児科、念願かなって内部も見ることができてうれしかった。。
この日は三つの建物を巡って町中を行き来。
前に来た時には気付かなかった金魚の町ならではの陶板も発見。
陶板は奈良の赤膚焼だそう。
まだまだたくさんかわいい金魚の陶板があった。
こちらも今回見学することができた葉本邸。
明治初期に建てられた木造つし2階の建物で登録有形文化財。
元両替商の建物だそうで、虫籠窓には分銅の文様が。
家の中にはお宝の展示もあってお宝共々堪能。(内部撮影禁止)
この葉本邸、杉山小児科共、登録有形文化財というだけでほとんど補助金などは出ない中、
持ち主の方が大切に手入れして住まわれていて、公開もして頂けるなんて有難いことだなあと思った。
そしてまちなみ散歩の終了後、ぷにょさんと再びやって来た浅井家別邸。
酒屋を営む浅井家の別邸として明治初期に建てられたという建物。
城からの払い下げの木材などを使って建てられているからか洋風なのに和風っぽくもある。
一見洋風に見えるこの2階のベランダは寺院で見られる花頭窓風の枠が入られているし柱は和風?!
この不思議ないでたちの屋敷がとっても気になり内部を見せてもらえないだろうかと直談判?!
当然ながら断られてしまったが;
急には無理、ってことは正式にお願いしたら見せてもらえるのかなあ?
最後は駅に向かう途中に見かけたいい感じの喫茶店「レモン」でお茶した。
最近タイルを作るために陶芸を始められたというぷにょさんとタイル話が盛り上がって、妄想がエスカレート?!
うーん、私もまたタイルが作りたくなってきた・・
ということで充実の大和郡山での半日だった。