富山で家族と合流後、宿泊地の金沢へ行くにはまだ少し時間があったので岩瀬へ寄ってもらった。
古くから北前船の寄港地としてにぎわった岩瀬には廻船問屋が立ち並ぶ町並みが見られる。
その中で国指定重要文化財でもある「森家」へ、ボランティアガイドさんの案内で見学させていただいた。
森家は北前船の最盛期、明治11年に3年の歳月をかけ各地の最高の資材を集め建築された建物。
商取引が行われていたという母屋のオイの吹き抜け。
通り庭に敷かれた小豆島産の一枚岩は巨大。
土間廊下は玄関から裏の船着き場まで通じている。
控えの間、前座敷、仏間。
木目を浮き立たせた天井。
釘隠しはウサギとカメなど遊び心のあるデザイン。
各地の銘石を敷いた中庭の踏み石
中庭の奥に見える蔵の鏝絵もすばらしい・・
蔵の扉に施された龍の鏝絵
いかにも重そうな船箪笥だけど、船箪笥は船が沈んだ時も浮き上がってくる仕組みになっているそう。
茶室の押し入れの中には隠し金庫が据え付けられていた。
もっといろいろと説明を受けたはずだったけど・・さすがに2カ月以上開くと忘れる;
この後は旧北国街道の大町新川町通りをぐるりと一周、地元の銘菓だという三角どら焼きを食べて金沢へ向かった。