日生から姫路の日本玩具博物館へやって来た。
がんばれば、備前からはしごできるのではないか?と、急遽行くことに。
日本玩具博物館はとてもすばらしい博物館で、常設展示の以前のレポはこちら→☆
この日は企画展「中国の民衆玩具の世界」が開催されていて、
まずは一番奥の6号館企画展示室へ向かった。
素材別、地域別に展示された中国の民衆玩具。
特に気になったのが、布の玩具で、虎のモチーフのぬいぐるみ「布老虎」
虎は、魔除けの力を持つと考えられている。
カラフルな布に、デフォルメされた顔、
何よりフォルムが可愛い。
地域によって、雰囲気も異なるようで、
どの虎も個性的。
こちらは、子供用枕で、横になって寝た時に、耳が痛くならないよう、真ん中に穴が空いてる。
蛇や蠍、ムカデなどのアップリケが施されているのは、魔除けの意味があるという。
金魚やコウモリの形の枕。
金魚やコウモリも吉祥モチーフ。
カラフルで色がきれいだな。
麦わら細工は、日本の伝統工芸でも見かける。中国のものは、とてもカラフルな感じがするけど。
日本と共通する玩具もちらほら。
変わったものでは、セミの抜け殻が使われたミニチュアのセットなども。
これは、、ベトナムで見た、ホンノンボという盆栽に使われるものと同じだ〜
中国にもあったんだ、、
こちらも、そのよう、、
展示物は、まだまだケースにぎっしりあって、見応えある展示だった。
そしてその展示物がピックアップされ、
紹介されている本、「中国民衆玩具」もゲット。
企画展を見た後は、最初に戻り、閉館時間までゆっくり見れた。
4号館には、前に訪れた時に気になってた神戸人形のコーナーができていた。
明治、大正時代からの古い神戸人形がずらりと並ぶ。
その風貌が独特で、不気味さも感じさせる神戸人形は、からくり人形で、
スイカを食べたり、魚を切ったり、単純な動きのものがいろいろ。
神戸土産としてポピュラーだったんだろうか。
こちらは昭和50年代の神戸人形。
この日は青春18きっぷを生かしまくり、途中下車しながら2か所の美術館と、町歩きを楽しめた。