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タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

ベルギー&フィンランドの旅2024【ヘルシンキ中央図書館他】

2024-08-02 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024

ヘルシンキには魅力的な現代建築もたくさんあるので、それらを見るのも楽しみにしてた。
遅いお昼ご飯にビュッフェでたらふく食べた後、やってきたのは、ヘルシンキ中央図書館「Oodi」
フィンランド独立100周年を祝い、国家から国民への贈り物として建設され、2018年にオープン。
2019年には、世界一の公共図書館に選ばれるなど注目を集めている図書館。
市民だけでなく、観光客にも開かれていて自由に使用することができるというのもうれしい。


まずは、この外観に驚かされる。
大きく波打つ壁面・・
設計は、国際コンペ544作品の中から選ばれたフィンランドの設計事務所
ALA architectsによるもの。


大きくせり出した軒は、その下に立つとすごいインパクト。
フィンランド産スプルース材がこの軒の他、館内にもふんだんに使用されているのだそう。


細い木材を並べて作り出された滑らかな曲面。
場所を変えて見ると違った形状が現れる。


ぐるりと回って、東面から見ると全く雰囲気の違う外観。



こちらのエントランスから入館。
エントランス部分は天井が地面から緩やかに立ち上がる。


1階から3階までをつなぐ螺旋階段。
1階には映画館やカフェ、チェスなどができるコーナーがあって、
チェスコーナーが賑わっていて、市民の憩いの場といった感じだった。


螺旋階段に浮かび上がる文字。
この図書館を誰に捧げたいかという381のメッセージが刻まれている。










2階はクリエイティブスペースとして、3Dプリンターやレーザーカッター、
ミシンなどが貸し出され、スタジオや会議室なども無料で提供されている。


3Dプリンターで創作する人。


会議室やワークスペースとして使用できる個室



こんなタイル壁もあった。



3階の読書フロアは、ゆったりとした空間。


天井は波打ち、所々にぽっかりと開いた天窓が


7万冊の本が並ぶ書架。


カフェも併設されていて、お茶しながら読書も


傾斜するフロア。
様々なコーナーにソファが配置されている。


テラスに向かって並ぶ椅子。


もちろんテラスにもベンチとテーブルが。


館内には、さまざまなコーナーが設けられていて、
読書する為だけではなく、それぞれが思い思いの過ごし方ができる場といった感じで居心地のよさそうな空間造りがされていた。
国民の幸福度世界NO.1と言われるフィンランド、このような公共施設が充実しているのも
理由の一つなのかなと、実感。


図書館の周辺には、魅力的な現代建築がいくつか建っている。
国立現代美術館キアズマ。
アメリカ人建築家スティーブン・ホール設計により1998年に建築。



建物は太陽軌道に基づいたカーブを描いて建てられているそう。


この茶色い部分は銅板のようだ。


建物の周りをぐるりと回ると、また違った表情が見られる。




この日はもう閉館してたので、外から覗いてみたが、
カラフルな内装が見えた。


エントランスホールもオレンジとマゼンダ色のソファが鮮やか。

建物前の池にも彫刻の噴水アートが。
これが不気味面白く・・幾人かの裸の彫像の目が空洞になっていて、
そこから滝のように水が流れ落ちている。




こんな小さな子供の彫像も。
涙にしては大量・・


緑青のような色合いの金属板が貼られてる建物に惹かれてやってきた。
こちらは、2011年に開館したというヘルシンキミュージックセンター。
様々な音楽公演が行われている。
メインホールの音響設計は、日本人設計者の豊田泰久氏が手掛けたのだそう。メインホールは見れなかったが、フィンランドのスモークサウナを連想するものになっているとか。



外壁は、このような金属板?!






軒は、ガラスと金属で、外壁と同様のドット模様が入っている。


エントランスホールの照明は、いくつもの小さな電球が、吹き抜けの天井から
長く垂れさがっている。


2階の入口から入ったので、階段を下りて1階へ。






ホールには、女神ガイアを表したというメタリックなオブジェが吊るされ、
存在感を放っていた。





こちらの内装にも木がふんだんに使用されていた。
余裕があれば、ホールで音楽も聞きたかったな。



2階のカフェスペース。


こちらは1800年代に建てられた邸宅を改装した博物館でカフェも併設。
ハカサルミ・ヴィラ


この日(時間?)は閉まっていたが・・
庭のお花が満開・・
何の花かな?ジャスミン?!






そしてやってきたフィンランド国立博物館。
閉館中とは書かれていたが、外観だけでもと。
やっぱり改修中で閉館していたが。


建物は1905年から1910年に渡って、エリエル・サーリネン他3人の建築家によってナショナルロマンス様式で建設されたもの。
中世の城や教会などをイメージして建てられ、外壁には花崗岩が用いられている。




2018年に開館した現代美術館アモス・レックス。美術館は、地下に広がっていて、地上は広場になっている。


地上には、こんなガラス窓がいくつかにょっきり出ている。地下の美術館では、天窓として地上の光を取り込んでいるようだ。


フィンランドの造形作家キムシモンソンの巨大な苔人形のオブジェが鎮座していた。
人気作家なのか、度々苔の人形を見かけた。


斬新な外観、、この建物は、なんと礼拝堂。
2012年建築、カンピ礼拝堂。
曲げたもみの木を何層にも重ねて作られているという。


この後は、地下へ潜って、地下鉄巡りに繰り出すことに。




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