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東京建築&タイル巡り2024②【グランドプリンスホテル新高輪&旧島津忠重公爵邸】

2024-11-18 | 建築巡り・街歩き【その他】
フレンズセンターの公開日を間違え、その後は、同じく文化財ウィーク公開物件の清泉女子大学にある旧島津忠重公爵邸へ向かった。
同じ最寄り駅にグランドプリンスホテル新高輪があったので、立ち寄り、見学していくことに。


グランドプリンスホテル新高輪は、1982年村野藤吾設計により建築。
裏門らしきところから入ると、半円形に張り出すバルコニーが整列する客室棟が見えてきた。
建物の裾がスカートのように広がってる。



こちらの面は、ややコンパクトなバルコニーが各階について一直線に並んでる。



壁面は白いタイル貼り、バルコニーもレースのようなデザイン。


建物の裾部分はモザイクタイル貼りになっていた。



レースのようなデザインの大小の円形のバルコニーが華やかでかわいい。





正面玄関へ回る途中にあった扉は、アイアンで梅の木のようなデザインの面格子がはまってる。


かわいいデザインだなあ。


正面玄関へ。
建物を囲むように半円に張り出したバルコニーが続いている。




整列する客室棟のバルコニーが圧巻。


見上げた時に目に入るバルコニーの裏面にも、可愛い装飾が。



建物のコーナー部分にも円形のバルコニーが設けられていて、やわらかな印象に。


閉鎖されてたが、外から2階へ直接上がれる階段の手摺にも、
バルコニーに繰り返し使われていたレース風のデザインが使われてる。




正面玄関前にあるのは換気塔。こちらも裾広がりなデザイン。


宴会場などのある棟、国際館パミールの玄関入口


入口のスタンド照明。


吹き抜けのホールはあたたかみのある色合いの大理石が使われ、広々とした空間が広がっていた。


照明は松ぼっくりを開いたような形。


真下から見上げると、花びらが何重にも重なった様子が美しい。




テーブルの脚のラインがいいな。
家具も村野藤吾だろうか?


エレベーターホールの扉は、梅の花のような模様が入っていて、


花びらは、あこや貝が使用されている。
近づくと、きらきらと光沢があり、きれい。
今回、見ることはできなかったが、宴会場「飛天」は、あこや貝が天井にふんだんに散りばめられているそう。


宴会場前のスペースの天井。





2階窓の取り方もおもしろい。


一部のコーナーがアールなところも。


今は使ってなさそうだったが、調理スペースとカウンターがついたコーナーの壁面には、小花模様が描かれたタイルがびっしり貼られてた。


そのタイルは、波型で、1枚1枚立体感のあるものだった。



新館との連絡通路も、村野藤吾っぽいデザイン。


小さな開口部には、ガラスブロックがはまっている。




新館は日本現代工芸の粋が詰まったような?装飾が見られた。


組子細工なのか?立体感のある細工の入ったスクリーンが存在感を放ってた。


フロントも同じく。


照明なども和モダンなデザインがおしゃれ。






庭園には、村野藤吾設計の茶室も。





グランドプリンスホテル新高輪を後にし、清泉女子大学の島津忠重公爵邸へ。建物は、1917年ジョサイア・コンドル設計により建築。
現在は、学生たちの学びの場として使用されている。




玄関扉のステンドグラス。


建物内から見た玄関のステンドグラス。



階段ホール。















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