池澤湯を後にし、やって来たのは、タイル尽くしの小林建材店。
ここも事前に情報を聞いていたのだけど、
建材店なだけに、店の外壁にはタイルの見本帳みたく、さまざまなタイルが貼られてる。
光沢のあるオレンジ系のタイル。
ちょっとわらびの出てるスクラッチタイルから縦縞だけのタイルまで、同じ色合いで比較できるようになってるのか?
微妙に違うタイルが一緒に、
ここはオフホワイトから、薄いグリーン、茶と
この薄いグリーンのタイルの型押し模様は初めてみるような?
そして軒下にもタイルがびっしり。
しかも軒下にはボーダーのマジョリカタイルが貼られてる。
こんな波の模様のマジョリカも。
ここは今年三月末まで公開されていた施設、永楽館。
江戸時代から続いた生薬問屋を明治6年に改造し、料理旅館として昭和58年まで使われ、
その後、市へ寄贈され、一般公開されていたようだけど、、見れなくて無念;
内部はぷにょさんのブログにて→☆(1~3まであり)
今後は整備後、食事処などに活用されるようだ。
横田歯科のタイルと面格子。
「玉味噌」と看板のかかった風格のある町屋。
玉味噌は伊賀の特産品らしい。
そしてもう一つのタイルチェックポイント。
商店街の入口にあるうどん屋さん「九庵」の外壁の丸柱に貼られたモザイクタイル。
渋い色合わせの味わいのあるモザイクタイルが貼られてる。
ちょうど柱の前で立ち話をされていたうどん屋さんの奥さん?に断わりを入れて撮らせてもらったら、
タイルのこと、あまり気付いてなかったと言われてた。
こちらは角柱に貼られてる。
のちほど町歩きツアーの時に、うどん屋さんを回り込んだ玄関先にもびっしりと貼られていたのを発見!
そして時間があれば、お茶してみたかった「カフェワカヤ」。
大正11年に建てられた建物だそうで、元は倉庫として利用されていたとか。
その後ピアノ教室などとして使われ、現在は味噌田楽の老舗「田楽座わかや」のカフェに。
隣の蔵造りの建物との間に貼られてた大判タイル。
雰囲気のあるいいタイル。
更に歩いて・・
元たばこ屋さんらしきショーウィンドウのある建物。
ショーウィンドウ上部には細かい細工が入ってる。
ステキな持ち送りもいくつか見つけた。
8年前、家族で訪れた時にランチした洋食のお店「ストーク」も健在。
元「電気湯」のタイル絵。
前回、家族で訪れた時には「忍びの館」という施設になっていたけど、もう外観からは旧銭湯の面影もないカラオケ喫茶になってた。
そして約束の時間に老舗のうなぎ屋、栄玉亭へやってきた。
ぷにょさん&友の会諜報部員情報により、ここにあるタイルシンクを見逃してはならない、ということで
お昼はここで取ることにしていた。
うなぎは焼くのに時間がかかるとのことだったので、ツアー開始時刻に間に合うように
開店時間に焼き上がるようにお願いしていた。
お庭に面した個室へ通された。
その部屋の手前にうわさの手洗い発見!
ぷにょさんたちがうなぎが焼き上がるまでに磨き上げたというタイルシンクが中庭で神々しい輝きを放っていた。
シンクは白いタイルに緑のボーダーがアクセントに入れられている。
ガラスの棒の水切りもレトロ。
両サイドに擬宝珠がつくとても風変わりなデザイン。
前面と側面には擬石風タイルが貼られてる。
それを縁取るモールディングタイル。
足元のマットの下にもモザイクタイルが貼られてた。
庭側から目に入ることも考えられてか?裏面も抜かりなくタイル貼りで美しい。
念入りに写真を撮っていたら、女将さんが出て来られ、
友人に教えてもらい、駆け付けたというと大そう喜んで頂けた。
うな丼も皮がパリッと香ばしく、美味しくて、英気を養えた。
帰り際に、この杉戸絵に描かれてる雀が可愛いと、言ったら、絵は2階にもあって、全部で4つあると教えて頂き
見せてもらうことができた。
2階にはこんな猫が手毬とじゃれ合う絵と、もう一枚はやはり雀と菊の絵、
2階の大広間。
1階にもう一枚、梅と鶯の絵があった。
この後はてくてく銭湯の集合場所の上野駅へ急いだのだった。