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m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

【リスボンの町中のタイル巡り・その一】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-09-16 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019
地下からようやく地上へ上がり、散策をスタート。
リベイラ市場のタイルやサンタジュスタのエレベーター(後ほどレポート)など見た後、いざ、街角のタイル巡りへ!



そもそもポルトガルへタイルを見に行こうと思ったのは、4年ほど前に始めたインスタで、アズレージョ(タイル)尽くしのポルトガル人のインスタをいくつも見たから。



ポルトガルって、こんなにタイルがあるんだ~とその時目からウロコが落ちた。
それらのインスタのタイルは特別な建物に貼られてるものではなく、街角に何気なく貼られていそうなものばかり。



そんなタイルをいつか見に行ってみたい、と思っていた。
なのでヨーロッパの旅、再開?第一弾はポルトガルと決めていた。



タイル歩きはまず身近なところからと、ロシオ広場周辺からスタート。
とにかくローラー作戦で、北はロシオ広場から南はコルメシオ広場まで、
縦に走る通りを一本ずつ制覇していこう。



建物の一階の扉周りや、二階、三階とタイルが貼られているものもあり、
次々に見つかるタイルに狂喜。


しかし、二階以上のタイルはカメラはあまり望遠効かないので取り辛い;


こちらはロシオ広場。
ロシオ広場の地面にはカルサーダスと言われる石畳が広がる。
あちこちの広場や通りはカルサーダスで模様が描かれている。



ロシオ広場は広場全体に波のような文様がゆったり描かれている。



広場の近くには老舗の有名なタバコ屋さん、「タバカリアモナコ」がある。



入口扉両脇に入れられたタイルはなんと、かえる文様。
鳥獣戯画を思わせるようなタッチの二匹のかえるが向き合う。
こちらはポルトガルで19世紀後半に活躍した風刺画家でもあり、陶芸家でもある
ボルダロの作品だという。


裏口に回ると、サギが描かれたタイルが。







クラシックな店内にもボルダロの作品があるのだが・・撮影禁止になってた。


こちらは縁取りの枠の中に繊細なラインで描かれた花





ちょっとイスラム風なデザインのタイルも。
扉や窓の間に帯状に貼られたタイル。







ブルーとグリーンの大小の正方形の組み合わせでできるデザイン。





グリーンの濃淡が美しいタイル。



扉が開け放たれた建物があり、中を見ると、修復中のよう。
しかし中もやはりタイルに覆われていた。


優美な階段とタイル。



一部タイルが剥がれ、古びた壁が露出しているのも味わいある。


グリーンの釉薬が美しいこんなレリーフタイルも登場。
アールヌーヴォーの優雅なライン。











本当にタイルの模様は無限大だなあ。


二階、三階のタイルと違ったタイルで装飾された建物も。


またまたグリーンの釉薬がきれいなタイル。



ここは元々はこの可愛い花のタイルが全面に貼られていたのかな?





こんな茶色のタイルのモダンな壁のアパートも。



レストランらしきお店の扉両脇に貼られてたタイル。


これは~美しい!
お店のドアの取っ手の一部に貼られてたタイル。








タイルだけれど、石っぽく?ペイントしたものも面白い。



こちらは立体感のあるレリーフタイル。


靴の修理屋さんがあって、店先を覗くと、こんなタイル空間が広がっていたので
了承を得て撮らせて頂いた。



郵便ポストが集まるアパートのエントランス部分に貼られてたタイル。



オランダのデルフトぽい藍色で絵付けされたタイルも。



四枚のタイルが集まって、華やかな模様が展開されるタイル。



釉薬が塗り分けされていてマジョリカタイルっぽい。



そしてこのレストランに貼られたレリーフタイルの美しいこと。



飴釉と黄瀬戸(ポルトガルでは釉薬名は違うだろうけど)の好きな取り合わせ。


美しい~~
タイル巡りはまだまだ続く・・


コメント (2)
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【リスボンの地下鉄駅構内のタイルその一】ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-09-15 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019
リスボンへは関空からフィンエアーにて、ヘルシンキ乗り継ぎでやって来た。
最初の恐るべき失敗はヘルシンキのトランジット時のセキュリティーチェックで
首から下げてたカメラをそのままトレイに残したまま立ち去ってしまったこと;
係員が追いかけてきて、首にぶら下げてくれた時、あまりの自分の耄碌ぶりに凍り付いてしまった・・
ここでカメラなくしてたら完全に終わってた・・
まだ現地にもついてないのに先が思いやられる;
係員に大感謝!



リスボン空港へはシャトルバスで着いた入口からモザイクタイルに迎えられた。
リスボンで最初に見たグリーンと白のグラデーションのモザイクタイル。


空港では他にはこの茶系のモザイクタイルくらいだったかなあ。


空港から地下鉄へのアプローチは黒と白のモザイクタイルが、エスカレーターのある大空間にびっしり貼られていた。


空港から通り過ぎる地下鉄の駅構内を見ているとなんだかただならない雰囲気に気付く。
ほとんどがタイルで装飾されたものではないのか?!と・・


乗り換えのアラメダ駅に下り立った時にも、タイル空間が広がっていて、ワクワク。


バスコダガマとバーソロミューディアスと名前が入っていたので、
その航海をテーマにしたタイル絵が描かれているようだった。



タイルだけでなく、大理石で作られたオブジェとの合わせ技?も見られる。





宿の最寄りの駅、ロシオ駅の階段付近にはこんな可愛い幾何学の花模様のタイルが広がる。



色合いもデザインも好みだなあ。


そうかと思うと駅の改札を出ると、
ちょっとシュールな雰囲気の陶板画が。
分厚めの黄色と紺のモールディングタイルも印象的。


地下鉄にはタイルだけでなく、大理石もまたふんだんに使われているのだ。


これはピンク色の大理石に黒ぽい色のラインが菱形の模様のように入ったもの。
この後はホテル(ゲストハウス)にチェックインして、大人しく翌朝に備えた。
その前にホテルに入れない!という恐怖の事態に陥ったが、偶然帰ってきた住人に救われてなんとか事なきを得た;



リスボンには3日滞在予定だったが、1日はシントラへ、もう1日はポルトへ日帰りする予定だったので、実質リスボン観光は移動日を含めて1.5日しかなかった。
この1.5日の間になんとしてもリスボンをコンプリートしなくては!
翌朝からは6時起きの6時半から7時の間にタイル巡りに出発。
意外に日が昇るのが遅いので、明るくなるまでの時間を地下鉄のタイル巡りに充てることにした。
この日はホテルからバイシャ・シアード駅へ向かった。
バイシャ・シアード駅の入口は白いタイルに金色のラインが描かれていて華やか。



ここの駅はとても深くまでエスカレーターが伸びている。
その空間の全てが白いタイルで埋め尽くされているのだ。
まさにこのタイルはサブウェイタイル。



なんの装飾もない真っ白なサブウェイタイルもかっこいい。


リスボンの地下鉄はブルー、イエロー、グリーン、レッドと4つのラインが走っていて、
とりあえず自分のホテルの駅があるグリーンラインの駅から先日に空港から通ってくるときに見たレッドラインを辿ってみよう。


インテンデンテ駅の構内は細かいグリーンのモザイクタイル。
ちょっとガラスっぽい質感で縁が波打ち、表面のざらざら感に雰囲気がある。


そこから駅の階段を上がる時に見えてきたこのタイルたち。


何!このデザインと色合い!
飴色と水色の組み合わせがめちゃめちゃきれい。




素敵すぎるやん?!


ややアバウトなタイルのラインは、全て同じ大きさの正方形のタイルに、
あえてフリーハンドで描かれたようなラインで、正方形なり、長方形が描かれてるのだ。


こういう表現は日本ではお目にかかったことがない・・
面白過ぎる~



タイルは階段付近だけ、などではなく、改札までびっしりと貼られていて、
しかもこの看板がある付近は白一色など変化がもたらされてる。


すでにこの駅でノックアウトされてしまった・・


そして、次のアンジョス駅。
こちらは水玉のような模様がベースに。



水玉模様の中にトゲトゲした植物的モチーフの模様が描かれている。






その植物的モチーフは時に荒々しく、水玉部分に侵食・・



エスカレーターのラインと水玉タイル。



そしてオライアス駅へやって来た。
ここの駅もインパクト大だった。
カラフルなパネルに、


存在感ある鉄柱が立ち並ぶ。





改札の方へ上がってみると、そこはとても地下鉄の駅とは思えないような空間が広がってた。


この駅で使われていたタイルはこれ。
こんな質感のタイルも今まで見たことのないもの。
プリントなのだろうか?
様々な色が混じり合うタイル、独特な色彩。



淡い色合いのタイルと原色のパネルとのコンビネーション。


階段の手すり?というか階段壁?も斬新すぎる


ドアも一枚一枚がカラフル。
取っ手の一つも手が抜かれていない。


ここは一体・・?!
現代アートの美術館なのか?
っていう感じのアートっぷり。





かと思うと、また純粋にタイルで構成された美しいベラ・ヴィスタ駅。






ここのタイルは一枚一枚がハッとさせられるような美しい工芸的なタイルが使われている。




このラインに入れられた深い紺色のタイル



緑や青、が入り混じった釉薬の変化が美しく、


目の覚めるようなオレンジがかった黄色のタイルとも好対照。


アクセントにいれられたこの透明感のあるブルーも素敵だなあ。


階段を上がって、タイル壁を見下ろす。





そのタイルアートは改札を出ても更に続く。
幾何学的な模様を描いていたタイルは、魚などの具象的なものへ変化したりも、



深いブルーとグリーンの組み合わせも最高。


もはやタイルアートはとどまるところを知らずあちこちの壁で爆発してる・・









どの壁もデザインが違うから写真を撮るのがやめられない止まらない状態・・







さすがに、もうこの辺でやめとこう;


更に次の駅、シェラス駅へ。
こちらも真っ赤な柱が印象的な原色カラーの配色が美しい駅。


タイルを貼った平面を立体的に組み合わせたような、これまた
見たことのないようなタイル使いのアートが出現。


タイル壁とタイル壁の間から間接照明がもれている。


赤い柱、ブルーの壁の改札周辺。





向かいのホームはまたデザインが全く違うのだ。




日が昇るまで、と巡ってきた地下鉄だけど、この時にはもう夢中になってしまって、
地下へ潜ったままもう地上へ出て来れない状態になっていた・・
このままではいけない!リスボンはたった一日しかないのだ。
地下鉄は日が沈んでからまた見ることにして、後ろ髪引かれながらも
地上へ出ることにした。



そして、最初の目的地のある駅、カイス・ド・ソレ駅へ。



ここには大胆に描かれた巨大なうさぎの絵が描かれたタイルがある。
その意味合いはちょっとわからないのだけど、また調べてみたいと思う。

とにかくリスボンの地下鉄を数時間巡っただけでも、今までの自分のタイル常識が覆されるような斬新なタイル、タイル使いに出会い、衝撃を受けたのだった。


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ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

2019-09-13 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019
ポルトガル&スペインから無事帰国した。
もう何がなんだかわからないくらいの膨大な量のタイルや建物を見てきて、
圧倒され、衝撃を受け、打ちのめされ・・
大いなる刺激を受けて帰ってくることことができた。
タイルや建物を通じた異文化体験というかカルチャーショックが半端なく、
それを味わえただけでもヨーロッパまで出かけた甲斐があってよかった。
この歳になって、こんな心豊かになれる体験ができたことは、有難くて、もう感謝しかない。
行く前は久々のヨーロッパに不安もあったが、帰ってきた今は
残りの人生、もっと世界のタイルや建築を見てみたいと思ってしまった。
(旅行中恐るべき事態にも2,3遭遇したが;)
あまりに膨大なものを一気に見てしまって、何からどう報告していいのかわからないし、その時の感動が伝わるのか心配だけど、
とりあえず地道に写真整理していこう。
 
 
 
リスボンで最も見たかったのは街角になにげなく貼られてるタイルたち。
 
 
 
それはレリーフタイルだったり、
 
 
 
絵画的な組み絵タイルであったり、
 
 
 
 
アーティスティックなタイルにも時々遭遇。
 
 
 
ボルダロのアールヌーヴォータイルもありーの、
 
 
リスボンの空港から町中へ向かう途中では地下鉄のデザイン、タイルの凄さに気づく・・
その後毎早朝と毎夜、地下に潜って地下鉄タイル巡り。
 
 
 
レストランやホテルなどあらゆるところがタイルで彩られている。
 
 
 
国立アズレージョ美術館は建物それ自体もタイルが見どころ。
 
 
 
まばゆいばかりのバロック教会も多数。
ポルトガルならではなアズレージョ尽くしの教会も。
 
 
リスボンからはシントラへも遠征。
それぞれ個性的な宮殿はタイルや彫刻の宝庫でもある。
お土産屋さんのタイル工房ではタイルアーティストのおじさんと交流も。
 
 
 
ポルトへも日帰り。
アズレージョまみれの駅舎に、精緻を極めたイスラム装飾尽くしの間のある宮殿を堪能。
 
 
 
バルセロナではガウディのうねる曲面に、モザイクに酔いしれ、
 
 
 
ドメネクの乙女チックでラブリーな建築の虜になり、、
 
現地まるまる5.5日間、朝から晩までフラフラになるまで思う存分歩き回って見てきたものを、これからゆっくり消化していこう。
 
 
 
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ポルトガル(リスボン)&スペイン(バルセロナ)の旅へ

2019-09-04 | ポルトガル(リスボン他)&スペイン(バルセロナ)の旅2019

いよいよ明日からポルトガルのリスボン&スペインのバルセロナへ旅に出る。

ヨーロッパは20数年ぶりで、しかも初一人なので超緊張・・

20代の頃は建築巡礼と称して年に一度のヨーロッパへの旅に出かけてた。

その頃に見たものや体験したことはいまだに忘れられない衝撃的な思い出で、

いつかまた再び訪れると誓ってた。

家族ができてからは封印してきたヨーロッパ行だったけど、

子供たちもようやく大学生になってやや手が離れたことと、自分の体力面、その他諸々を考えると

行けるチャンスは今しかない!と、

今回は建築巡礼ならず、タイル巡礼と称して、ポルトガルのリスボンとスペインのバルセロナの2都市に滞在、

8日間の旅(現地5日間)を計画。

ポルトガルは初、スペインは新婚旅行以来だけど、内部公開物件が増えているようだし、

今回はタイル視点でバルセロナを見てみたい。

20数年経った今の自分の目にはどんな風に見えるのかも興味深い・・

将来のヨーロッパ行の為にと20代の頃から温存していたヨーロッパ貯金で、

ガチのタイル旅に全力投球で挑んでくるぞー。

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延命新地と延命湯のタイル&八日市の町歩き&レンガ展

2019-09-02 | 建築巡り・街歩き【その他】

ヴォーリス建築の住井邸でランチした後はohbaさんと町歩きに繰り出した。

 

 

本町商店街を歩くと、タイルスポットがいくつか。

陰影がプリントされて立体に見えるタイル。

触れてみると、やや凹凸も付けられてておもしろい。

 

 

こちらも三つのパターンのタイルが貼られてた商店。

 

 

真ん中に灰皿のようにくぼみが付けられた黄土色のタイルがびっしり。

 

 

腰壁には立体感のあるボーダータイルに、床面にはこんな模様の入ったタイルが。

 

 

他にも、控えめな絣模様の入ったタイル柱のある店舗や、

 

 

下げられたシャッターの外の床面に見え隠れしていたピンクや赤系の昭和レトロなタイル。

お店が開いてたら、お店の中の床も一面タイルかなあ。

 

 

商店街から少し外れて歩いていくと、

 

 

飲み屋さんやスナックが立ち並ぶ通りに。

黒とグレーのパズルのようなタイルがびっしり貼られたお店。

 

 

入口のアーチに沿って貼られたタイルは糸ミミズ風のラインが入ったタイル。

 

 

 

 

真っ赤な扉に描かれた泡模様。

 

 

玄関ポーチの床に扇の模様が入ったスナック。

 

 

そしてその角を曲がったところの路地が、こだんみほさんが作品に取り入れられていたカラフルなタイル路地

 

 

こちらはタイルだけで構成されたものでなく、石や木やれんがなどいろんな素材が組み合わさっているのがおもしろい。

色のセンスも秀逸で、目の覚めるようなライトグリーンに赤いれんがや黒いタイルがアクセントになっている。

 

 

その路地をぬける。

何軒か廃墟と化したスナック跡が。

いちごみたいな照明。

 

 

そして延命湯にやってきた。

開店時間には程遠いので、中は入ることはできないだろうと思っていたが、

ちょうど、扉が薄く開いていて掃除中の様子。タイルを見せて頂けないかとひと声かけてみた。

 

 

掃除をされていた方がご主人を呼んできてくださり、なんと見学させていただけることに。

やった~!

なんかほんとにいつもタイミングがいいなあ。

 

 

玄関周りに貼られていた肌色に茶色の掠れたラインが入ったタイル。

 

 

そして素敵だったのはこの靴箱の扉。

面格子的なデザインの扉には、日本面格子界の重鎮の一人であるohbaさんもうっとり。

 

 

写真も好きなように撮ってください、と言われたので有難く撮らせて頂く。

浴室内へ。

 

 

床のタイル。

 

 

カランのつく壁面にはマーブル模様のタイル。

 

 

正面奥のタイル壁には北アルプス槍ヶ岳の写真が掲げられている。

茶色と黒のまだら模様のタイルの天辺にはカラフルなモザイクタイル。

 

 

天井と接する壁面にはぐるりとモザイクタイルの帯が取り巻く。

 

 

こんなシックな花柄のタイルも。

 

 

 

 

鯉の水槽もあった。

優雅な入浴タイムが過ごせそう。

 

 

可愛かったのは水風呂。

 

 

ピンクのグラデーションのモザイクタイル貼り!

 

 

ライオンの吐水口も!

 

 

 

 

浴室入口にはビーナス像。

 

 

そして脱衣所。

こちらは女湯の方で、少し鏡が大き目。

 

 

カラフルなアクリル板の扉のロッカーも昭和32年当初からのままだそう。

 

 

女湯には籐製のベビーベッドも。

 

 

洗面台との仕切りに貼られた華麗なタイル。

 

 

看板犬のモコちゃん。

18歳になるというモコちゃんはそんなお年には見えず、毛並みがふわふわ。

可愛くて癒された。

ご主人にはいろいろお話も聞かせて頂いた。

12月にはこちらでイベントが行われるとか。近くのおすすめの食堂なども教えて頂いたので、φ(..)メモメモ

快く見せて頂きありがとうございました。

 

 

延命湯を後にし、町歩きは続行。

 

 

玉石タイルが敷き詰められたポーチ。

 

 

タイルが全面に貼られた食堂。

 

 

こんな蔵を改装したカフェ「キッチンLaugh! Cotan」もあった。

昨年オープンしたよう。

 

 

広大な敷地を持つ「招福樓」という料亭もあった。

広大過ぎて、アプローチから建物も見えない・・

庭先を掃除されていた方にお昼のランチはどれくらいで頂けるのか?

尋ねてみると、1万5千円とか!

一生無理だなぁ。

 

 

アールついたモザイク壁がレトロなハセ美容室。

 

 

 

 

お店の中を覗くと、ありとあらゆる紙を扱っていそうな荒松紙店。

 

 

ohbaさんが新八日市の駅舎が良い!というので、帰りは新八日市まで歩くことに。

この赤い煉瓦の煙突は大正から昭和初期に建てられた旧マルハチ醤油醸造所のものだそう。

敷地には建物がいくつかあり、昭和30年代に休止され、使用されずにいたため、取り壊しの話が持ち上がったという。

その後地域の方々のコミュニティースポットとして活用することとなり、お惣菜の販売やカフェもされている。

残念ながら、この日カフェはもう終わってた。

 

そしてすぐ近くに、ohbaさんが以前に来た時に発見したというとっておきの物件があるというのでやってきた。

大通り沿いから少し奥まったところにあった旧宮路病院。

瀟洒な木造2階建ての建物で、玄関扉にはいろんな型板ガラスが使われていた可愛い物件。

 

 

 

 

 

更にohbaさんいわく、東近江市は飛び出し坊や発祥の地であるとか。

やたらと多い、飛び出し坊や看板。この道路には見える範囲で三体の飛び出し坊やがこっちを見てる。

 

 

古い薬局のショーウィンドウ下のタイル。

 

 

そしてちょうど一息入れたいところで、現れたカフェ「A&H Cafe'Gallery」

 

 

塩蔵を改装したという店内は高い天井に太い梁が通っていて、

 

 

むき出し壁は塩蔵として使われていた時のままだという。

 

 

チョコレートパフェを食べて糖分補給。

 

 

新八日市駅へ到着。

大正11年に建てられた木造二階建ての駅舎。

いい具合に蔦が絡まった水色の駅舎はフォトジェニックで素敵だった。

 

 

駅のホームから駅舎を望む。

 

 

この後は、ohbaさんが出展している京都三条のギャラリー「Art Spot Korin」へやって来た。

そう、ohbaさんは針穴写真家であり、アーティストでもあるのだ。

先月いっぱいまで2箇所のギャラリーで出展されていて、そのうちの一カ所に立ち寄らせて頂いた。

 

 

煉瓦がテーマのこの展示では各アーティストの方々が煉瓦をモチーフに思い思いの試みをされている。

ohbaさんの作品は海で拾ったシーレンガをシーガラスと共に煉瓦サイズのガラスのボックスに閉じ込めたもの。

シーレンガにはそれぞれ赤煉瓦近代建築の写真が転写されていて、その細かな転写を備え付けの「板付きレンズ」で

拡大して見ることができるという凝った仕掛けがされたもの。

角がとれて丸くなったシーレンガも元は何かの建物の一部として活躍していたのと同じように

人も年を取るにつれ角がとれて丸くなり、小さくなっていずれは消えてしまうという意味合いも込められているという。

(合ってます?!)

アーティスト直々に解説頂いて作品を堪能させて頂いた。

他のアーティストの方々の作品も、初めて見るような素材や表現方法が使われているものがたくさんあって、刺激的でもあり、

自分の頭では理解不能なものもあり、楽しませて頂くことができた。

 

 

雨上がりの石畳が美しい路地。

この日は一日、ご一緒していただいてありがとうございました。

 

 

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ヴォーリズ建築住井邸・HONMACHI93

2019-09-01 | 建築巡り・街歩き【その他】

旧伊庭家住宅を見学した後は、ohbaさんと落ち合い、こだんさんに教えてもらった

八日市のヴォーリズ建築、住井邸と延命新地を巡ることに。

まずやってきたのはヴォーリズ建築、住井邸(HONMACHI93)

昭和5年に建てられた元歯科医院の建物。

現在は住居兼HONMACHI93という複合商業施設として活用されている。

 

 

ヴォーリズらしい焼きすぎ煉瓦をランダムに貼った塀。

「ハ」の字に組まれた煉瓦が面白い。

何か意味があるのかな?!まさか八日市の八ではあるまい;

 

 

ランチはこちらの2階にある「ちいさな喫茶店」へ

 

 

 

 

玄関のたたきや腰壁には布目地の落ち着いた風合いの茶色がかったタイルが貼られてる。

 

 

 

 

 

ゆるやかなアーチのある玄関ホール。

1階は住居となっていて、住人の方が住まわれている。

 

 

 

 

アールが付けられた階段のコーナー

 

 

階段下にはやはり収納があり、

 

 

なんと、こんな省スペースにも引き出しが作られてるのにはびっくり。

 

 

お手洗いの扉の横には

 

 

ちょっとした棚が設けられていて、気配りが感じられる設計。

 

 

 

 

階段を上がって2階へ。

 

 

階段に下がっていた照明

 

 

そして、ランチ場所の「ちいさな喫茶店」へ。

ここは元歯医者の診察室だった場所だそう。

高い天井に大きな縦長の窓が三つ並ぶ。

 

 

この小さな造り付けのショーケースは歯の型を並べておいていた棚だそう。

 

 

こちらも造り付けの机兼収納。

 

 

なんと、天井の高さまである長~い収納棚に。

カルテなどをしまっていたという。

これは上の方ははしごを掛けないと取り出せないなあ。

 

 

ランチメニューはカレーかオムライスということで、合い掛けカレーを。

甘めのトマトチキンカレーとハーブの辛口キーマカレー。

 

 

2階にはカフェの他に、雑貨や洋服、革製品などのお店が5店舗ある。

元技工室の中は、

 

 

アクセサリーショップに。

 

 

技工室扉横にある受付の小窓が可愛い。

 

 

元レントゲン室や、

 

 

待合室も。

 

 

こちらは皮製品のお店。

 

 

木の壁に彫り込まれた模様が素敵。

 

 

 

 

 

それぞれのお店は建物の雰囲気にしっくり馴染んでいて、

建物が活かされているのを感じることができてよかった。

この後は延命新地などの町歩きへ。

 

 

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