蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

高速増殖炉もんじゅ

2011-06-18 | 原発

もんじゅがいかに恐ろしいか。こんなばかげたことを良くも計画したものだと思われるでしょう。まず、このブログを読めば、その恐ろしさともんじゅの馬鹿らしさが、良く分かります。   

昨年14年5ヶ月ぶりに運転再開去ることになった、福井県の高速増殖開発炉もんじゅは、地元の反対を新幹線建設許可との交換条件や地元に経済的メリットを供与するなどの不健全なやり取りで、地元の了解を得るなどの問題をマスメディアが取り上げた。しかし、今回の福島原発事故の収束の目処も立たず、日本のエネルギーと原発依存問題が大きな国民的論議となっている最中にもかかわらず、もんじゅの問題が日本のマスメディアが騒がないでいるのは何故なのだろうか。


ニューヨークタイムズ紙がこの問題を大きく取り上げ報じている。 1991年に試験運転が開始されて依頼、1995年に初発電するもナトリウム漏出火災事故が起こり運転を休止した。2010年後に運転再開したが原子炉容器内に筒型の炉内中継装置(重さ3.3トン)が落下。日本原子炉開発機構は2010年10月、「落下による影響はない」と主張し装置の引き揚げ作業を続行した。24回行われた引き上げ作業は全て失敗した。落下の衝撃で装置が変形し、原子炉容器の穴に引っかかっているとみられ、装置が原子炉容器から抜けない状態になっていることが判明した。長期にわたり原子炉の運転ができない可能性が出てきたと報道される他、「技術的常識に従えば本格運転も廃炉もできない」という主張も出されているが、来週に落下した炉内中継装置を燃料出入孔スリーブと一体で引き抜く作業をすることが予定されている。

高速増殖炉の開発は一時は米国を初め幾多の国が計画していたが、その成功の不確実なことより、日本以外の国はその開発計画を取りやめた。日本だけが執拗に追い求めており、成功しても当初の計画では2050年が商業運転の目標としていることより、余りにもばかげたプロジェクトであるのではないかと、否定的な意見もでている。

菅首相は、浜岡原子炉の停止と全ての原発炉の安全性の調査を指示した。また菅政権発足以来求めてきた財政規律から1兆円規模の費用を必要とするもんじゅプロジェクトが除外されている。

以上のような、問題含みのもんじゅプロジェクトについて、日本のメディアは問題提起せず、静かにしている。

検索してみると、武田邦彦がネットでこの問題を提起しているので、ブログに掲載した。

下記は編集画面のブログパーツでニコニコ動画のURLを変換後貼り付けたもの。



ニコニコ動画のURLをそのまま貼り付けた場合は、下記のようになり、クリックすれば見れます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14630841

 

 

コメント (2)
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