日本海に、空母「カールビンソン」がにらみを利かし緊張が
続く中、一方では、超豪華列車「トランスイート四季島」が
昨日上野を出発しました。10両編成で34人。来年まで予約は
いっぱいとか・・。
もう、夕方6時半だというのに、まだ外は明るく、ずいぶん日が長くなったと感じられます。
今日、5月2日は、八十八夜でした。 こんな夕方に、今日の話しを持ち出すのもどうか
とも思いましたが、ちょっとだけ・・。
八十八というのは、立春から数えて八十八日目(87日が過ぎた次の日)だというのですね。
なぜ、“夜”を付けて呼ぶのでしょうか?
いずれにしても、八十八夜というのは、雑節の一つで、農作業など、季節に密着した活動
の目安とした呼び方を設けていたのですね。
八十八夜については、「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」などといわれるように、
遅霜が発生する時期でもあるため、特に注意を喚起したのでしょう。さらに、「九十九夜の
泣き霜」という言葉もあるところから見れば、これは、5月半ばごろまでまだ霜に注意が必要
だということであり、こんな時期に“超遅霜”などに見舞われては、泣いても泣ききれない
ですね。農作業をやってみてはじめて“霜”の怖さを感じたのでした。
標高1000mの高原にある蓼科農園などは、ちょうどこれにあたるようで、かって、サツマ
イモを植え付けた直後で、霜被害にあったことがありました。一夜にして、黒く変色して
枯れてしまうのですね。 蓼科では、八ヶ岳に雪がなくなると、霜被害は大丈夫・・と
いわれています。(5月下旬~6月上旬)
八十八夜のタイトルでブログアップしたのは、2012.5.2 のことで、丁度5年前になります。
この時も、お茶の話しを持ち出していて、 “この日に摘んだ茶は上等なものとされ、この
日にお茶を飲むと長生きするともいわれている” などとありましたが、確かに、まったり
としたお茶を静かに飲むときの感覚は、何とも言えない幸せを感じますね。
また、お茶に 「初昔」というのがありますが、これは、八十八夜の前10日に摘んで製し
たお茶のことを言い、後の10日に摘んだそれは「後昔」というとありました。
お茶では、「〽 色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす~〽」なんて、狭山の
宣伝文句なんですね。
また、この頃のブログを見ていますと、2014.5.3のブログに “今日は豆ごはん”があり、
この年は、ツタンカーメンのえんどう豆の初収穫で、豆ごはん・・だったのです。
今年のそれは、すこし、実が入り始めた程度で、まだ収穫時期でなく、少し遅いということ
ですね。 しかし、毎年、この時季の楽しみの一つになっているのです。
4月下旬頃から、満開になっているベランダのハナミズキです。