年寄りの「つぼやき」です。(つぶやき+ぼやき・・?!)
この 3.11は、震災から14年を迎え、テレビなどたくさんの報道がなされていました。
未だ、2万7千人以上もの方々が避難されているというのですね。あの時私は埼玉県の
鴻巣というところにいて、凄い揺れを感じ外に出てみると黒い雲が垂れ下がったおどろ
おどろしい光景がそこにありました。すぐに駅に向かいましたが、帰宅困難で見知ら
ぬ小学校の体育館で一夜を過ごしました。
(Adobe Stockより)
岩手県や宮城県の津波被害地域には、住民が戻りつつあるとのことですが、むしろ
避難されている方々よりも多くストレスがあるようだとあります。 確かに地元に
戻れてはいても、買い物に不便、学校もそう、クリニックその他のお店など日常生活を
するうえで不便なんですね。14年も経ってこの有様なんですね。
人が戻ってこないと、お店や交通機関もコストばかりがかかる。逆に、これらの
インフラやお店、クリニックなどが不便だと戻ってこれない・・。つまりニワトリと
たまごです。この状態を打破するのは、当然、政府や行政の仕事で、強力なリーダー
シップがあってこそ回転するのです。
福島原発も同じですね。帰郷するかどうかの問題のほか、こちらでは原発の廃炉
処理をどの様に進めるか、難しい問題であることは重々理解できますが、難しいから‥
といって、腰が引けていたのではこれも動かないでしょう。総量880トンものデブリを
処理しなければならない大きな山に向かって、やっと1gに満たないデブリの取り出しが
できたと・・。政府は本腰が入っているのでしょうか? 除染土処理にしても、2045年
までに県外で最終処理をするとの法律も早や残り20年となっているというのに・・。
福島県外、つまり全都道府県にその意向を問うもわずか5県が「条件付き」で検討する
との回答で、他は無回答だったり不可だとか。ここにも、政府のリーダーシップが
求められる重要な案件が残されています。
除染土
(TBSニュースより)
物価高も、何か手が打たれているのでしょうか? コメの政府放出も何だかおっとり
刀調子だし、天候不順だから止む無し‥と放置しているわけではないにしても、もう
少し積極的な策がないのでしょうか? 現、政権はそういうことにあまり気が付か
ないのかもしれませんね。
(フタバ画像より)
どこかの国の大統領は就任一月で何本もの大統領令を出し、この国を思う方向に
実に精力的にグングンと前に進めています。この施策が良い悪いは別として、この
ような推進力に満ちたリーダーシップはやはり国の首長として望まれるところです。
一方、高校授業料の無償化や所得税課税対象額の引き上げなど、野党の掲げる施策に
すり寄って次年度予算案を成立に向けた、姑息とも思える手段に甘んじ、国会でも
スマホいじりに夢中であるなどが報じられる どこかの総理大臣のリーダーシップは
全く見当たらないのではないか? 政権の担い手としての存在感が見えない。さらに、
高額療養費の負担上限額引き上げについて、ダッチロールよろしく 参院で修正される
ことになれば、次年度予算は再度衆院で可決される必要があり、ひょっとすると年度
内予算成立もどうなるか危ぶまれることに・・。
少数与党だからと言って、野党に迎合するのではなく、今この国にとって重要な
案件、物価、エネルギー、外交等々の巨大な案件に敢然と立ち向かう必死の姿こそ、
国民からの賛同と支持を得る‥それが政権で、そんな力量を見せて欲しいのですね。
総理大臣は、少し前には『国民に受けることばかりをやっていると国は亡びる』と
強調されていたそうですが、国民に受けること‥とは何か? この認識がすでに違っ
ているのかもしれません。
年寄りの「つぼやき」は、留まるところがないようですので、この辺りで打ち切り
とします。
HAUSER & Caroline Campbell - Quizás, Quizás, Quizás (Live in Italy)
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