梅雨前線が、長野、北陸あたりに停滞しているために、大雨注意報が出っぱなしの蓼科
農園は、午前、午後など雨の合間の作業となりましたが、6月30日~7月3日で、予定通り
完了しました。
タマネギ、ニンニク、ジャガイモ(タワラムラサキ1畝)を収穫しました。
昨年も、この時季は、同じような収穫でしたが、タマネギは、白、赤とも小玉の割に“ト
ウ立ち”気味で、昨年に比べるとやや落ちの感じでした。 一方、ニンニクの出来は上々
で、さすが青森産の種は、一段 上級クラスで、プリッと張った6~8片の大きさは市販の
上級に匹敵する立派さで、しかも大豊作でした。“ニンニクまつり”の方がピタッとする
かも?
昨年と同じような作り方をしているにも係わらず、少しづつ違った成果が出るのは、種
が全く同じではないことの他、植え付け時期の 温度、気候などの成長初期の微妙なコン
ディションの違いによるのかもしれません。畑のすぐ近くならば、この時季の観察によっ
て、手を加えるとか、ハウス栽培のようにある程度条件を固定する必要があるのかもしれ
ません。(話がそれました~)
ジャガイモは、次回(7月下)に掘り上げる予定ですが、1畝だけ植えつけた“タワラム
ラサキ”は、早生品種であることが分かりましたので 今回収穫しました。しかし、もう
1週間ほど置いた方がよさそうな気もしますが、月一の来園だと 止むを得ません。昨年、
このタワラムラサキも、7月下にマゼラン種とともに掘り上げましたら、大きくなりすぎ
ていて 割れていたのがあったりしました。
タマネギ、ニンニク、ジャガイモの収穫 ジャガイモ(マゼラン)は今花ざかり
4月に植えたサトイモは、8割程度の発芽で、4畝のうち1畝のマルチが剥がれたりしてい
たこともあり、半分程度の発芽でした。 サトイモはタネ芋のばらつきが大きいのか、
例年キチット葉が出て来るまで心配をかけるのです。
サトイモ、サツマイモの除草
5月に植えたサツマイモ、カボチャ、スイカは、植え付け時の気温は早や夏の太陽下で
高温状態でしたから、あれからずっと気になっていたのでした。 一番の心配だったサツ
マイモは、6割くらいの根付きで、全滅は避けられましたが、やはり気温の影響があった
のでしょう。
カボチャ、スイカは、苗の周りに藁を置き、苗がマルチに直接触れないようにしたこと
が良かったのかもしれません。特に、カボチャは元気で、今年大豊作が期待できそうでし
た。同じようにしたスイカは、カボチャに比べると弱弱しい感じですが、これからグッと
成長するのかもしれません。 昨年は大豊作(過ぎ)でしたから、今年も・・。
黒豆は、ほぼ100%の発芽で、既に30cm位の丈に成長していました。 1~2本立に整え、
支柱代わりに紐で両側を挟む形で傾倒を防止し、ピーマン、ナス、インゲン、ミニトマト
などは、さらに上部を ほう縛をしたり、梅雨時の成長支援を施しました。
これらはみんな、鹿対策用のネットに囲まれた内側にあり、この時季、整然と緑色の
植物列を成している姿は、イキイキと若いエネルギーが湧きあがってくるようでした。
黒豆など ランチタイム
ミズナ、コマツナ、レタス、ハツカダイコン等はいつものように新鮮な食材として
重宝されるのでした。
楽しいディナー
このところの雨のお蔭で、土が柔らかく、草引きは楽々で、手際よくはかどりましたが、
手袋などは泥んこ状態になりました。 初日は、到着後の半日、翌日は夜来の雨が午前中
いっぱい残り 午後の作業、3日目は朝から曇りで、時折 陽もさす作業日和となり、掘り
上げたタマネギ、ニンニク、ジャガイモ等を広げて(前出の写真のように)乾かすなど
順調に作業は はかどりました。
ところが午後4時頃、あっという間に 突然スコールのような雨が来て、大急ぎでこれ
らの収穫物をテントの中に運び入れたものの、折角乾き始めた収穫物を濡らしてしまい
ました。何もかもズブ濡れ状態で、さすが縄文温泉は遠慮して、K邸に直帰しました。
2日目の雨は、尖り石縄文考古館へと足を向けてくれたのでした。 ここは、畑のすぐ
近くにある施設ですが、これまで何度も畑に来ていながら、初めてという人もいて、
ひと時、5~6,000年前の縄文人の生活に思いをはせ、中でも国宝指定の『縄文のビー
ナス』『仮面の女神』などの実物に見入ってしまいました。 “雨も亦、佳きかな・・”
尖り石縄文考古館(土器に紛れて・・)
頑張りました 今回の完成
お待たせしました。オートスライドが出来ました!
お楽しみください。(6分20秒です。)