蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ツバメシジミ  (bon)

2024-06-28 | 日々雑感、散策、旅行

小さな蝶の話題です。

 先日(6/22土)の読売新聞朝刊の埼玉版『動物日記』に、この「ツバメシジミ」
の記事(埼玉県生態系保護協会、桑原里奈氏)が取り上げられていました。

 ツバメシジミは、シジミチョウ科に属する蝶の一種とあり、そもそもシジミチョウ
は、南極大陸を除くすべての地にみられ、日本にも全国にわたって70種以上が分布
している、よく見かける、小さな、翅を閉じているとシジミ貝に似ているところ
から名付けられているといいます。 漢字で書けば、「小灰蝶」と書くそうで、
灰がひらひらと舞う様から・・とあります。

 ベニシジミ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミなど、たくさん
見られます。

 で、ツバメシジミというのは、写真のように、後翅に突起があり、この突起が
燕(ツバメ)の尻尾に似ているところから名付けられたのでは・・とあります。
大きさは、2㎝ほどの小さい蝶で、丸い後翅に2㎜ほどの白と黒の尾状突起がある
のが特徴だそうです。

        ツバメシジミ
        (教育出版より)

       少し近づいて・・  
        (ネット画像より)

 

 新聞記事には、この後翅の動きを次のように述べられています。
『・・その魅力的な左右の後翅を微妙に動かし始めた。小さな体だけでも円らで
かわいいのに、美しい翅を遠慮がちにスリスリされると、その可愛さに感動して
しまう。 この可愛さは、きっとオスとメスが互いに愛の交換をする仕草なのだ
ろう』と。 この様子は、文末のyoutube の動画に出ています。

 しかし、この仕草はそうではないとあります。もっと切実な話で、この白黒の
尾状突起を、頭についている白黒の触覚に見誤らせて、ハエトリグモなどの外敵
から身を守るためなのだそうです。

 

 生態は、幼虫で越冬し、平地の草原や公園などで3~10月にかけてちらちらと飛ぶ
姿が見られるとあります。年4-5回発生するそうです。幼虫の草食はシロツメクサや
カラスノエンドウなどのマメ科の植物だそうです

 もしどこかでちらちらと飛んでいる姿を見かけたら、ちょっと立ち止まって観察
してみると面白いかも・・。種類が多いですから、何か特徴をつかんで図鑑などで
調べてみるのも楽しいかもしれません。そして、もし、後翅に突起があればそれが
ツバメシジミなんですね。

         (デジタル観察図鑑より)

             
              

 少し前に、娘が置いて行った短毛丸(サボテン)に、大きな白い花がたくさん
咲きました。何と夜にかけて、堂々と咲き始めるのですね。
  

       咲いた短毛丸 (2024.6.27)
        

 

 

 

 

ツバメシジミ 令和2年9月撮影@下沼河川敷

 

 

 

 


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