明日21日は夏至です。この日、地球の地軸の傾きは、太陽側に最も大きく傾く世界共通の
瞬間なんですね。お昼が最も長い。そしてこの日の夜に昇る満月は、ストロベリームーンや
ホットムーンと呼ばれるそうです。遠く輝くこの満月に、しばし心を寄せてみてはいかが
でしょうか。
何か月も、いやもっと長い期間にわたって世界の各地で戦争や紛争によって多く
の死者や避難民が続出しています。
今日、6月20日は「世界難民の日」(World Refugee Day)として、2000年12月
4日に国連総会の決議で定められ、活動が展開されています。
そもそも、第二次世界大戦後の1950年に、戦争等により避難を余儀なくされたり、
家を失った何百万人ものヨーロッパ人を救うことを目的として、国連難民高等弁務
官事務所(UNHCR:The Office of the United Nations High Commissioner for
Refugees)が設立され、当初は 3年で難民の救済活動を完了し、解散する見込み
だったそうです。
しかし、設立から74年が経った今日もUNHCRは、世界中の難民の保護や支援活動に
取り組んでいながら、現実には益々難民は増加している状況にあるのです。
(UNHCR協会より)
世界難民の日について、6年前の拙ブログ、2018.6.20に記事アップしていました
が、この時には、ニュース等では、特にシリア、アフガニスタン、スーダンが話題の
中心であったようで、難民の67%が、シリア(670万人)、アフガニスタン(270
万人)、南スーダン(230万人)、ミャンマー(110万人)、ソマリア(90万人)で
発生していたとありますが、昨今ではさらに ウクライナをはじめガザ地区も日常
報道されている通りで、スーダン情勢もなお悪化しているほか、ブラジルやアフガニ
スタン等各地で大災害なども起こっています。
もちろん、日本国内でも、能登半島地震やこれまでの災害で多くの人々が故郷を
離れて生活しているのです。
世界難民の増加 ⇓1憶2000万人
この5年間でも大幅に増加しています。 (共にUNHCR協会より)
(合計は必ずしも合いません。)
これらの状況を少しでも改善するには、とりもなおさず戦争や紛争を停止する
ことですが、その解決は難しく、さらに大規模災害による避難も各地で多発する
現状を鑑みて、先ずはこれらの実態を認識することから始めようと、「世界難民
の日」をきっかけとして、世界の各地で講演会や映画祭、イベント等による周知
活動を始めとして広く寄付を仰ぐこととされているのです。
私も、ささやかながら、寄付をさせていただきました。
日本では、この日(今日)各地のイベントの開催のほか、東京都庁、東京スカイ
ツリーを始め全国60か所近く、国連カラーの「ブルー」ライトアップが実施される
予定だとあります。
(UNHCR難民支援より)
地球そのものも沸騰化状況にあり、各地に大規模災害を発生させたり、干ばつ等に
よる食料危機にも追い込まれようとしていて、それを知らないわけではないけれ
ども、目の前で直近的に勃発している各地での紛争や災害による避難で苦しむ人達
に如何に手を差し伸べて行くかということなんですね。 しかし、そのうちこの
ことすらも可能ではなくなる日がひしひしと近づこうとしているのですね。
戦争などしている暇はないのです。
4K 都庁ブルーライトアップ
統計の範囲などが変化しているとしても、それにしても
凄い増え方ですね。
世界では1億人以上の故郷を追われた人が苦しんでいる…!