鳥の名前です。
私は、始めて聞く名前ですが、6/1(土)の読売新聞朝刊、地域版の「動物日記」
(海老原美夫氏、日本野鳥の会埼玉)に紹介されていました。 4月27日(土)に
荒川東岸水田地帯での毎年実施されている観察会(調査活動)の報告記事として、
この「ケリ」が、畔の上を歩く1羽と上空を2羽が飛んでいるのが確認され翌日も
見られたそうですが、田植えの時期に差し掛かり姿を消したとあります。初めて
知る名前の鳥で、珍しいのでネットなども参考にして記事アップしました。
「ケリ」は、学名をVanellus cinereusといい、チドリ目チドリ科タゲリ属に
分類される鳥だそうですが、体長は、35㎝くらいのハトより少し大きくすんなり
とした体形。 頭から胸の上部は青灰色、くちばしと足は黄色、くちばしの先端は
黒で、飛ぶと翼の白黒が目立つ‥そんな紹介がありました。
ケリ
(ウイキペディアより)
分布は狭く、日本の本州以外では、中国北東部、モンゴルに繁殖地が知られて
いるだけだそうで、日本では留鳥とされていますが、中国南部方面にわたるものも
いるとあります。
非常に警戒心が強いそうで、テリトリーにトビやカラス、ヒトなどの外敵が近
付くと、鳴きながら激しく威嚇して追い払おうとするそうです。その為、夜でも
鳴き声が聞こえてくる場合があるとか。この甲高い鳴き声が、日本人には「キリッ、
キリッ」、「ケリッ」、「ケケッ」などと聞こえるところから、「ケリ」という
和名が付いたと言われるとあります。
飛んでいるところ
「ケリ」の漢字は、「鳧」と書くそうです。こちらも大変難しいというか珍しい
漢字です。
ケリの漢字
(ウイキペディアより)
で、国際保護連合(IUCN)では、「軽度懸念(LC)」の指定を受けているそう
ですが、環境省のレッドリストの指定は受けていないそうです。しかし、各都道
府県では、絶滅危惧Ⅰ類に福島県、埼玉、千葉、高知などが、危惧種としては青森
県、さらに準絶滅危惧としては多くの県が指定しているようです。
「けり」という言葉は、たとえば「昭和は遠くなりにけり」などのように、
「~だった」という過去を表す意味、もしくは「~だなあ」のような感動を表す
意味をもつ「けり」があります。 俳句や和歌などで、助動詞「けり」は文末に
よく使われていたことから、「結末を迎えることができた」という意味をもつよう
になり、それが転じて、「何かの決着をつける」「終わりにする」という意味に
なったとあります。「けりをつける。」などですね。
「鳧をつける」と書く人もいるとか‥とありましたが、鳥の「ケリ」とは全くの
無関係なんですね。
さらに「けりをつける」の由来には、もうひとつ別の説も存在しているとあり
ます。それは平家物語に節をつけ、平家琵琶と共に語る平曲(へいきょく)をはじ
めとする語り物を由来とするもので、語り物は「そもそも」と語り始め、「けり」
で語りを納めているため、由来として伝えられているようだとあります。
古文の助動詞、または平曲いずれにしても、文章や物語を終わらせるための
「けり」が語源となっているのだそうです。
けりがつきました・・?
私には、鳴き声が特に「ケリ」と聞こえない気がしていますが・・
2024年4月28日!風の中のケリ!うるさく鳴くケリ!!
ケリの鳴き声
足が長くて、顔もなかなかのイケメンに見えます(*´˘`*)
チドリ科なので、足長なのかもしれません。
以前、ベランダにyく来ていたムクドリ、ヒヨドリが、このところ姿を見ないのですが‥
どこかに行った?スズメは安心して飛んでくるようです。
先日1羽のスズメが、家の中に紛れ込んで網戸に2~3度当たっていたので、
開けるとサッとどこかへ飛んでいきました。
どうして入ってきたのでしょう?