差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

さつき鶴翁の取り木

2023年02月21日 | うんちく・小ネタ

 サツキ鶴翁、枝振りが間延びしてしまった。そこで取り木によって分割を試み昨年からA図のようにして準備してきた。枝先の方の幹が十分発根しているのを確かめ昨日切り離し鉢植え(B図)にした。天頂の切り離した所は、将来株立ち作りにしようと考えている。

 ところでこの作業で勉強になったことがある。 幹の部分(C図)であるが、枝先きの部分の小さな幹でそれぞれ発根し十分水分を吸収するようになると共にその役目を果したのであろう切断してみると完全に枯死(枯れ木)しているではないか。枯れ枝の先に青々とした葉をつけ元気な鶴翁が生きていたと言うことになる。これも実践してみて初めて分かったことである。