さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

長崎鼻へ

2014年02月26日 | 九州シリーズ



指宿の温泉で目が覚めると、外には虹が見えている。この日は薩摩半島の最南端、
長崎鼻に行く予定であるが、何やら雨模様。。。

テレビ番組で見事、人気一位になったこのお宿、歩いて10~15分くらいの駅まで
おねいさんが車で送ってくれました^^



指宿枕崎線というこのローカル電車、指宿から先はまた本数が少ない。長崎鼻へ
行くバスも本数が少ないので、なんとか合わせてゆかねばネバ。



指宿の駅前です。南国~~って感じです。



駅前に無料の足湯がありました。真冬の時期だというのに、椰子の木と菜の花が
印象的ですなぁ。



バスが出るまで少し時間があったので、駅前をぶらつく。なにやら風俗街も
あります。これだけ並んでいるということは、それなりに元気な街ってことかー?



これは長崎鼻を通るバスが走り出したところです。おおっ!とシャッターをきった
のは、廃墟となった「指宿ユースホステル」の姿が見えたから。

むかしはユースホステルって全国にたくさんありましたね。管理人夫婦が「ペアレント」
とか呼ばれたりして、部屋は相部屋で、夜には「ミーティング」なるものに出させられ、
輪になって話したり、みんなで歌ったり踊ったり?w(゜゜)w

いやー、団体が大嫌いな私から見て、もっとも遠い世界ですなぁ~~(^益^;

というわけで旅好きの私でも、一度も足を踏み入れたことはないの…

いやっ!あるっ!中国の敦煌で泊まったよ!中国人の友人チェングォが予約して
くれたんだ。「ユース」って聞いて「げっ!」となったけれど、まあふつーのしょぼい
ホテルという感じで相部屋でもなかったし、清潔だったから悪くなかったよ。
変な「ミーティング」なるもので「自己啓発セミナー」めいた体験を強いるのは日本の
ユースだけだと聞いたことがありますがどうなんでしょ。

ま~団体で生活するのは出来ない私ですが、廃墟となったところならまた話は別。
こういう建物、安く買えたりしないのかな。こんなところにひとりで暮らせるなら、
夜も退屈しなさそうだし(オバケ見たいぞ)、邪魔されずに本は読めるし、騒音を
気にしないで音楽は聞けるし、なんかいーじゃーん(^益^)b



というわけで、長崎鼻に到着しました。後ろの山は開聞岳。とってつけたような浦島
太郎の像が置いてありました。たしかに昔は、船に乗って南国の島に行ってきた
という話もあったのでしょうね。フィリピンとかインドネシアとか?そこが地元の王様の
御殿なら、龍宮城だというのもわかります。

帰ってきたら何百年も経っていた、というのはおとぎ話でしょうけれど、たしかに長く
旅をすると、戻ってきたときに「あれっ」と時が過ぎている気がすることがあります。
今まで1ヶ月、2ヶ月、長くは1年という旅もありましたが、その間ふるさとはそれだけ
時間が過ぎていて、自分はその時間を不在で失っているのです。もちろん旅先で
違った時間を経験しているわけですが。

旅というのは、自分が過ごす時間をどれ・どこにするかという選択なんですよね。