さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

指宿の温泉宿は日本一だってか

2014年02月25日 | 九州シリーズ



う~む、例によって駅前には何もないw 見事に人もいないよ!
しかし霧島から妙見と、山奥の温泉を渡り歩いてきただけに、指宿は海があって
南国だなぁ~と実感。この画像の一番左、椰子の木でしょ?真冬なのに暖かい
感じがするしなあ。

昼飯を食いたいのだが、ちらほらと民家しかない。駅前に街の簡単な地図があり、
それによると、しばらく歩くとラーメン屋がある。餃子とビールだな、と思ってそこまで
行くと、閉まっている。。。w(゜゜)w

むぅ、しばらく街道沿いに歩くと、「黒毛牛の専門店」なるものがあるとガイドブックに
出ていた。高そうだし、夜は温泉宿料理なので、あんまりがっつり食べたくなかった
んだが、選択肢がなければしかたない。もう午後の2時だしなー。

しかしそこまで行ったら、「完全予約制」だってよ…w 昼飯どうするねん!



おぉ、もう菜の花が咲いているー。職場の近くにもたくさん咲いていて、毎年「春に
なったなあ~」と思わせるやつが、こちらでは1月なのねー。



おお、なんか横文字のレストランが開いている。これで食いっぱぐれはなくなったw



なかの雰囲気はちとオサレで、ビールを飲んで…という雰囲気ではなかった。なんか
かわゆいお嬢ちゃんがバイトしてるしなー。

「ここでしか食べられない!指宿の黒豚」とか書いてあるやつを頼んでみる。
するとこうきたよwww 生姜焼きとかトンカツのほうが、俺には合ってるな…。



さて少し歩いた海岸沿いに、予約したホテルがあ~る。誰もいな~~い。
いいんですか?やってるんでしょうね?



広いロビーはがらんとしていて他に客はいなかった。ま、平日の3時前ですしね。
部屋はなかなか広くてきれいだ。



目の前の景色もなかなかよろしい。大浴場の泉質もよかったよー。当然空いている
しねェ(^益^)b

ところでこの宿、わりと悪くないじゃん、くらいの印象でした。一泊してそれから鹿児島
に行き、そこのホテルでテレビをつけたら、「高くはないホテルのなかでの人気ラン
キング」という番組をやっていて、ちょうど全国1位を発表するところでした。

どこなの?とそのまま見ていたら、なーんとっ!このホテルが日本一だったんですぅ。
少し驚きましたよ。泊まった翌日でしたし。なんかジャニーズのジャリタレが二人で
ここに来て、ロビーもきれい!眺めもいい!料理も素晴らしい!とホメてましたw
あちこち写って、なんか懐かしくて嬉しかったッス(^益^)v

ちなみにここは元「かんぽの宿」で、それが民間に売られたのか?リニューアルして
やっているらしいです。だから指宿の中心エリアではなく、こんなポツンと離れた
ところに一軒あるんだー。ふつー「採算考えてこんなところに建てますか」だもんなぁ。

かんぽの宿ってーのはひどかったよねえ。何せ旧郵政省の幹部が天下って高い
給料もらうとこ。基本的に赤字で、そもそも旅行業者のプロが運営しているわけでは
ないので、うまくいくはずはない。

むかしね、一度だけ群馬の「かんぽの宿」に泊まったことがあるんです。7人2家族
だから2部屋予約してあって、それが6人になりました、と変更したら、1部屋に
変更されていたんです。そしたら「6人入れる部屋ですし、それでいいと思ったん
ですよ。もう今日は他に部屋はありませんので」ときたもんだ(笑)。

さらに、「夕食の準備が出来たら部屋に電話します」とフロントが言ったのに、予定の
1時間過ぎても連絡がなく、しびれを切らして直接レストランに行ったら、すっかり
料理は冷えてました。。。冷たくてまずいハンバーグ(絶句)。さすがに文句を言った
ら、連絡すると言った人、「連絡きませんでした?私も驚いてます」ですぜ(大笑い)。

風呂場も不潔だったし、「かんぽの宿」って、天下った役人とリストラされた郵便局の
人が公務員気分でやってるのかなーと思ったりしたのでした。

オゥ、つい昔のひどい話が長くなってしまったw
すべての「かんぽ」がそんなところではなかったかもしれませんが、その建物が
民営化して使われて、おそらくは大変な努力をして、テレビ番組で「日本一」とまで
評価されるようになったんですねー。同じ「箱」で勝負して、こういう結果だから、
やっぱり「人」なんですねー。



さて、夕食は「たまて箱」を意識してこんなふうに出てきました。開けたら煙かっ。

そういえば「浦島伝説」と逆ですが、小泉八雲の他の作品で「若返りの泉」というのが
あります。じーさんがとある泉の水を飲んだら若返ったというやつ。欲深なばーさんが
たくさん飲んだら、赤ちゃんになっちゃった!というオチ。

俺さ、赤ちゃんでもいいですよ。いずれ若者になるんだし。「戻れるものならいつ頃に
戻りたい?」という質問ありますよね。たしか高校生や大学生くらいがいいという答え
が多かったような。俺は幼児でもいいけどなー。いや別に女風呂入れるからって
わけじゃないけどさー^^;



開けたらこんな感じでした…。



昼が遅くて「黒豚」なんて食っちまったもんだから、夕食の時間は少し遅く7時にして
もらいました。食事処に行ってみると、6時スタート、6時半スタートの人たちはもう
徐々に食べ終わり始めている。だんだん人がいなくなると、ちとサビシ-w

そもそも、温泉宿にひとりで宿泊するやつは少ない。席は隅っこにしてもらっていい
のに、ご覧の通り真ん中から両サイドの2列を見渡すような、殿様席w 目立つー。

酒も2杯目に入る頃に、すっかりまわりは寂しくなってしまったぜ…。

しかし料理を運んでくるお嬢様方、みんなすらりとして黒髪を後ろに束ねた美形揃い。
ぬぬぬ。コレハ経営者の採用方針なのだろーか。おぢちゃんはちと嬉しかったw