東尋坊を見物したあと、宿泊先の「あわら湯」の駅に到着する。やはりひと気の少ない
温泉街である。
部屋はきれいな和室で大変よろしい。風呂は大変広く24時間入浴可能なのが嬉しい。
私はすべてネットで予約している。温泉街の場所を決めてから、「ひとり・素泊まり・
安価」な宿を検索するのである。ハイシーズンをはずした平日であれば、かなり
安かったりしますよ(^益^)b
予約を取って、一応その宿のHPを見たりします。今回の宿のやつを見てみると、
若いお嬢さんが浴衣を着て笑っている画像が出てきたりします。普通こういう所は
ジジ・ババか、むさ苦しいおっさんの団体ばっかりだったりするものなのですが。
(=゜益゜):;*.’:; ム、「コンパニオンプラン」というバナーをクリックしてみる。
お?「コンパニオンたちと過ごす至福の宴」??? おおお?
「ノーマルコンパプラン」、「ソフトコンパプラン」、「ハードコンパプラン」とあるでわ
ないか。気になる「ハードプラン」…*゜益゜*
どれもコンパニオンが客6人に1人、4人に1人、2人に1人、1人に1人と値段が
当然違う。「ハードプラン」で1対1だと、どーなるのー?値段表を見ると、それだけ
格段に高いっ!しかもそれだけはネット予約ではなく、直接電話でしか受け付けて
いない…。これは何かあるに違いないでわないか…。
この話を友人にすると、「そりゃ出てくる女性がハードなんぢゃねーの?」ときた
もんだ。ちなみに料金は、私が予約した素泊まりを、優に1週間分を超えるお値段!
電話で「あの~、すみません、素泊まり予約した者ですが、ハードコースにグレイド・
アップして頂けますか?」とでもゆえってかっ?女の人が電話に出たらどうするんだ?
宿についたら、「ハードコースのお客様、ごあんな~~い♪」なんてなったりするのか?
ハードに突撃する勇気のない(金もねーよ)私は、宴会ではなくひとり酒のために
街へ出る。といってもほとんど選択肢はなく、蕎麦屋を見つけてはいることにした。
「おろし蕎麦」というのがこちらの名物なのか?蕎麦にゴボウのかき揚げが乗って
おり、汁が2種類。右は大根おろしの汁だ。左は普通の出汁かと思いきや、こちらも
少し薄い出汁が入っちゃいるが大根おろしだw 違いがわからぬ。とにかく大根おろし
の汁で蕎麦を食え、とw
問題は酒を置いてないことだった… _| ̄|〇
法律で決めてくれないもんですかね。「蕎麦屋には必ず酒を置け」と!
駅の近くでこんな街おこしのスポットがありました。しかし人はほとんどいないw
数人ほど入れる屋台が数件。嬉しいことに居酒屋が入っている。
新鮮な鯵を肴に地元の酒を飲み、そこのおばちゃんといろいろな話をしました。
こりゃ「ソフトコース」かねえ(^益^;
すぐ横の暗がりの路地に、こんなのがありました。見えますか?
ぎゃはは^^ 「あわらミュージック劇場」だってさ♪ う~ん、これでこそ温泉街!
看板は光ってますが、暗くてやってるんだか?
友人のひとりが、こういう寂しい温泉街でストリップに入ったことがあるそうです。
ひとりで歩いていたら、おばちゃんが「見てって!」と声をかけ、ひっぱられるように
3000円払って切符を買ったそうです。
中に入ると休憩中で、先客がひとり座っていたそうです。しばらくすると少し暗くなり、
そのおばちゃんがラジカセを持って出てきてONにし、音楽が鳴り出すと脱ぎだしたw
すると座っていた先客が「またかよっ!」と言ったそうです。そうなんです。その
おばちゃん、呼び込み、切符売り、照明、音楽、踊り子、すべての運営をひとりで
やっていたのですねェ~。すき屋も驚く究極のワンオペ!(^益^)w
宿に帰るとき、こんな面白い看板がありました。どう考えればいいのでしょう^^;
宿ではあちこちの部屋で宴会もたけなわでした。ひとりのコンパニオンが入っていく
のを目撃しました。やはり「ハード」でした…w
よいこのみなさんは、ここから読まないで下さい。
編集後記: これを書いているつい昨日、「あわら湯ハードコース」の話を同僚に
しました。するとそいつは「あわら湯ねー。行きましたよ。宴会しましたよー!」と
きたもんです。世の中狭いものですねェwww
ハードコースでは、ハ○カ踊りまであるそうです…w その先は…ご自分で電話して
詳しく聞きましょう^^;
「あわら湯温泉」に宿泊するのでこちらまで来ましたが、「東尋坊」というのは聞いた
ことがあるわけで、どんなところかとやってきたわけです。
岩礁?
よく見ると岩の形が、柱が束になったようです。思い出すのは北アイルランドの
「ジャイアント・コーズウェイ」。気になるかたは、←左のメニューから「アイルランド」を
クリックしてご覧ください(^益^)b
これは「柱状節理」と呼ばれ、マグマが下からモコモコ出てきて固まり、それが波に
浸食されてこんな形になったとか。北アイルランドでは氷河に浸食されたのだった
ような記憶がw
若者は突端まで行って下を覗いたりしています。人間どこでもこんなことやります
ねえ~^^;
若くもない私も、それなりに突端まで行きましたよ((+_+))
落ちたりしようものなら、「バカだな~^^」とみんな笑い、「どこだどこだ」と野次馬が
殺到するでしょうねェ。。。
バスを降りてここまでの間には沢山の土産店や食堂があり、その向こうにホラ、
展望台があるんですよ。有料だから登りゃあしないけど^^;
戻るバスは一時間に一本。「カニまつり」があったもんだから道路は渋滞で時間は全く
わからない状態。しかーし、私がとぼとぼとバス停に歩いて行ったら、ちょうど待ち
疲れていた人たちが遅れていたバスに乗り込むところ。なんと素晴らしいタイミング
か!幸運の量が有限だとしたら、こんなところでだいぶ使ったぞ?
ホテルの横にはオバマさんの像がありました。なんかあまり・・・(^益^;
そして小浜を去り、次の目的地は「あわら湯」です。小浜の駅には「喫煙コーナー」が
ありました。偉いぞオバマ!
紅葉が色づく季節です。時折日本海が見えたり、景色がきれいなのであまり本を
詠めませんでしたねェ。
福井駅からはJRを降りて、「えちぜん鉄道三国芦原線」に乗ります。これがカワイイ
電車。しかし「タンゴ鉄道」にしても、なんであちこち漢字を使わないんだ?
出発時刻になると、なにやらカワユイお嬢ちゃんの声でアナウンスが始まりました。
2両しかないので、後ろを振り向くと、なあんと20歳前後と思われるカワイコちゃん!
びしっと制服を着て、手には手袋、頭にはオサレな帽子をかむっている^^
にこやかに車両を回り、荷物を横の椅子に乗っけているやつがいれば優しく網棚に
上げてくれとお願いし、年寄には席まで誘導し、マイクで次の駅名やらドアがどちらに
開くかなどを、手を振り首を回し一生懸命アナウンス♪
おっおっおっおっおぉ~~♪ (スミマセン)
平凡な田舎の線路を行くローカル線の旅は、カワイイ車掌さんのおかげで大変
色づく^^ 途中で「えちぜん鉄道のカレンダーを発売しております♪」などと宣伝も
はいりました。「ワタシもうつってますよ♪」なんて言ったら売れるだろうなー!
そして東尋坊を見物するために、宿泊地の「あわら湯のまち」を通り過ぎ、終点の
三国港からはバスに乗る。ものの10分15分のはずなのだが、バスはしばらくすると
渋滞に巻き込まれて立ち往生w 海岸沿いの片道1車線だから、車が数珠つなぎ
だと動きようがない。なんでこんなに混んでいるの???
しばらく進むと、どこかの広場で「カニ祭り」をやっていて、そこには沢山の人w
ほぼみなさん車でやってくるので、一本道はふんずまっちまうんですぅ~~w
小一時間かかってやっと東尋坊についたぜ…w(゜゜)w
さすがに有名な観光地、若者も沢山います。
いよいよこちらです。「東尋坊」ってなんだ?ってか?
知らない人は知りませんよね(あたり前w)
それは次の回のお楽しみで… (^益^)ノ
ここは小浜湾。それを取り囲むように山が見えていますが、その向こうに大きな
若狭湾があるのです。
貝がコンクリートにめり込んでいるように見えます。一生をそこで過ごしたのだろうw
「マーメードテラス」というそうです。NHKの連ドラの舞台になったとか。あれって毎回
いろんなところが舞台になりますが、撮影はほとんどスタジオだよねェ(^益^)
さてなかなか立派なホテルに泊りました。オバマさんを讃えています。ご本人は…
ほとんど無視でしょうね^^;
露天風呂にも入り、まもなく夕食です。
さて今回の2週間の旅で、このときだけ夕食つきの宿泊となりました。温泉で夕食が
出ると、このようにどばーっと皿が並び、全部食べるのに苦労します。温泉を渡り歩く
旅なので、連日これではたまりません。
なので私は「素泊まり食事なし」を原則にしているのですが、この日は土曜で、
素泊まりでは予約が取れなかったのですw まあ一回くらいはいいですよね^^
一番右が甘海老、その左がこちら名産の寒ブリです。一番左にもブリの刺身が
並んでいますよね。それはしゃぶしゃぶにするのです。私はいきなりそれをそのまま
食べてしまいました^^;;
ブリは照り焼きでも出てきたぞ^^
この他にもまだまだありました。なので平らげるのが大変w 量で言うと半分で
いいなー。
この食事処は半個室になっており、ついたてがあって隣の声が聞こえてくる。
あちらは小学生くらいのおねいちゃん、おとうと、そのご両親の4人家族でした。
少年は家族旅行がとても嬉しいらしく、舞い上がってしゃべり続けでした。お母さんは
「カニを食べるのに少し集中しなさい」などとたしなめたりしていましたが、もう
はしゃぎ続け(^益^)w
舞い上がっているのは少年だけでなく、おとうさんも負けずにはしゃいでいました^^
よし、クイズやるぞー!俺がこれから話をするから、「なんで?」って言っちゃダメ
なのね?いいかー!
○×(少年の名前)がね、道を歩いていて、左に曲がりました!
それからまた左に曲がりました!
それからまたもう一度左に曲がって…野球をやりました!
少年: なんで?
おいー! 「なんで?って言っちゃいけない」って言ったじゃないかー!
(一同大笑い)
まったくー。これからさ、「ホームランを打ちました。そしたら負けました」って
言おうと思ってたのに、こんなに早く「なんで?」って言うのは想定外だったよー!
うわっはっはっはぁ~~!
いやあ、こちらまで幸せを分けて頂きました…(^益^)w
あちらのグループが先に食事を終えました。こちらは酒をダラダラ飲んでいるし^^;
すると少年が「隣はどうなっているんだ?」とのぞきに来て、おぢちゃんと目が合って
しまいました。
幸せな家族の食事を終えて、「おっさんがひとり」を見て、どう思ったかなーw
少年よ、あのね、おぢちゃんはあちこちから「えー!2週間も温泉を渡り歩くひとり旅
だってー?許しがたいな!」と羨ましがられているんだよ^^ ホントw
なんでえ、駅前の食堂は朝からやってるじゃないか。夜8時まででいいから営業して
くれないのかねェ~w 昨夜は肉まん2コだよ?
というわけで、列車に乗り次の目的地、小浜へ向かいます。
単線のローカル線、いいよね^^
お、「青松号」だ。このタンゴ鉄道、「青松」と「赤松」という観光列車が走っているのは
列車の中のポスターで知っていました。鉄道ファンなら時刻表を調べて乗ったりする
のでしょうが、私はたまたま乗る列車がコレだったのです^^
途中の駅で「赤松号」とすれ違いましたが、残念ながら撮影には間に合わずw
このように海の見える方向に席が並んでいます。伊豆に行く列車でこういうのが
ありますね~^^ この車両にばバーカウンターもありましたよ。
座っていると、「オッサン臭」がふわ~~んとしてくる。げっ!昨日の宿の布団の
ニオイがうつっちまったか?髪の毛だの服などをクンクンしてみるがようわからん。
もしかすると、ふたつ前に座っているオッサンか? ( ゜д゜)y-゜゜゜
そうでした…。そいつが降りたらニオイがしなくなりました。。。 _| ̄|〇 ホッ
さて小浜に到着です。この街、米国大統領のオバマさんが選挙に勝ったとき、お祝い
のメッセージを送ったとか。相手も当惑したでしょう^^; 同じ呼び方っつったって、
なぁ~んにもカンケーねえってかっ(^益^;
例によって駅前の商店街は大変寂しく、人の気配がないw
それでもヲヴァーサンが切り盛りしている古き良き喫茶店があり、コーヒーを飲んで
一服し、新聞に目を通す。他にもヲズィーサンがちらほらと来店。最後の憩いの場と
いうことかw それにしても、半分閉まっている店舗、持ち主は何をしているのだろう?
海岸近くにある宿に向かって歩き、さらに奥にあった商店街。ちらほらと店が開いて
いる。よそ者が歩いていると、「あいつなんだろ」とか思われそうw