さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

妙見温泉の天狗食堂

2014年02月22日 | 九州シリーズ



霧島神宮のバス停前。土産物屋も寂れているし、一杯やりながらのんびりするような
店も見当たらない。もうさっさと次の目的地、妙見温泉へ向かうかいw

バスの本数が少ないので、朝出てきた温泉郷へ戻り、そこからバスを乗り換えて
妙見へ。そのバスも2時間に一本だよー。



というわけでバスは宿泊予定のホテル前に到着した。まだ昼だから、チェックインも
できず、目の前にあった食堂に入って昼飯だ。ここ一軒だけ開いてたんだよ~^^;



おばちゃんひとりだけで経営。寅さんに出てくる「とらや」のおばちゃんにそっくり^^

メニューに「つまみ」とあるので、「つまみがあるってことは酒も出るってことですかぃ」
と尋ねると、「ありますよぉ~♪」と嬉しい対応。



というわけで、昼から鯉の刺身と山芋で熱燗だ^^ 鯉はここらの名物らしく、近所に
鯉を扱う魚屋もありました。どおりで新鮮で旨かったわけだ。

「どこから来たの?」から話が始まり、こちら股旅野郎だとわかると、いろんな土地の
話に花が咲く。この間の日本海沿岸の旅の話をすると、おばちゃんもそのへんは
だいぶ旅行しているらしい。「加賀屋に泊まったのよ♪」と嬉しそうに話す。

「えー!あの立派な?!」と驚くと、とってもニッコリ♪ 孝行息子が、いろんなところに
連れて行ってくれるそうです。

こちら妙見の温泉郷は、すっかり景気が悪くなっているそうで、客が全然来なくて
赤字になっても、この食堂だけしか開いてないから「やらなくちゃ」と頑張っている
そうです。以前は温泉泊り客が昼は食堂に来て、夜は隣のスナックに来たそうです。
また美容室もやっていて、何人も雇っている時代があったのに、いまはこの食堂だけ
だとか。

そうこう話している間にお銚子は2本目に突入。「昼間っからなぁ~^^;」と言うと、
「飲んで飲んで♪」と嬉しそう。俺が泊まる予定の宿で働いているおばちゃんが話に
やってきた。その人お酒が大好きで、宴会場に料理を持って行くと客と一緒に飲んで、
なかなか帰ってこないとおかみさんに怒られるそうです。このとき時間があれば、
一緒に飲んだのにねェ^^

超豪華列車「ななつ星」がこの温泉郷を通るのに、客は山の上の高級ホテルに
泊まって(一泊20マソだとか?)、こちらの温泉街に降りてきたことがないそうですw
あの列車、上は100マソみたいなチケットですが、今日のニュースで買うのにウン十倍
の倍率だったとか?格差広がってるネェ~~w

そうこう話しているうちに、旅館のチェックイン・タイムはとうに過ぎていた。またいつか
あのおばちゃんに再会することはできるかな~…。


霧島神宮へ

2014年02月21日 | 九州シリーズ



さて宿泊した霧島のホテルはサヨウナラ。旅館の和室を出るときは、洋風のシティ
ホテルを出るときよりも、寂しい別れの気分が強くなる。もう来ることもないだろなーと
思いながらのお別れ。

さてこれから霧島神宮を見に行くのです。バス停まで歩いてゆくと、さすが温泉郷、
あちこちに温泉の吹き出る湯気が立ち上っています。



あちこちに小さな宿(湯治場?)がありました。お客さんけっこういるのかな?



バス停に座っていると、目の前にこんな源泉がありました。それにしてもバスの本数
が少ない。乗客も滅多にいないから仕方がないのだろうけれど、乗れば20分くらいで
行けるところに、2時間おきぐらいにしか走っていな~いw

だから旅の計画が難しい。駅まで行っても列車が少ないから、この日の予定は
どうやっても何もない駅で2時間ほど待たなければならなくなりそうだった。バスが
駅に到着する2分後に列車が出る時刻表だったり…w

何通りかルートを考えた結果、逆まわりに戻ってくるコースにすると、なんとか「寒空に
2時間!」なんてことにならない作戦を立てることができたのでした。。。



さてさて霧島神宮の入り口に到着。



寒くても天気がよくて結構でした。山奥にあるというのに、さすがに有名なところだから
じじばばがそれなりに集まってくる。みなさん団体のバスで来ているんですねー。



立派な神社でしたよ。私はお寺のほうが好きなんですけどねー。



何せバスが少ないもんだから、神社に40分しかない?という予定と、2時間!という
予定のどちらにするか、という選択を迫られる。どこかに蕎麦屋でもあれば一杯
やりながらのんびりするというのがいいのですが、どうもそういう店もないw



せっかくなかなか行けない山奥の神社に行くというのに、最初から40分なんて決める
のはせわしすぎる。歩く時間も考えれば、せいぜい10分くらいでバス停に戻るって?

なので2時間滞在コースかな、と思っていたところ、そのつもりでのんびり歩いても
ゆっくり見て40分で充分なのでした(^益^;



「君が代」に出てくる「さざれ石」だそうです。

以前その歌を子供たちと教員に「必ず立って歌え」と指令を出した文科省の大臣、
「子供らが歌の意味を聞いてきたとき、先生はどう答えたらいいんですか?」の
質問に、ただ「難しいですね…」と答えただけだったのには笑えました。

命令出しといて、その内容は「難しい」で終わらせちゃうの??? (^益^)w

石となって、苔のむすまでなんだよなぁ~~^^;


霧島温泉で凍死寸前w

2014年02月20日 | 九州シリーズ



こちらが霧島温泉駅。ここで電車とバスの連絡に2時間ほど待つことになりそうに
なったのだが、駅前にはな~~んにもないので、なんとか前後で調節してやりくり
する。



極端に本数の少ないローカルバスに乗り込んで、山奥の霧島温泉へ向かう。
本数が少なすぎるもんだから、頼りにならない、とみんな乗らなくなる負のスパイラル。



ま~どうにかこうにか宿泊するホテルに着いたぜー。ひと昔前の巨大施設だ。



なかは広くて立派。これが建て増しで3段逆スライド方式なってる(わからんかな^^;)
メインの建物の1階は、くっついた隣の建物の4階で、メインの建物の2階が反対側
の建物の1階だったかな?

というわけでみんな迷う。奥の建物4階に俺の部屋があったが、若いお嬢さんたちが
エレベーターに乗ってきたとき、一生懸命「4」を押して、「えええ?!どうして押せない
の?止まらないってことー?」とあせってる。

私が「ここが4階なんですよ(^益^;」と言ってやると、ちと気まずい空気が流れる^^;

一番手前の建物の最上階が大浴場だったのだが、俺がそこでエレベーターを待って
いると、ヲヴァーサンが降りてきて、「またここに戻っちゃった…」と呆然とつぶやく。
ボケ老人になっちゃったのかと不安になりますよねー。ひまな私はヴァーサンに
「ここの建物の2階がフロントのある建物の1階で、そちらのエレベーターに乗り
換えないと向こうの…」と説明するが、複雑すぎてわからないようなので、結局どこに
部屋があるのかを聞き、そこのエレベーターまで送ってあげました^^ 一日一善!



こういう旅館だから、部屋は立派な広い和室。ひとりは贅沢だぜ(^益^)b



景色は開けており、晴れていれば遠く桜島まで見えるとか。残念ながらよく見えねえw

さて展望大浴場に行ったとき、そこには広~い湯船がふたつあり、俺の好きなサウナ
もありました。まだ午後4時頃だったので、風呂にはズィ~サンがちらほら。いや
どんな時間でもそうだろうけどw

貸し切り状態でサウナに入り、たっぷり熱くなってから、冷たい水風呂に入った。
コレ好きなのー^^ 水風呂は脱衣所から入って一番手前にあったので、あとから
入ってきたズィ~サンが湯加減を見ようと、ちょっと手を入れたら「ひゃー!」と
冷たさにびっくり。ふぉっふぉっふぉ!(^益^)b

ふひー。つめてー! 雪国だ、ここはアラスカだ。しゃむいしゃむい!でもね、目の
前に温かい湯船があるんだよ♪ ふひひ^^ 2~3分入ってすっかり体が冷たくなった
頃、そろそろ出て湯船に移動するかなー、と思ったその瞬間、事件は起こったwww

すぐ横の入り口のドアが開き、「お湯加減いかがでしょうか~~。失礼しまぁ~す♪」と
30前後の女性が入ってきたんだよ!髪を後ろで一本に束ねて、こざっぱりした
エプロン姿の清楚で気さくな雰囲気の…ま~俺ピンポイントのさー!

俺の目の前を通過し、そのお嬢さんは奥の湯船に行って温度計を入れ、湯加減を
見始めた。そろそろ冷たい水風呂を出ようとしていたのに、素っ裸でそのお嬢さんの
ほうに向かってゆくのもためらわれ、温度を測ったらすぐに出て行くだろうと思って
冷水のなかで待つことに。

ふつー若いお嬢さんくるかなー!これが職務命令出てたらセクハラだよ?スカス
客は平均年齢80前後のズィ~サンばっかり。見たくないもんぶらさげて、ズィ~サン
たちはそのお嬢さんに話しかけ、お嬢さんもニコニコと会話をしているでわないかー。

あっちとこっちの湯船を行ったり来たり。そのお嬢さんはなかなか出て行かない。
さすがにこの水風呂の温度は見に来ないが…w 2~3分ですっかり体が冷えてきた
のに、もう軽く5分は経過した。お嬢さんが入ってくるとき、むこう向きになっている
ときに出ちゃえばよかったか。こちらには背を向けて温度計を湯にさしこんでいる。
もう今すぐに立ち上がって振り返ってくるだろう、という気がする。だから出られないー。

まぢ冷えてきたよ。すっかり芯まで冷たいよ。手足のしびれはとうに来ていたが、
とうとう気が遠くなりそうになったので、「いまこっち向かないでねw」と念じながら
タオルを腰に巻いて出ることにしたのでしたw

いやなんか、もともと混浴で裸同士なら少しはましだけど、あっちは普通に服着てて、
こっちが全裸ってなんかハヂかしくね?

幸いこっちを向かなかったよ。見ても、どってことねーんだろうよ。冷たくなった体は、
ゆっくり湯船に入ったらしびれたぜーw


霧島温泉へ向かう

2014年02月19日 | 九州シリーズ



霧島温泉へ向かう途中の「いさぶろう号」は、途中「真幸」(まさき)という駅に停車。
「幸せの鐘」なんつーのがあって、乗客はカランカランと鐘を鳴らしたり記念撮影を
したり。「真の幸せ」と書くからって、なんかこじつけてるわけだw ようやるわ^^;



また急こう配の場所にきて、スイッチバックとな~る。3段階で高くなってるでしょ?
行ったり来たりで登ってゆくわけだ。



途中、吉松で「いさぶろう」を降り、今度は「はやとの風」に乗り換える。シャレてる
列車が続くよどこまでもw



今度は「指定席じゃねーと椅子はねーぞ」のいさぶろうとは違い、シックな座席に
座れる。

ところがどっこい、「特急料金」を取るんだよ!俺が乗る区間は各駅停車だって
いうのにさ!のんびり進むくせに「特急」だよ!

そもそも、だいたい1時間に1本の路線なんだよ。しかも12時台から2時台までは
ぽっかり走ってない。鉄道関係者はたっぷり昼休みをとっているってわけか?
んだから利用する列車の選択肢はないんだよ。それで別に速くもねーのに、
特急料金を払わなければならないシステムっていかがなものかと!(=゜益゜):;*.’:;



途中で味わいのある駅舎を見る。文化財になっているようなのがあるそうです。



しゃてー、ようやっと霧島温泉駅に到着しましたー。降りたのは俺ひとり。こうやって
去ってゆく列車を撮影しようとしていたら、車掌(ガイド?)のおねいさんが「ここは
のんびり停車するところじゃありませんよー。発車しちゃいますよー。出ますよー!」
と呼びかけてくる。

途中で乗り降りする乗客はほとんどいないし、やたらに5分、10分と停車して
のんびり観光しながら進む路線でしたからね^^;


肥薩線はループだのスイッチバックだの

2014年02月18日 | 九州シリーズ



1日に5往復しかしないという、なかなかローカルな肥薩線「いさぶろう」は進む。

途中の駅でちらほら止まる。だからこうやって外を歩いて写真を撮ったりできるわけ。



一日に5往復だってのにレールが3本? ふふふ。これはスイッチバックなのです。
箱根登山鉄道にもありますが、あまり急こう配だと一気に登れないので、進んで
戻って、また進む、というふうに3段階にいくのです。



そして珍しいループ線。山をぐるりと一周して登ってゆくのです。ここは頂上付近。
運転手は楽しいだろうなあ~。



さて下を見ると、さっきのスイッチバックの場所がよく見えます。見晴らしのいい所で
電車はわざわざ止まってくれるのです。とってものんびりなんですね~。そりゃこんな
ところを1分や2分急いだってしょうがないもんねえ。。。



途中何度か駅に停車。そのたびに数分降りることができます。駅で乗り降りする人は
皆無。実際に使われている「鉄道博物館」を見て回るような旅?



SLが展示されているところもありました。観光用に走るそうです。人気なようですよ。



矢岳というここは、日本3大車窓のひとつだそうです。確かに素晴らしい景色。

ガイドのおねいさんは、「どうぞ写真を撮って下さい~~」とアナウンス。
列車は2~3分止まり、少し動いてまた止まる。乗客全員が納得のいく撮影ができる
ように、きっちりしたサービスw(゜゜)w