千里山ブラウズ

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桜子 (さくらこ)

2010-04-03 00:01:18 | 作詞・作曲


桜子

あなたが生まれた時は 桜の蕾も
小さく膨らんで 春を迎えた
突然の電話に 駆けつけたパパも
怖ごわ抱き上げて 見つめていたわ

元気な泣き声に 困らせられたわ
明日の仕事を想いながら
そして何度も熱出して 心配したのよ
私の小指を握りしめてた


立てば歩めの願い 健やかに受けて
翔たく生命を 信じられたわ
自転車の補助輪を 外すねと言った時
不安な目をして 頷いていた

夕暮れの公園で 練習したよね
転んでは泣きそうになっていた
離したこの両手が 憶えていますよ
あなたは頑張り屋さんでしたね


La La La ‥‥

学舎へ向かう道の 名もない草花たち
あなたを祝うように 風にそよいだ
真っ赤なランドセルが 青空に揺れて
毎年小さくなっていった

友達できたかな 仲良くするのよ
他の誰かを虐めていないかと
ずっと瞳の綺麗なまま 育って欲しいと
いつも二人で話していたの


別れの季節彩る 花びらの下で
あなたを真ん中に 写真を撮した
最後の制服を 愛しむように
膨らむ夢を抱いて 見上げていた

しなやかに伸びた髪 結んであげたら
あなたは秘めた恋い話した
いつか芽生えた憧れに 心ときめかせて
優しく涙を流していた


《間奏》

本当の愛を求め 悩んでるあなたを
見守ることだけの 日々が過ぎて
哀しみ乗り越えた 心の強さで
素直な眼差しの 大人になった

信じられる人だから 寄り添っていたいと
真剣に紹介してくれたね
きっと苦しい事もある 感謝するのよ
「幸せに‥‥」願いを込めて

分かち合える人だから 歩いて行くのね
いつまでも私の娘だから
きっと寂しい時も来る 相談するのよ
「幸せに‥‥」祈りを込めて


あなたが生まれた時は 桜の蕾も
小さく膨らんで 春を謳っていたわ


作詞・作曲 : コバタイサオ
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※ ちょうど春休みで、僕の住んでいるマンションの周りでは、子供達の遊ぶ声が響いています。近くの公園で自転車の練習をする、懐かしい親子の姿も見ました。毎年繰り返されている窓外の光景ですが、その愛らしい主人公一人ひとりは、いつの間にか大人になって千里山を巣立っていきます。

※ 写真は『GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集』から「桜の花と風に吹かれる女子高生」を拝借しています。