今朝のテレビ・ニュースで新宿家電戦争のことが放送されていました。ヤマダ電機・新宿店がヨドバシカメラの牙城となっていた新宿に殴り込みをかけたという図式です。
解説では家電量販店を4タイプ、ヨドバシカメラやビッグカメラなどのカメラ量販店からのもの、ヤマダ電機のような大規模郊外型からのもの、ソフマップやヤマギワのような専門店からのもの、そしてエディオンのような地域密着型のものに分類し、地方(群馬県)発祥のヤマダ電機が都市型のヨドバシカメラやビッグカメラへ挑戦してきている構図を指摘していました。
因みにビッグカメラは池袋をメインエリアとしていたが、今回と同じようにヤマダ電機の進出でいち早く家電戦争が起こった街です。ヤマダ電機は戦略として従来からある地域密着ポイントカード(エクボカード)と連携することで、ビッグカメラの牙城に挑み成果を上げているということでした。新宿でも同じような手法を採るのでしょうか。
売り上げ比較では近々にもヤマダ電機が、ヨドバシカメラやビッグカメラの3倍にまで届こうという違いが出ており、量販店の本分である価格戦略で優位に立っていくのは明白です。迎え撃つ従来店も手を拱いている分けではなく、結果としてエリア全体の売り上げ活性化が見られている事実もあります。
翻って家電戦争の新たなエリアが話題を呼ぶに連れて、かつての家電の街秋葉原の更なる変容が予測されています。また我が大阪では難波ビッグカメラをヤマダ電機が既に凌駕し、僕もよく利用している梅田ヨドバシカメラは今後どうなのでしょうか。防衛策として阪急・阪神電車のスタシア・カードなどと連携する手もありそうですが‥‥。