千里山ブラウズ

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「丸福珈琲」梅田HEPナビオ店

2010-04-29 00:33:49 | Weblog

 先日の老舗喫茶店「北のアメリカン」閉店の記事に、平蔵さんから頂いたコメントに日本橋の「丸福珈琲」のことが推薦されていましたが、各駅で配布されている阪急阪神カードの春の広報誌『スタシア・トック』を見ていると、「丸福珈琲」梅田HEPナビオ店の情報が載っていました。
 梅田にあるということでお昼の食事の後で行ってみました。レジ横に置かれたパンフレットによりますと、大阪・千日前において昭和9年に創業している浪速の老舗珈琲店と謳われています。「昔から多くの文化人や芸人の方々に愛され、田辺聖子氏の小説の舞台として描かれたこともあります。」
 写真にあるように白磁に金巻きの大倉陶園のカップに角砂糖2つというのが、長く愛され続けている丸福の珈琲のスタイルです。このカップは取っ手に人差し指を入れるのではなく、摘むようにして持つタイプで指に力が要るので、僕は苦手にしています。一口飲むと直ぐにカップを下に置かなければいけないので、カップを持って暫く考え事をするような格好付けには向きません。
 肝心の珈琲の味の方は、独自の焙煎技術と抽出方法にこだわり続けているという強烈な濃さが印象的で、ゆっくり時間を掛けて珈琲そのものを楽しむ雰囲気です。またホットケーキなど懐かしいスイーツで、珈琲をマイルドに中和しながら飲むのも良いと想われます。

※ 長谷川慶太郎著『メガ・グループの崩壊』は世界経済や政治状況の的確な情報のもと、これからの日本企業と経済の進むべき方向を示しています。デフレ競争下における企業の効率化と技術革新を促し、厳しい構造改革を求める論旨にはより一層の迫力を感じます。しかし、世界デフレに対してマクロ金融政策だけではたいした効果は無いという部分には、先ずはデフレ脱却が第一とするリフレ派の僕にはやはり違和感が残りました。

メガ・グループの崩壊
長谷川慶太郎
フォレスト出版
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