新幹線などの優れたインフラや省エネ・環境技術など、日本の基幹産業に対する官民一体となった支援システムが遅まきながら始まったようですが、中小企業が独自に培ってきた技術を活かして、新しいものづくりに励んでいる様子が、先日NHKニュース番組『おはよう日本』で紹介されました。
僕も趣味の天文サークル活動で知っていた三鷹光器が、太陽熱エネルギーを取り出す機器を新開発していました。望遠鏡の製造を通して蓄積した天体の自動追尾技術を活かし、向日葵のように太陽を追い続ける太陽集光装置(ヘリオスタット : 反射鏡を利用して太陽光を集める装置です・世界特許取得済み)です。三鷹光器ではこれの他にも同技術を他分野にも活かしていきたいと考えています。
またグローバルエナジーという風力発電装置の会社が、先が細くなっている通常の風力発電の羽と違い、先へ行くほど広くなる羽が風エネルギー変換効率が高まるという、エポックメーキングな新製品を産み出したということでした。その他多様なスタイルの風力発電装置も紹介されました。
以前も農業用水のような小さな流れの中でも、水力発電できる装置の開発が他局で放送されていたのを見たのを想い出しました。
先日、新幹線の時速320キロが出る新世代車両の開発ストーリーが放送されていましたが、日本の技術はただ速さを求めるだけではなく、安全走行システムや音・振動の静かさも両立させるところが優れていました。そして、そのような大企業だけではなく中小企業の頑張りが、日本の至るところで行われているのが実感されました。